告訴状の製作例(初回提出)
昔、名誉毀損で告訴した時に自分で作ったものです。弁護士に頼らず自力で告訴にこぎつけたいという人のために、製作例を公開します。本当はpdfにしたかったのですが、環境を変えたらtexのコンパイルが通らなくなってしまったので、ソースのまま公開しますが、内容は読めるとは思います。なお、文末に列挙した資料は全て印刷物を添付し、番号を振って、警察署に持ち込みました。
何年も前に解決済みの事件ですので、個人情報につながるものは極力伏せ字にしましたが、消し忘れがあるかもしれません。気が付き次第伏せ字にします。
話が入り組んでいますが、これは、被告訴人が実名と紛らわしい仮名を使っていたこと、民事訴訟を視野に入れて被告訴人が使っていたプロバイダに対して発信者情報開示請求を前提としたログ保存の仮処分をかけている間に告訴の手続きをしていたこと、仮処分が通ってさて発信者情報開示本番いくぞってときに何と被告訴人が慰謝料払えという脅迫状(実名、住所、銀行口座番号つき)を郵送してきたため、開示請求の訴訟を待たずに相手がほぼ特定できてしまった、というちょっと変わった事情があったためです。
弁護士に告訴状の製作を頼むことは無かったのですが、手続上行政書士にお願いをして相手の住民票や登記簿をとっています。これは、相手が、姓が同じで名前が別のものを名乗ったため、同居の家族を騙った可能性が出て来たので、同居人が居て一緒にやっているのか、そもそも存在しない名前を名乗っていたのかをはっきりさせる必要が生じたためです。このように、主な部分を自分で書くとしても、法律家の持っている武器を利用する必要が生じることはあります。
提出書類一式としては
1.告訴状
2.証拠一式(印刷物に資料番号を振ること)
3.警察署長宛上申書(こんなにひどいんで捜査して処罰してください、をお願いする内容、このページの後の方にある)
4.資料説明書(資料番号・何の資料であるか・何が示せるか、を表にまとめる)
の4点セットを準備することになります。
なお、この時は、民事の方でログ保存の仮処分を突っ込んでからが時間との闘いになったため、資料番号生成マクロを作り込む時間がなく、資料番号自動生成なのに本文中で直接参照という情けないTeXソースになってます。ツッコミはご容赦ください(汗)。
(第一稿ここからーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー)
\documentclass[a4j,12pt]{jreport}
\usepackage{longtable}
%\thispagestyle{empty}
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\setlength{\topmargin}{0cm}
\setlength{\headheight}{0cm}
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\renewcommand{\labelenumii}{(\arabic{enumii})}
% 資料番号の生成
\newcounter{TheRefNum}
\setcounter{TheRefNum}{1}
\def\RefNum{\the\value{TheRefNum}\stepcounter{TheRefNum}}
%———————————————–記入はここに。理由は後の本文中に記入。
\makeatletter
\def\警察所長{○○県警○○警察署長}
\def\告訴の日付{\today}
\def\告訴人氏名{□□□□}
\def\告訴人住所{○○県○○市○○町}
\def\告訴人住所2{○○アパート}
\def\告訴人連絡先{phone:/fax:}
\def\被告訴人氏名{××代表 ■■■○○こと ■■■××}
\def\被告訴人住所1{○○県○○市……}
\def\被告訴人住所2{}
%個別の内容(書類の番号など)はここから下へ。
\makeatother
%———————————————–
\begin{document}
\begin{center}
{\LARGE 告 訴 状}
\end{center}
\begin{flushright}
\告訴の日付
\end{flushright}
\noindent
\警察所長 殿
\bigskip
\begin{center}
\begin{tabular}{ll}
(告訴人)& \\
& \告訴人氏名 \\
&\告訴人住所 \\
&\告訴人住所2\\
& \告訴人連絡先 \\
& \\
( 被告訴人)& \\
& \被告訴人氏名 \\
& \被告訴人住所1 \\
& \被告訴人住所2 \\
\end{tabular}
\end{center}
%告訴の趣旨————————————————–
\noindent
{\bf 第1 告訴の趣旨}
被告訴人の行為は,以下に述べるとおり,刑法230条1項の名誉棄損罪に該当すると思料するので,厳重に処罰されたく告訴する。
%犯罪事実————————————————–
\noindent
{\bf 第2 犯罪事実}
\begin{enumerate}
\item 告訴人□□□□に対する名誉棄損行為
\begin{enumerate}
\item 被告訴人 \被告訴人氏名 (以下,「被告訴人■■■」)は,告訴人□□とウェブページ製作技術をめぐって口論となったことをきっかけとして,\\
平成16年3月15日,「普段からパソコンに向かってネットサーフィンばっかりして国の公金をむさぼる国立系大学教員だからだろう」「博士号を2つも持っていて科学者きどりのオバタリアンが何の因果で文句をたれているのか」「人の足を引っ張ることだけに命を燃やす変態科学者になってしまうなんて」「御茶ノ水女子大学を除籍になり」「多くのエコビジネス会社から名誉棄損で訴えられそうになり」と虚偽の事実を××の公開されているウェブページ\\
http:/xxxxxxx/mizusyoubai.htm\\
上において公然と摘示し,\\
もって,告訴人□□が国立大学法人に勤務していながらネットで遊んで仕事をさぼっており,科学者でもないオバタリアンであり,変態科学者であり,母校であるお茶の水大学を除籍されるような人物で,名誉棄損行為を行う人物であるという印象を与え,同人の名誉を棄損した(資料17)。
\item 被告訴人■■■は,平成16年3月16日,「しかも,当方とのEメールのやりとりをそのままページ上に掲載したのである。しかも,自分に都合のいい形で転載して,こちらが悪いようにでっちあげたのである」「アホでルール違反するような大学研究者の理論なんて信用しない方がいいと思います」「普段からパソコンに向かってネットサーフィンばっかりして国の公金をむさぼる国立系大学教員だからだろう」「博士号を2つも持っていて科学者きどりのオバタリアンが何の因果で文句をたれているのか」「人の足を引っ張ることだけに命を燃やす変態科学者になってしまうなんて」「御茶ノ水女子大学に居られなくなり」と虚偽の事実を××の公開されているウェブページ\\
http:/xxxxxxx/mizusyoubai.htm\\
上において公然と摘示し,\\
もって,告訴人□□が,でっち上げによって他人をおとしめる行為をし,ルール違反するので信用ができず,国立大学法人に勤務していながらネットで遊んで仕事をさぼっており,科学者でもないオバタリアンであり,変態科学者であり,母校であるお茶の水大学に居られなくなるような人物であるとの印象を与え,同人の名誉を棄損した(資料29)。
\item 被告訴人■■■は,平成平成16年3月16日,「そして,トップページにおけるデザインとソースに関する徹底的な批判と本人の嫉妬などの悪感情を毎日,富永研究所を代表して発信しておりました」「個人や企業に対しての批判中傷を繰り返し」「商品ならびに人格をけなしています」と虚偽の事実を××の公開されているウェブページ\\
http:/xxxxxxx/index.htm\\
上において公然と摘示し,\\
もって,告訴人□□が,正当な理由もなく嫉妬心に基づいて個人や企業を中傷したり人格をけなしたりするような人物であるとの印象を与え,同人の名誉を棄損した(資料30)。
\item 被告訴人■■■は,平成平成16年3月16日,「頭のいかれたナンセンスな科学者」「掟破りのITおたく助教授の人間性はゼロ」「内容よりも技術が変態悪趣味と語り」「「おまえのHPは見にくいし環境無視の理屈馬鹿」と言われなければいけないのか?」「仲間を使いいたずらメールのオンパレードで人の迷惑顧みず」と虚偽の事実を××の公開されているウェブページ\\
http:/xxxxxxx/dokusinbusu.htm\\
上において公然と摘示し,\\
もって,告訴人□□が,頭がいかれてナンセンスで人間性もゼロで,単なる技術的問題を議論する際に相手に対して変態悪趣味・環境無視の理屈馬鹿と罵り,議論の相手に対して仲間を使っていたずらメールを出すような人物であるとの印象を与え,同人の名誉を棄損した(資料31)。
\end{enumerate}
\end{enumerate}
%告訴の経緯————————————————–
\noindent
{\bf 第3 告訴の経緯}
\begin{enumerate}
\item 告訴人□□は,修士課程の出身研究室でもあり現在の共同研究先でもあるお茶の水女子大学大学院人間文化研究科冨永研究室(冨永靖徳教授)にて,「冨永研究室びじたー案内」というウェブサイトを\\
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/\\
上において製作管理している。告訴人□□の専門は,水を始めとする液体の分光学的研究である。「冨永研究室びじたー案内」内には「水商売ウォッチング」というコンテンツがある。「水商売ウォッチング」は,いわゆる浄水器や活水器の宣伝に出てくる非科学的表現取り上げて批判しているサイトであり,「マイナスイオン」関連製品の非科学性についても批判を行っている。
\item 平成16年3月5日,被告訴人■■■は,「××代表 ■■■○○」と名乗って,\\
http:/xxxxxxx/\\
において,マイナスイオン製品を批判するウェブサイトを作ったので相互リンクしてほしい旨のメールを告訴人□□に対して送信した(資料1)。告訴人□□が,被告訴人■■■のウェブサイトを閲覧したところ,ページに表示されるべき図や文章がお互いに重なって表示され,何が書いてあるのか読み取れない状態であった。そこで,告訴人□□は,ページが表示されないこと及び表示されない原因はページの作り方にあるのではないかということを被告訴人■■■にメールで連絡したが,被告訴人■■■は,ページが見えないのは告訴人□□のウェブ閲覧環境の問題であると主張した。告訴人□□は,同人が参加しているメーリングリストko-mlに被告訴人のウェブサイトの話題を投稿し,表示されない原因及び表示可能な環境について議論を求めた。告訴人□□は,ko-mlにおいて得られた,表示可能な環境に関する情報と表示されない理由及び被告訴人とのメールのやりとりを「すごいページからリンク依頼が・・・」という文書にまとめ,同人の管理するウェブサイト\\
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/\\
内にて公開し,被告訴人■■■に対して公開した旨メールで通知した(資料1ないし16,但し資料16はこの後追加修正したもの)。
\item 被告訴人■■■は,告訴人□□が「すごいページからリンク依頼が・・・」を公開したことに対し,告訴人□□の名誉を棄損する内容を含んだウェブページを,\\
http:/xxxxxxx/\\
にて公開した(資料17)。
\item 告訴人□□は,被告訴人■■■が行っている名誉棄損行為について,ko-mlに話題提供を行った(資料18ないし17)。
\item 被告訴人■■■は,冨永靖徳教授に対して,「すごいページからリンク依頼が・・・」を削除するよう求めるメールを送った(資料21)。冨永靖徳教授は被告訴人■■■に対し,削除できるのはお茶の水女子大学ウェブ・ページ運営規則等に違反した場合のみであること及び今回のウェブページの内容には規則違反が無いという返事を送信した(資料22)。
\item そこで,3月16日に,告訴人は被告訴人と,ウェブページ製作に関する技術について再び話し合いを開始した。同日夜,ウェブページの構成を見るために,告訴人が被告訴人のウェブサイト\\
http:/xxxxxxx/\\
にアクセスしたところ,メニューを表示するための画像の一部が表示されない状態になっていた。このため,告訴人は被告訴人に対し,誤操作で削除したのではないかと注意を促すメールを送信した(資料23ないし26)。
\item ところが,被告訴人は,単にボタンが見えないことを指摘したメールに対する返事として,告訴人に対して性的嫌がらせのメールを3月17日に送信した(資料27)。
\item 被告訴人は,3月17に\\
http:/xxxxxxx/\\
において,資料23ないし26を改訂した内容の,告訴人を中傷する内容のウェブページを公表した(資料29ないし31)。
\item 告訴人は,被告訴人が性的嫌がらせのメール(資料27)を送信したことから,被告訴人とは話し合いの余地はないと判断し,被告訴人に対し,一切のメール送信を停止した。しかし,被告訴人は,その後,一方的に嫌がらせと挑発のメールの送信を繰り返した(資料32ないし40)。被告訴人は,4月3日,お茶の水女子大学に対し,既にお茶の水女子大学ウェブ・ページ運営規則等に違反していないことの説明がなされているにもかかわらず,告訴人のウェブページを削除するように要請するメールを送信した(資料42)。被告訴人は,告訴人が運営するウェブサイトの掲示板に,告訴人を中傷する書き込み,いわゆる「掲示板荒らし」を,4月4日から4月7日まで連続して行った(資料41,資料43ないし49,資料51ないし59)。その一方で,被告訴人はトルマリンに関する資料のコピーを,自身が行った荒らし行為には全く触れず,告訴人に郵送した(資料50)。さらに,被告訴人は,4月6日,掲示板「みてみてみ」(管理人はBeyondこと吉田敏洋氏)\\
http://www13.big.or.jp/~beyond-1/junk/index.htm?brd=12\\
において,告訴人がネット利用時に使用している通称(いわゆるハンドルネーム)を騙って書き込みを行い(資料60の[2449]),その上,被告訴人が行った書き込みをあたかも告訴人が行ったかのように装う別ハンドルネームでの書き込みをするという,告訴人に対する嫌がらせを行った。(いわゆる自作自演行為)(資料60の[2455])。被告訴人による告訴人が管理する掲示板荒らし行為を防ぐために,告訴人は4月7日,被告訴人が利用しているコンピュータyahoobb221030060028.bbtec.net(221.30.60.28)が当該掲示板に書き込めなくする技術的措置をとり,その旨を掲示板にて告知した。(資料61)
\item 被告訴人は,4月8日,「こちらの批判ページを削除しない限りリアクションは続けます」と,嫌がらせを今後も続けることを予告するメールを告訴人に対して送信した。そのメールの中で,被告訴人は,Yahoo BBの個人情報漏えい事件について述べ,告訴人が犯人の仲間であるという事実無根の中傷を行った(資料62)。
\item 被告訴人は,4月11日頃に,\\
http://www.geocities.jp/fromhida/hanzaisya.htm\\
で,再度告訴人を中傷するウェブページを公開した。この内容は,告訴人が確認したときは既に消去されていたが,内容を見た人がメーリングリストに情報を提供したため,名誉棄損の行為が別途新たに行われたであろうことが,告訴人の知るところとなった(資料63)。
\item 被告訴人は,4月12日に,プロバイダであるソフトバンクBB株式会社が告訴人の行為について警察に相談したことを装うメールを送信した(資料64)。この中で,被告訴人は,「株式会社ソフトバンクBB Web管理マネージャー 橋本圭祐」なる人物を騙った。告訴人が,Yahoo BB カスタマーサポートセンターにメールで問い合わせたところ(資料65),橋本圭祐なる人物はソフトバンクBBに存在しないこと,および被告訴人が既にYahoo BB!に対し4月3日に解約を申し込んでおり,解約工事が4月13日に行われたという連絡があった(資料67)。
\item 被告訴人は,4月15日に,告訴人に対して,「(サーチエンジン)googleの表示結果に対する措置を検討してください」というfaxを送信した(資料66)。googleの検索結果の順位付けはgoogleの社内秘で一般利用者が直接結果を変えることはできなないことが知られており,検索エンジン最適化(SEO)を意図して告訴人に相互リンクを依頼した被告訴人もそのことを知っていた。同日,被告訴人は,「法的には問題ないのかな?」というメールを,KDDIが提供するdionというプロバイダサービスを利用して,告訴人に送信した(資料68)。このメールの中で,被告訴人は,告訴人が被告訴人を変態悪趣味呼ばわりしたととれる記述をしているが,そのような事実はない。同日,被告訴人は,告訴人の管理する掲示板に,性的嫌がらせの表現を含む書き込みを行った(資料69)。このため,告訴人は,改めて,dion経由の掲示板書き込みをすべて禁止するという技術的措置をとり,その旨掲示板にて告知した(資料70)。同時に,資料68に示すメールをKDDIのプロバイダの担当者宛に送信し,告訴人の掲示板に対する荒らし行為をやめるように要請し,KDDIより対応を行ったという報告を受けた(資料71)。被告訴人が,プロバイダを変えることで書き込み禁止を措置をくぐり抜けて掲示板荒らし行為を継続したために,告訴人はdionからの書き込みを全て禁止にせざるを得ず,このため,無関係な一般利用者まで掲示板に書き込めなくなり,告訴人の業務が妨害された。
\item 被告訴人は,4月17日,お茶の水女子大学宛に,告訴人が不正アクセス禁止法に違反しているという虚偽の報告をメールで行い,告訴人の名誉を棄損した(資料72)。
\item 被告訴人は,4月19日,被告訴人の使用しているパソコンのブラウザソフトが消えたことが告訴人の仕業であると主張するfaxを,告訴人に送信した(資料73)。この内容も事実無根で,告訴人には被告訴人の使用しているパソコンに直接アクセスする手段は持っていない。
\item 被告訴人は,4月20日正午頃,告訴人の職場に電話をした。電話はおよそ90分に及んだ。告訴人は,被告訴人に対し,3月17日以降一切メールを送っていないことを伝えた。さらに,インターネットの仕組みについていくつか簡単に説明した。さらに,何か交渉したいことがあるのなら内容証明で告訴人宛に直接送るように伝えた。
\item 4月下旬,セラピーを行っている民間団体「催眠誘導研究所」の掲示板で,被告訴人が使用していた飛騨郎という名前での書き込みが削除されたという記録を告訴人が見つけたので,催眠誘導研究所に状況を問い合わせた。4月28日,催眠誘導研究所の掲示板管理者から,告訴人に対する罵声的書き込みであるという報告をうけた(資料74)。催眠誘導研究所と告訴人とは,これまでに何の関係もなく,告訴人は催眠誘導研究所のウェブサイトを見たことさえなかった。
\item 被告訴人は,5月13日,お茶の水女子大学大学院人間文化研究科の冨永靖徳教授に対し,告訴人に転送してほしい旨の書状を書き送った。書状には,被告訴人の銀行口座番号が記載されており,被告訴人に対して示談金20万円を請求する内容であった。さらに,告訴人に対して誓約書に署名を求め,冨永教授に対しても連帯して署名することを求めた(資料78の1)。被告訴人は「■■■○○」と名乗っていたが,住所や電話番号は明らかにしておらず,この書状で氏名が■■■××であることと,連絡先住所が明らかとなった(資料78の1ないし78の3)。
\item 告訴人は,被告訴人による示談金20万円の請求を理由とする本人の所在確認のため,行政書士に依頼して,被告訴人の住民票および当該住所における××××の登記の有無を調査した。取得した住民票により,被告訴人の氏名が確かに■■■××であって当該住所に居住していること,■■■○○氏との同居の事実は無いことを確認した。また,当該住所における事業者名××××の登記は存在しないことを確認した。(資料79の1,79の2)
\item 被告訴人が実在することは確認できたが,もともと被告訴人は「■■■○○」と名乗っており,告訴人に対する名誉棄損,業務妨害,嫌がらせ行為をしたのが被告訴人だけなのか,それとも他に誰か居るのかがはっきりしなかった。そこで,5月29日,告訴人は被告訴人に対し,回答の期限を6月14日とし,本人確認のための文書を内容証明郵便にて送付した(資料80の1,80の2)。回答の期限が到来しても被告訴人からの回答が得られなかったため,告訴人は,6月20日,被告訴人の行為を列挙し,刑事告訴及び民事訴訟によって責任を追及する旨を記載した文書を内容証明郵便にて送付した(資料81の1,81の2)。これに対し,被告訴人は,6月25日,一応の謝罪文を告訴人に対し送付したが,書かれている内容に事実と全く反する部分があった(資料82の1,82の2)。資料80に示した被告訴人に対する本人確認の要求も無視されたままであった。そこで,告訴人は,6月28日,被告訴人に対し,事実誤認を指摘し,法的措置をとることを予告する書状を内容証明郵便にて送付した(資料83の1,83の2)。
\end{enumerate}
%まとめ————————————————–
\noindent
{\bf 第4 まとめ}
以上に示したように,被告訴人は告訴人に対して名誉棄損行為を行うだけでは足りず,執拗な嫌がらせのメールを送信したり告訴人の管理する掲示板に対する荒らし行為を行ったり,その他無関係な掲示板にまで告訴人を中傷する書き込みを繰り返したり告訴人になりすまして荒らし行為を行ったり他人を騙って告訴人に嫌がらせを繰り返すなどしており,告訴人の権利を侵害する意図があり,行為が悪質であることも明らかであるから,貴警察署におかれては,速やかに捜査を行って非告訴人を摘発し,厳重に処罰するよう求めるものである。
%———————————————————
\bigskip
\begin{center}
{\Large 添付書類}\\
\end{center}
\begin{enumerate}
\item 告訴人□□□□の上申書 1通
\item 資料説明書 1通
\item 資料1ないし83 各1
\end{enumerate}
%———————————————————
\newpage
\begin{document}
\begin{center}
{\LARGE 上 申 書}
\end{center}
\begin{flushright}
\告訴の日付
\end{flushright}
\noindent
\警察所長 殿
\bigskip
\begin{center}
\begin{tabular}{ll}
(告訴人)& \\
& \告訴人氏名 \\
&\告訴人住所 \\
&\告訴人住所2\\
& \告訴人連絡先 \\
& \\
( 被告訴人)& \\
& \被告訴人氏名 \\
& \被告訴人住所1 \\
& \被告訴人住所2 \\
\end{tabular}
\end{center}
%まえがき?————————————————–
\noindent
{\bf 第1}
告訴人が被告訴人を告訴するに至った経緯については,以下の通りです。
%告訴に至る経緯————————————————–
\noindent
{\bf 第2 告訴に至った経緯}
\begin{enumerate}
\item 告訴人は,共同研究先のお茶の水女子大学において,ウェブサイト「冨永研究室びじたー案内」\\
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/\\
を製作し公開しています。このウェブサイトのコンテンツの一部に「水商売ウォッチング」があり,浄水器や活水器という水処理装置の宣伝について,非科学な内容を取り上げて批判を行っています。その中の一部に「マイナスイオン」を批判した部分があります。
\item 被告訴人は,\\
http:/xxxxxxx/\\
で,平成16年3月上旬に,マイナスイオンについて啓蒙を目的とするページを作って,公開していました。いつ頃から公開を始めたのかについては,告訴人ははっきりしたことを知りません。ただ,被告訴人からウェブページへの相互リンク依頼があった,平成16年3月5には存在していたことが確かです。
\item 被告訴人は,告訴人に対し,平成16年3月5日に,非告訴人の製作したサイトへの相互リンクを依頼するメールを告訴人に送信しました(資料1)。告訴人が,被告訴人のウェブサイトを見たところ,告訴人の使用していた環境では,文字や図が重なってしまって読むことができない状態でした。そこで,見えないことを知らせるメールを送りました(資料2)。被告訴人は,ページが見えないのは告訴人の環境が原因であるというメールを送りました(資料3)。ウェブページが特定の環境で表示されるかどうかというのは,純粋に技術的な問題です。それで,告訴人は,被告訴人に対し,告訴人が使用している環境についてメールで知らせました(資料4)。また,ウェブページの製作環境についても問い合わせました。被告訴人の使用しているツールで読み込んでも表示がうまくされませんでしたし,htmlファイルを読んでみたところ,タグの構造が非常に複雑なものになっていたからです。しかし,被告訴人は,ページが見えないのは告訴人の環境のせい(マックを使っているか,プロバイダに原因がある)と主張して譲りませんでした(資料5)。さらに,告訴人は「ネチケットに違反している」とも書き送りました。被告訴人の製作したウェブページのタグ構造が複雑であることと,他人に対してネチケットを説くという態度から,告訴人は,被告訴人がインターネットの利用についてそれなりにベテランであると,このときは判断しました。それで,閲覧環境によって見えないページを公開することもまたネチケット違反である旨,返信しました(資料6)。\\
そのあと,被告訴人のページがどの程度表示環境を選ぶのか知るため,告訴人が参加しているko-mlというメーリングリストに情報を提供しました。資料7が,このときの投稿内容です。\\
ところが,被告訴人は,技術的なことをわかってないのは告訴人の方であるというメールを送ってきました。しかも,単なる技術的な議論を「屁理屈」と決めつけました(資料8)。そこで,告訴人の方も,それに応じた返事をしました(資料9)。被告訴人が技術的にどういう思い込みをしているのかわからなかったので,参考までにこれまでのやり取りをko-mlに流し(資料10),本格的に表示可能な環境の募集をし(資料11),表示環境を変えてみた結果についても報告しました(資料12)。\\
被告訴人は,相変わらずの調子で,告訴人を罵るメールを出してきました(資料13)。\\
この間,メーリングリストで,いろんな環境で見た結果について,情報が集まりました。そこで,それをまとめて,被告訴人のウェブサイトで公表しました(資料14の1ないし資料14の4)。資料14のウェブぺージの内容は,平成16年3月13日に製作を始めましたが,段階的に内容を変更したので,最終的な内容を資料として添付しました。古いものは残っていません。最初の部分に,追加情報をまとめました。「問題のページのありか」は最初から変更していません。「ページの表示例」は,メーリングリストの参加者の方から画像をいただいたので,段階的に数を増やしました。「問い合わせた結果」の表も,最初から作っていて,情報が集まるのに応じて随時項目を増やしました。「コメント抜粋」は,表示が乱れる原因がわかるまではいろんな意見をメーリングリストから転載していましたが,最終的に原因が判明したので,まとめのみの掲載とし,「まともに表示させる方法」を追加しました。「製作者様とのやりとり」は,最初は平成16年3月13日までにやりとりしたメール内容を掲載していました。なぜ,表示可能な環境の情報を集めることになったのかという説明をするには,htmlの書き方に技術的問題があることを被告訴人がどうしても認めないということを示す必要があったからです。メールの公開そのものについては,被告訴人は「×× 代表」と名乗っていたので,公人であると考えられたので,プライバシー保護の問題は生じないと判断しました。その後,問題はhtmlファイルそのものであることを示す資料を公開していることを,平成16年3月15日に被告訴人にメールで通知しました(資料15)。これに対して,資料16に示す返事が来ました。ここで既に被告訴人は告訴人のことを「人格障害者」「人権無視」と断じています。ただ,最後に「さようなら」とあったので,これ以上何もしないのだろうと思っていました。
\item ところが,平成15年3月15日に,被告訴人は資料17で示す内容をウェブサイトで公開し,告訴人の名誉を棄損しました。公開開始の正確な日時はわかりませんが,3月15日,16日に存在したことは確かです。このページは,被告訴人のウェブページのトップからリンクが張られているという状態で公開されました。公開時のURLは,\\
http:/xxxxxxx/mizusyoubai.htm\\
でした。「普段からパソコンに向かってネットサーフィンばっかりして国の公金をむさぼる国立系大学教員だからだろう」「博士号を2つも持っていて科学者きどりのオバタリアンが何の因果で文句をたれているのか」「人の足を引っ張ることだけに命を燃やす変態科学者になってしまうなんて」「御茶ノ水女子大学を除籍になり」「多くのエコビジネス会社から名誉棄損で訴えられそうになり」というのは虚偽の事実です。ネットは使っていますが,必要な情報を得るためであって,当然,遊んでいるわけではありません。また,告訴人は,ウェブサイトを製作・管理しているので,ネットを利用するのは当然のことです。科学者気取りと書かれても,実際には,告訴人は研究もちゃんとやっていて発表論文もあります。告訴人は,お茶の水女子大学の修士課程に在学しましたが,単位を取得し修士の学位も得て修了しており,除籍になった事実はありません。さらに,名誉棄損で訴えられたこともありません。訴えてやると脅してきた会社はありましたが,訴状は一通も受け取っていません。\\
ここは少し記憶がはっきりしないのですが,冨永教授だったか,掲示板の常連の方だったかが,問題のページの存在について教えてくださったと思います。このとき,資料18に示すような内容を,直前から情報収集に協力してもらっていたko-mlに流しました。この時点では,私はページ内容を見ていません。表示が乱れてしまっていて,とてもトップページからたどれる状態ではなかったからです。その一時間後位に,ファイル名も含めたURLを誰かが私に教えてくれたので,内容を見ることができました。それで,ファイル名も含めた文書の所在場所をko-mlに投稿しました(資料19)。さらに,著作権侵害を見つけたのでネタとしてko-mlに投稿しました(資料20)。問題となったページは,筑波大学の非常勤講師の方が,告訴人のウェブサイトを題材として講義を行った後の,学生アンケートをまとめたものです。被告訴人は,それを丸ごとコピーしたファイルを被告訴人のサイトに置いていました。私の作った文書ではないので,私が被告訴人に著作権侵害を主張するわけにはいきませんでした。その後まもなく,無断コピーの部分は削除されたようです。
\item 被告訴人は,平成16年3月15日,つまり,告訴人の名誉を棄損する内容を公開した後で,お茶の水女子大学大学院人間文化研究科の冨永教授にメールを送りました(資料21)。告訴人の公開しているウェブページの公開をやめさせて欲しいという内容でした。\\
お茶の水女子大学には,「お茶の水女子大学ウェブ・ページ運営規則」があります。冨永教授はこれにしたがって判断し,削除はできないという返事を被告訴人に対して送りました。同時に,今回のことは行き違いであるということも指摘しました(資料22)。
\item 平成16年3月16日に,被告訴人は,再び話し合おうという内容のメールを告訴人に送りました(資料23)。SEO対策を気にしていたと書いてありました。SEO対策というのは,サーチエンジンで検索したときの表示順位を上げるにはどうするかという対策で,閲覧者数が多かったり,相互リンクの数が増えたりすると,検索で上位に来ると言われていますが,本当のところはサーチエンジンを運営している会社の企業秘密です。また,そのメールの最後には,「批判ページと相互リンクの件はそちらの任意でいいので自由に措置してください」と書いてありました。そこで,告訴人も,改めて,ウェブ製作の技術的な議論をする返事を被告訴人に送りました(資料24)。その後,ko-mlに,被告訴人と再度話し合いになりそうだという内容を投稿しました(資料25)。ウェブページの方は,この日の夕方に,メールのやりとりの部分については被告訴人が気にしていたようなので削除し,表示環境に関する情報や,実際にどう表示されるかといった画像については残しました。被告訴人がウェブサイトを改訂するときの情報として利用できると考えたからです。\\
この日,帰宅するときに,被告訴人のウェブサイトの内容をダウンロードしようとしたら,メニューへのリンクボタンの画像ファイルが軒並み無くなっていました。実は,この日,冨永教授から電話があって,被告訴人のウェブについて何かフォローできることがあったらするように,と言われていたのです。それで,環境を選ばずに,ほぼ意図した通りに見えるように書き直す方法を提案するために,htmlファイルを読むつもりでした。被告訴人がSEOを気にしていると思っていたので,ただでさえ見える環境が限られているページのメニュー画像が軒並み空白では,SEOが良くなるわけがないので,とりあえずメニュー画像が見えないということだけ,被告訴人にメールで知らせました(資料26)。
\item 平成16年3月17日に,被告訴人は,告訴人に対し,性的嫌がらせのメールを送りました(資料27)。前日普通に技術的な話し合いをしていたのに,何の前触れもなく告訴人を変態呼ばわりするメールが来たので,これはもう話し合いは不可能と判断しました。そこで,このメールも含めて再度資料14に示したウェブページ内でこれまでのメールのやりとりを公開し,以後,告訴人に対して一切メールを送らないことに決めました。あまりにひどかったので,経過報告として,ko-mlにも話題提供しました(資料28)。
\item さらに,平成16年3月16日に,被告訴人は,告訴人の名誉を棄損する内容をウェブサイトにて公開しました。ファイルは3つありました。\\
(資料29)http:/xxxxxxx/mizusyoubai.htm\\
では,「しかも,当方とのEメールのやりとりをそのままページ上に掲載したのである。しかも,自分に都合のいい形で転載して,こちらが悪いようにでっちあげたのである」「アホでルール違反するような大学研究者の理論なんて信用しない方がいいと思います」「普段からパソコンに向かってネットサーフィンばっかりして国の公金をむさぼる国立系大学教員だからだろう」「博士号を2つも持っていて科学者きどりのオバタリアンが何の因果で文句をたれているのか」「人の足を引っ張ることだけに命を燃やす変態科学者になってしまうなんて」「御茶ノ水女子大学に居られなくなり」と書かれていました。これらはすべて事実無根です。メールは正確に全文引用しており,でっち上げの余地などありませんでした。ルール違反でないことは,お茶の水女子大学ウェブ・ページ運用規則を示して,冨永教授が既に説明済みです。ネットサーフィンばかりしているわけではありませんし,第一,そんな暇などありません。ウェブ制作上の技術的問題についての議論はしましたが,文句をたれたわけではありません。別に人の足を引っ張ってはいませんし,変態でもありません。お茶の水女子大学に居られなくなったこともありません。修士課程は普通に修了しましたし,博士(理学)の学位は論文博士ですから,そもそも在学の必要はありません。また,今に至るまでお茶の水大の冨永教授とは共同研究をしており,書かれた内容は事実に反します。\\
(資料30)http:/xxxxxxx/index.htm\\
では,「そして,トップページにおけるデザインとソースに関する徹底的な批判と本人の嫉妬などの悪感情を毎日,富永研究所を代表して発信しておりました」「個人や企業に対しての批判中傷を繰り返し」「商品ならびに人格をけなしています」とありましたが,これも事実無根です。技術的問題がどこにあるのかという疑問から調べることはしましたが批判はしていませんし,「本人の嫉妬」も意味不明です。ウェブサイトについては「冨永研究室を代表」していないことは,ページタイトルが「冨永研究室びじたー案内」となっており,ページ中にも「当ページの沿革」という部分を設けて説明していることから明らかです。個人に対する批判は,既に著作があるか,会社や組織の代表者であるか,本人の名前でコンサルタント等の仕事をしており実質公人とみなされる場合にしか行っていませんし,中傷はしていません。なお,商品や人格をけなしたことはなく,印刷あるいは公表された製品の宣伝内容そのものについての議論をするに止めております。\\
(資料31)http:/xxxxxxx/dokusinbusu.htm\\
では,「頭のいかれたナンセンスな科学者」「掟破りのITおたく助教授の人間性はゼロ」「内容よりも技術が変態悪趣味と語り」「「おまえのHPは見にくいし環境無視の理屈馬鹿」と言われなければいけないのか?」「仲間を使いいたずらメールのオンパレードで人の迷惑顧みず」とありますが,これも事実無根です。前の2つが中傷であることは明らかだと思います。また,この内容からは,告訴人が被告訴人に対して「変態悪趣味」「理屈馬鹿」と言ったという主張が読み取れますが,そのような事実はありません。「変態」「悪趣味」「馬鹿」という主張は全て,被告訴人が告訴人を罵るときに用いた言葉であって,告訴人の側からこのようなことは一度も言っていません。また,告訴人は,ウェブに公開した以外のメールを被告訴人に送ったことはありません。
\item とにかく,被告訴人とはまともな話し合いは不可能と判断したので,一切のメール送信を止めていました。平成16年3月18日に,被告訴人は告訴人に「あれから1週間」というメールを送りました(資料32)。文章中の「賭け」は,告訴人がko-mlに流した偽情報が,メーリングリスト参加者によって被告訴人に通報されたと思われます。被告訴人の公開した資料29ないし31があまりにも誹謗・中傷に満ちていたので「そのまま公開を続けた場合,告訴人が何もしなくても,見た人からのクレームで遠からず削除せざるを得なくなるだろう。一体何日持つだろうね?」と,告訴人と冨永教授の間で話題にしていたというのが真相です。メーリングリストというのは参加者だけで投稿内容を共有するのが基本です(中には,投稿内容が自動的にhtmlファイルとして一般に公開されるシステムをとっているものもあります)。ko-mlは,投稿内容の公開を行っていません。ただ,参加者の一部が,被告訴人に,本来外部には出さないことになっている内容を流している可能性があったので,その確認をするために,被告訴人が目にしたら確実に話題にしそうな内容を意図的にko-mlに流してみました。もちろん,資料32への返信はしませんでした。何の前触れもなく告訴人を変態呼ばわりするような被告訴人と,「腹を割って話し合う」など,到底無理なことですから。
\item 平成16年3月19日から3月26日にかけて,被告訴人は,資料33ないし資料40に示す嫌がらせのメールを告訴人に送信しました。告訴人としては,どれに対しても返事を出さず,無視しました。放置しておけば,そのうち飽きてやめるだろうと思っていたのです。
\item 平成16年4月4日から平成16年4月7日までの間,被告訴人は,プロバイダyahooBBを利用して,告訴人が管理している掲示板に嫌がらせの書き込み(いわゆる荒らし行為)を行いました。荒らし行為は,プロバイダを変更後も行われました。その投稿リストを資料41に示します。\\
具体的な投稿内容は,資料43ないし資料49と,資料51ないし59に示しました。
\\荒らし行為がやまないため,告訴人は,被告訴人が使用しているリモートホストからの掲示板への書き込みを制限しました(資料61)。\\
一連の荒らし行為を続けている間,被告訴人は,お茶の水女子大学に対し,告訴人を中傷する内容のメールを送りました(資料42)。このメールは,告訴人が,被告訴人に対し名誉棄損を理由とする民事訴訟を提起する際の証拠として利用したいということを理由として,お茶の水女子大学冨永教授経由で,お茶の水女子大学の企画広報室よりコピーを書面でいただいたものです。\\
さらに,被告訴人は,告訴人に対し,まるで何事もなかったかのような手紙を送ってきました(資料50の1ないし50の5)。トルマリンやマイナスイオンに関する資料のコピーが同封されていました。被告訴人の住所はどこにも書いてありませんでした。消印は高山局で4月6日になっていました。\\
被告訴人は,「みてみてみ」という掲示板\\
http://www13.big.or.jp/~beyond-1/junk/index.htm?brd=12\\
において,告訴人が普段使用しているハンドル名(ネット上で使われる,個人を識別する名前)であるapjを騙った書き込みを行いました(資料60,メッセージ番号2457で管理人が指摘)。偶然ハンドル名が一致したのなら仕方ありませんが,告訴人の名前を騙っての表現行為は告訴人の権利を侵害するものです。\\
\item 告訴人が被告訴人に対して,掲示板への書き込み禁止措置をとったので,被告訴人は再度告訴人にメールを送ってきました(資料62)。この中で,被告訴人は「私はそちらがこちらの批判ページを削除しない限りリアクションを続けます」と断言しており,嫌がらせであることが明白です。さらに,これは,資料23で「批判ページと相互リンクの件はそちらの任意でいいので自由に措置してください」と被告訴人が告訴人に書き送ったことと全く矛盾しています。このメールに対しても,告訴人は返事は出しませんでした。
\item 平成16年4月11日に,被告訴人は再び別のウェブページを製作し,告訴人を中傷する内容を公開したようです。ko-mlのメンバーが見つけて情報提供をしました(資料63)。それによると,新しいURLは,\\
http://www.geocities.jp/fromhida/hanzaisha.htm\\
だったようです。告訴人が気付いた時には,既に内容が削除されてしまっていて,確認することができませんでした。
\item 平成16年4月12日,被告訴人は,ソフトバンクBBの管理者を装って,ソフトバンクBBが告訴人について警察に相談したという偽のメールを送信しました(資料64)。ソフトバンクBBは,Yahoo BB!というプロバイダサービスを提供している会社です。告訴人が,ソフトバンクBBに問い合わせたところ,まず,資料65に示す内容が返送されました。さらに,資料67のメールが送られてきました。それによると,資料64で騙られた「橋本圭祐」なる人物がソフトバンクBBに在籍した事実はないこと,被告訴人はYahoo BB!の利用者であったが,既に退会を申し込み,工事も終了したということがわかりました。つまり,被告人による一連の掲示板荒らし行為は,退会申し込みをしてから工事が行われるまでの間,つまりプロバイダからクレームが来ないと思われる条件をわざとに狙ってやったものと思われます。
\item 平成16年4月14日,被告訴人は告訴人にfaxを送信しました(資料66)。faxは,告訴人の勤務先である,山形大学物質生命化学科宛に送られました。googleでのindexに関する措置をとるように要求する内容でしたが,そんな方法は存在しないので,このfax内容については放置しました。翌4月15日,被告訴人は,告訴人にメールを送りました(資料68)。日付が表示されないということについての苦情でしたが,告訴人としては被告訴人のパソコンのことなど知りませんから,このメールもそのまま無視しました。
\item 平成16年4月15日,被告訴人による,告訴人が管理している掲示板への荒らし行為が再開されました(資料69)。プロバイダを特定してのアクセス禁止措置をとっていたのですが,被告訴人はプロバイダを変えることで,アクセス禁止措置をすり抜けました。そこで,告訴人は被告訴人に対し,再度アクセス禁止措置をとることになりました(資料70)。被告訴人が利用したプロバイダはKDDIが提供しているdionでしたが,このプロバイダは接続の度にホスト名とIPアドレスがランダムに変更されてしまうため,被告訴人に対して制限をかけるには,dion経由のアクセスを全て禁止する他はなく,他の一般の利用者にまで影響が出ることになりました。\\
プロバイダを変えてまで荒らし行為を継続するというのは非常に悪質であると考えたので,告訴人はKDDIに通報しました。KDDIは迅速に対応し,被告訴人に対して,荒らし行為を止めさせることを約束させました(資料71)。
\item 平成16年4月17日,被告訴人は,再び,お茶の水女子大学企画広報室に対し,告訴人が不正アクセス禁止法に違反しているという虚偽の内容をメールで送りました。この行為によって,告訴人の名誉が棄損されました。
\item 平成16年4月19日,被告訴人は,手元のパソコンのブラウザが見えなくなったことまで,告訴人に原因があると決めつける内容のfaxを,告訴人の職場に送信しました。告訴人にとっては全く身に覚えのないことです。
\item 平成16年4月20日,被告訴人は,告訴人の職場に電話をしてきました。電話では誤解が生じるので,交渉は内容証明で告訴人宛に送るように伝えました。電話は約100分におよびました。内容は,インターネットの仕組みの技術的な話題が主でした。つまり,メールを誰かに見られるとしたらどんな場合かとか,ウェブサイトを荒らされるのはどういう問題があった時か,といった内容です。交渉事については意図的に話題にしませんでした。
\item 被告訴人が一連の掲示板荒らし行為で使用したハンドル名は,多くが「○○○○1」となっていました。ところが,一部に「飛騨郎(徳永)」というものが混じっていました。当初は何のことかよくわからなかったのですが,後になって,「催眠誘導研究所」という,心理セラピーを行っている民間団体の掲示板に,飛騨郎という名前で書き込みがあってそれが削除されたという記録を見つけました。そこで,催眠誘導研究所の管理者に問い合わせたところ,告訴人を中傷する内容が書かれていたことがわかりました(資料74)。告訴人からの問い合わせでは,トラブルを恐れて内容を出してくれなかったのですが,警察が捜査してくだされば,きっと出してくださるのではないかと思います。
\item 被告訴人の行為があまりにしつこく悪質であったので,告訴人は,「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」(以下プロバイダ責任制限法)に基づいて,発信者情報の開示請求を行い,民事・刑事両面での責任を追及する事にしました。それに先立って,発信者情報が消されてしまうと開示請求訴訟が無駄になりますから,発信者情報の消去を禁止する仮処分命令申立書を東京地方裁判所に提出しました(資料75)。債権者は告訴人,債務者は,被告訴人に対してウェブサーバを提供したヤフー株式会社です。平成16年5月16日に提出,同日受理(資料76)され,平成16年5月28日に,年内はログを保存するという内容で和解となりました(資料77)。警察の捜査が行われるのであれば,年内であれば証拠が残っている状況となっています。
\item 本来であれば,プロバイダに対して発信者情報開示請求訴訟を提起するのが筋なのですが,この手続きに入っていた頃に,被告訴人が,告訴人に対して,誓約書に署名し示談金20万円を振り込めと要求する書状を送ってきました。正確には,書状は冨永教授宛に送られ,告訴人に手渡しするように求めていました(資料78の1ないし78の3)。消印が高山局であったことから,同一人物であろうと思われました。この書状で初めて被告訴人の住所氏名および銀行の口座番号が明らかになったのですが,これまで名乗っていた「■■■○○」ではなく,「■■■××」となっていました。
\item そこで,本人確認のため,告訴人は行政書士に依頼し,被告訴人の住民票を取り寄せました(資料79の1ないし79の2)。書状に書かれていた住所に,確かに「■■■××」が実在することがわかりました。ここで初めて,被告訴人の存在を確認することができました。しかし,まだ,本人のみが一連の行為を行ったのか,複数人で行ったのかがはっきりしません。そこで,本人確認を求める内容証明を作って送りました(資料80の1ないし80の2)。この内容証明に対する返事は来ませんでした。
\item さらに,告訴人は,被告訴人のおこなった一連の行為を,刑事と民事に分けて列挙し,告訴および提訴する旨を予告する内容証明を送りました(資料81の1ないし81の2)。これに対し,被告訴人は書状にて返信しました(資料82の1ないし82の3)。しかし,その内容には,いろいろと間違いが含まれていました。そこで,間違っている点を指摘する内容証明を送りました(資料83の1ないし83の2)。
\item 以上のような状況で本日に至ります。告訴人は仕事の合間に資料を整理し,告訴状,上申書,資料説明書を作成しました。被告訴人の一連の行為のうち,刑事事件となりうるのは,ウェブサイトで告訴人を中傷した行為だけだと思います。しかし,それ以外の行為があまりにもしつこく,悪質であったので,ぜひ被告訴人を厳重に処罰していただきたく思う次第です。
\end{enumerate}
%———————————————————-
\newpage
\begin{center}
\Large{資料説明書}
\end{center}
\setlongtables
\begin{longtable}{|c|l|}
\hline
%\parbox{20mm}{資料番号} & \parbox{135mm}{概要}\\
資料番号 & 概要 \\
\endfirsthead
\hline
資料番号 & 概要 \\
\endfirsthead
\hline
%=== 1
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月5日に被告訴人が告訴人に送信した,ウェブサイトの相互リンクを依頼するメール} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月12日に告訴人が被告訴人に送信した,被告訴人のサイト内容に関するコメントと,ウェブサイトの表示自体が乱れてしまって見えないというメール} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月12日に被告訴人が告訴人に送信した,被告訴人のウェブサイトがうまく表示されないのは告訴人の使用している環境に問題があると主張したメール} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月12日に告訴人が被告訴人に送信した,告訴人がネット閲覧時に使用している環境及びウェブ製作ツールを使った場合の表示結果について伝えたメール} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月13日被告訴人が告訴人に送信し,告訴人の環境で被告訴人のウェブサイトが表示されないのは告訴人の利用しているパソコンの機種,OS,プロバイダーに問題があると主張したメール} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月13日に告訴人が被告訴人に送信した,告訴人の環境では大学の回線を使っておりプロバイダは無関係であること,及び,問題は被告訴人の製作したhtmlファイルの書き方にあることを伝えたメール} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月13日に告訴人がコンピュータ技術者が多数参加しているメーリングリストko-mlに送信した,被告訴人のウェブサイトの製作方法に関する質問。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月13日被告訴人が告訴人に送信した,告訴人による技術的指摘は塀理屈であると主張したメール} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月13日に告訴人が被告訴人に送信した,被告訴人からの送信内容をそっくり被告訴人に送り返したメール} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月13日に告訴人がメーリングリストko-mlに送信した,被告訴人との口論の内容} \\
\hline
%=== 11
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月13日に告訴人がメーリングリストko-mlに送信した,被告訴人のウェブページを表示可能な環境を問い合わせるメール。メーリングリスト参加者のさまざまな環境で見ることで,うまく表示できる環境とできる理由を調べるために送信したもの。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月13日に告訴人がメーリングリストko-mlに送信した,被告訴人のウェブページを表示するためにブラウザの設定を変えた結果を報告したメール} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月13日に被告訴人が告訴人に送信した,告訴人をアホと罵るメール} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{【14の1】平成16年3月13日,告訴人が自身の管理するのウェブサイトで公開を開始した,被告訴人とのやりとりをまとめた文書。ただし,何度か書き直しており,公開当時は「まともに表示させる方法」に,ko-ml参加者によって出されたコメントをそのまま掲載していた。また,メールのやりとりの公開は,平成16年3月13日までの分であった。【14の2】被告訴人のウェブサイトがうまく表示されていない例。【14の3】被告訴人のウェブサイトがうまく表示されていない例。【14の4】被告訴人のウェブサイトがうまく表示された例。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月15日に告訴人が被告訴人に送信した,告訴人のウェブサイトで表示状況の調査結果を公表していることを被告訴人に知らせたメール} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月15日被告訴人が告訴人に送信した,告訴人を人格障害者と中傷するメール。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月16日,被告訴人がhttp:/xxxxxxx/内で公開した,告訴人の名誉を棄損する内容の文書で,今回の告訴の直接の原因となったものである。公開開始の正確な時期は不明だが,平成16年3月16日には確実に存在した。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月15日に告訴人がメーリングリストko-mlに送信した,被告訴人のウェブサイトに反論が掲載されたことを知らせたメール。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月15日に告訴人がメーリングリストko-mlに送信した,被告訴人が資料17の内容を公開したことを知らせたメール。被告訴人は,ウェブサイトの特選リンク集に告訴人のウェブサイトを入れたままで資料17を公開していた。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月15日に告訴人がメーリングリストko-mlに送信した,被告訴人が告訴人の名誉を棄損するページ(資料17)において,筑波大学で行われた授業アンケートの結果を無断で複製して掲載し,他人の著作権を侵害していることを指摘したもの} \\
\hline
%=== 21
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月15日,被告訴人が,お茶の水女子大学大学院人間文化研究科の冨永教授に送信したメール。この中でも,被告訴人は「表現が幼稚,ひたすら批判中傷で自分の世界観が絶対でケンカに勝つまでやるといった攻撃的な性格」と,告訴人に対する中傷を行っている。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月15日,冨永教授が被告訴人に送信したメール。冨永教授は,お茶の水女子大学ウェブ・ページ運営規則条文を示し,被告訴人が代表を名乗ったので公人とみなされるため規則に抵触しないことを説明した。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月16日に被告訴人が告訴人に送信し,話し合いのやり直しを提案するメール。被告訴人は,口論となったのが行き違いであることを認めた。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月16日に告訴人が被告訴人に送信した,ウェブ関係の技術を改めて議論する内容のメール。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月16日に告訴人がメーリングリストko-mlに送信した,被告訴人と再度話し合いになったことを知らせたメール。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月16日に告訴人が被告訴人に送信した,被告訴人のウェブサイトのボタン画像が見えなくなっていることを知らせたメール。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月17日に被告訴人が告訴人に送信した,告訴人を変態公金泥棒と罵り,かつ性的嫌がらせを意図したメール。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月17日に告訴人がメーリングリストko-mlに送信した,被告訴人からの嫌がらせメール。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月17日,被告訴人がhttp:/xxxxxxx/内で公開した,告訴人の名誉を棄損する内容の文書で,今回の告訴の直接の原因となったものである。公開開始の正確な時期は不明だが,平成16年3月17日には確実に存在した。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月17日,被告訴人がhttp:/xxxxxxx/内で公開した,告訴人の名誉を棄損する内容の文書で,今回の告訴の直接の原因となったものである。公開開始の正確な時期は不明だが,平成16年3月17日には確実に存在した。} \\
\hline
%=== 31
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月17日,被告訴人がhttp:/xxxxxxx/内で公開した,告訴人の名誉を棄損する内容の文書で,今回の告訴の直接の原因となったものである。公開開始の正確な時期は不明だが,平成16年3月17日には確実に存在した。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月18日に被告訴人が告訴人に送信したメール。「冨永さんと賭けていた」は,メーリングリストko-mlから被告訴人への情報流出の有無を調べるために告訴人が「被告訴人の名誉棄損がいつまで続くか冨永教授と賭けている」という内容を意図的に流したものが,参加者の誰かによって伝わったと思われる。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月18日に被告訴人が告訴人に送信したメールで,被告訴人は告訴人に対して「気の小さい人」「神経が飛んで思考能力ゼロ」と決めつけ,挑発を行っている。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月21日に被告訴人が告訴人に送信したメールで,被告訴人は告訴人似対し「公的な機関に相談して正式な対策をとります」と告知した。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月21日に被告訴人が告訴人に送信したメール。「中内祐二」というのは,山形大学理学部生物学科の教員で,山形大学理学部のウェブサーバ管理者である。googleの順位を告訴人が変化させたことは事実ではなく,単なる嫌がらせ目的で書いたものと思われる。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月24日に被告訴人が告訴人に送信したメール。「教授と賭をしてお奢るはめになり」とあるが賭けをした事実はない。「しつこくWebページやメールを送って」とあるが,3月17日以降,告訴人は被告訴人に1通もメールを送っていない。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月24日に被告訴人が告訴人に送信したメール。告訴人が他人名義で被告訴人にメールを送ったと主張している。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月25日に被告訴人が告訴人に送信したメール。被告訴人は,告訴人がgoogle index操作をしたと主張しているが,事実無根である。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月25日に被告訴人が告訴人に送信したメール。被告訴人は,告訴人が今回の件を「2ちゃんねる」に書き込んだと主張しているがこれは嘘で,告訴人は2ちゃんねるへの書き込みはしていない。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年3月25日に被告訴人が告訴人に送信したメール。「安井教授と恋仲」と根も葉もない中傷が書かれていた。} \\
\hline
%=== 41
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{被告訴人が,告訴人の管理するウェブサイト内に設置した掲示板に書き込みをおこなった時間とメッセージ番号と使用したリモートホストの一覧表。告訴人は掲示板を自作しており,掲示板に残されたログからこのリストを作成した。8840番までがyahooBBを経由しての書き込み,9151番がdionを利用した書き込みである。yahooBBのIPアドレスは,平成16年4月12日までに被告訴人から送信されたメールのヘッダ情報に埋め込まれたものと同一で,同じパソコンが使われていたことを示している。書き込まれた内容には嘘や中傷が多数含まれており,被告訴人の行為はいわゆる「掲示板荒らし」に該当する。告訴人の名誉を棄損する内容が多数含まれているが,「公然と摘示」された後の削除権限は掲示板管理人である告訴人にあるところ,証拠保全のために告訴人は敢えて削除を行っていないので,告訴理由としていない。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月3日に被告人がお茶の水女子大学ホームページ運営委員会に送信したメール。告訴人の製作したウェブページの削除を要請する内容である。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月4日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8669])。被告訴人は,告訴人がメールで行った質問に答えなかったことについて「曖昧な対応をしたまでで,」と,わざとに曖昧な態度をとったことを認めた。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月4日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8673])。被告訴人は「ここの管理人さんはいろんなHNをお持ちのようで多重人格者のようですね」と書き込んだが,これは根拠のない中傷で,告訴人はapjというHN以外使用していなかった。被告訴人は「変態さを露出する高学歴博士」「素人ユーザーや学生ユーザーを欺き」「人間不信の半狂乱女」と虚偽の事実を公然と摘示し,告訴人の名誉を棄損した。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月4日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8684])。被告訴人は告訴人について,「非生産的な意見ばかりで自分の研究室での成果を発表しない」と虚偽の事実を公然と摘示した。告訴人はお茶の水大内のウェブサイトで冨永教授と共著の論文一覧を公表しており,当好内容中に言及されている講演は,告訴人に講演を依頼してきた側が研究以外のコメントを求めてきたから応じたものであるから,いわれのない中傷である。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月4日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8686])。被告訴人は告訴人について「MLにも偽名で登録していて男性の名前で登録しており,こちらの発言にすぐ応対するバカ」と虚偽の事実を公然と摘示し,告訴人の名誉を棄損し,さらに「君はカルトな人だから勝つまでやりあう精神」と告訴人を挑発した。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月5日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8707])。被告訴人は「□□氏の発言はほとんど嘘」「不安と恐怖で自律神経失調症プラスパニック障害になっている」「催眠を少しかじっている」「4人の催眠術師に催眠術を習ったようなことを言っていた」「日本語ができない知能指数」などと虚偽の事実を公然と摘示し,告訴人の名誉を棄損した。} \\
\hline
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月5日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8728])。被告訴人は「相変わらず変態悪趣味な文面」「いたずら電話はするわ,」「メールソフトをお釈迦にした」「こちらの個人情報を発見し,不正行為に走ったのは最悪で鬼畜となった女の嫌らしさが露呈した」などと虚偽の事実を公然と摘示し,告訴人の名誉を棄損した。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月5日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8739])。特に問題のある内容ではないが,被告訴人がなぜ突然催眠術の話題を書き始めたかが謎。なお,この書き込みのハンドル名は「飛騨郎(徳永)」となっているが,後に,心理セラピーを行っている「催眠誘導研究所」という団体のウェブサイト管理者の名前が徳永であり,被告訴人が「催眠誘導研究所」の掲示板に告訴人を中傷する書き込みを行い,管理人によって削除されていたことがわかった。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月6日に被告訴人が投函した告訴人宛の郵便物。【50の1】被告訴人から告訴人に宛てた書状。【50の2】トルマリンに関する説明文書(出典不明)。【50の3】トルマリンに関する書籍のコピー。【50の4】トルマリンに関する雑誌のコピーと思われるが出典不明。【50の5】封筒表紙のコピー。高山局に4月6日に投函されたことがわかる。被告訴人の連絡先は,封筒裏側にも書状中にも書かれていなかった。} \\
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%=== 51
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月6日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8743])。被告訴人は「いままでのネット不正行為がバレてしまったら」と,虚偽の事実を公然と摘示し,告訴人が不正行為をする人物であるという印象を与え,告訴人の名誉を既存した。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月6日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8761])。被告訴人は催眠術の話を書き込むばかりで,前後の議論とのつながりが全く不明である。嫌がらせのために書き込んだと思われる。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月6日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8772])。ハンドル名は「飛騨郎(徳永)」になっている。被告訴人は「催眠誘導研究所の掲示板荒らしは君だったか?」と告訴人を疑っているが,告訴人が催眠誘導研究所に確認をとったところ,今回催眠誘導研究所の掲示板を荒らしたのは飛騨郎を名乗る人物であることが判明した。さらに,被告訴人は「入院中の大学教員の仕業なら許すしかないか」「鬱病とパニック障害の費用で薬の効き目なし」「脳内ホルモンが異常になって早くも更年期障害か」などと虚偽の事実を公然と摘示し,告訴人が精神病であるという印象を与え,告訴人の名誉を棄損した。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月6日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8788])。ハンドル名は「飛騨郎(徳永)」になっている。被告訴人は「あんたはほんまのアホか」と告訴人を中傷した。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月6日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8795])。被告訴人は告訴人に対し「ド暇なインチキ科学者」「催眠の技術を
飛騨郎さんから盗もうと企んでいるようで嫌ららしい」などと,虚偽の事実を公然と摘示し,告訴人の名誉を棄損した。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月7日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8807])。被告訴人は,告訴人のウェブサイトの1ヶ月あたりのヒット数について「1ヶ月1000〜1500ヒット」と書いたが,告訴人はウェブサイトで1日1回アクセス統計をとって公表しており,1日平均40000〜50000のヒット数となっている。被告訴人は調べればすぐわかることについて,嘘を書いて公表した。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月7日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8821])。被告訴人は「お茶大で許可もなく富永研究室に入り込んだ」と虚偽の事実を摘示しているが,告訴人は冨永教授及び理学部物理学教室の許可を得て冨永教授と共同研究している。さらに被告訴人は「ロボット化した変態悪趣味マシーン」「ここまでくるともう1回精神病院に入ったほうがいいだろう」と虚偽の事実を適示し,告訴人が精神異常者であるという印象を与え,告訴人の名誉を棄損した。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月7日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8833])。被告訴人は告訴人について,「こちらの個人情報を盗んで変態メールを送信する」と虚偽の事実を公然と摘示し,告訴人の名誉を棄損した。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月7日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([8840])。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{悪徳商法マニアックスhttp://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/内の「みてみてみ」という掲示板のログ。被告訴人は,メッセージ番号[2449]で,告訴人が普段から一貫して使用しているハンドル名apjを騙って書き込みを行った。「みてみてみ」の管理人は[2457]で書き込みに使用されたリモートホストのIPアドレスを示すことによってこのことを指摘している。} \\
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%=== 61
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月7日に告訴人が自身の管理する掲示板に書き込んだ内容([8850])。被告訴人の,いわゆる掲示板荒らし行為を止めるために,掲示板に対して被告訴人が使用するリモートホストからの書き込みを禁止する措置をとったことを告知したもの。プロキシ経由の書き込みも制限したため,書き込めなくなる利用者も出て,対応を余儀なくされた。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月8日に告訴人が被告訴人に送信したメール。「私はそちらがこちらの非難ページを削除しない限りリアクションは続けます」と,告訴人にページを削除させる目的で今後も嫌がらせを継続する意思表示を行った。「資料を送りました」とあるのは,資料50を送ったことを指している。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月11日に,告訴人が参加しているメーリングリストko-mlに送信されたメール。送信したのはメーリングリスト参加者の1人で,被告訴人がウェブ製作者MLでいわゆる自作自演行為を行ったことと新たにウェブサイトを開設して被告訴人が告訴人を中傷していることを見つけたので,その情報を参加者に提供したもの。新しいウェブサイト自体は,告訴人が確認する前に削除された。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月12日に被告訴人が告訴人に送信したメール。被告訴人は,「株式会社ソフトバンクBB Web管理マネージャー 橋本圭祐」なる人物を騙り,あたかも,ソフトバンクBBが警察にたいし告訴人を告発したかのような内容を偽造した。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月13日に告訴人がYahoo! BBカスタマーサポートセンターから受け取ったメール。資料64に示したメール内容の真偽の程を確認したことについての最初の回答。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月14日に被告訴人が告訴人に送信したfax。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月15日に告訴人がYahoo! BBカスタマーサポートセンターから受け取ったメール。資料64に示したメール内容の真偽の程を確認したことについての回答。橋本圭祐なる人物が在籍したことはなく,被告訴人は4月3日に解約申請を行い4月13日にが終了していること,虚偽告訴の事実はないこと,が書かれていた。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月15日に被告訴人が告訴人に送信したメール。被告訴人は告訴人に対して「人のことを変態悪趣味呼ばわりする資格はないのでは?」と述べているが,告訴人が被告訴人を変態悪趣味と呼んだことはメールのやり取りや掲示板書き込みを通して一度もなく,逆に被告訴人が告訴人を何度も「変態悪趣味」と中傷し,その上で変態悪趣味と発言したのが告訴人の方であるという虚偽の事実を送信したり摘示したりしたのである(資料17,資料27,資料29,資料32,資料48,資料57)。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月15日に被告訴人が告訴人の管理する掲示板に書き込んだ内容([9151])。被告訴人はdionというプロバイダサービスを利用して書き込んだ。プロバイダを変更すれば告訴人による書き込み禁止をすり抜けることが可能である。被告訴人は,告訴人に書き込み禁止措置をとられたにもかかわらず執拗に書き込みを継続するつもりであったことが明白である。被告訴人は「頭がどうも危険信号」「個人情報を盗んで何がおもしろいのか」と虚偽の事実を摘示し,告訴人の名誉を棄損した。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月15日に告訴人が自身の管理する掲示板に書き込んだ内容([9154])。被告訴人に対するアクセス禁止措置を講じたことを告知した。dionは接続の度にリモートホストに割り当てられるアドレスがランダムに変更されるため,被告訴人の書き込みを禁止するためにはdion利用者全てに対して書き込み禁止とするほかはなく,無関係な利用者多数に影響が出た。アクセス禁止措置をとることを余儀なくされたことで告訴人の業務が妨害された。} \\
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%=== 71
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月15日に告訴人がKDDIより受け取ったメール。告訴人が被告訴人の行動について,dionを提供しているKDDIに連絡したことについての回答である。KDDIの担当者は被告訴人に連絡をとって,以後掲示板への投稿を行わないことを約束させた。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月17日に被告訴人がお茶の水女子大学企画広報室に送信したメール。被告訴人は「こちらが以前加入していたプロバイダーに不正侵入しこちらの個人情報を入手し,いたずらメールを送信しました」「不正アクセス禁止法に違反しているため,かなり法律をなめている人だと思います」などと,虚偽の事実を摘示し,お茶の水女子大学に対して告訴人の名誉を棄損した。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月19日に被告訴人が告訴人に送信したfax。被告訴人は,被告訴人のパソコンでインターネットエクスプローラが見当たらなくなったことを告訴人のせいにしている。文中に「山下さんからのメールを無視して攻撃」とあるが,告訴人は被告訴人に対して一切の連絡をしておらず,KDDIネットセキュリティーグループの山下氏によって掲示板への書き込みが禁止されたことで,今度は方法を変えてfaxを送ってきたのは被告訴人の方である。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年4月28日に,催眠誘導研究所の徳永氏が告訴人に送信したメール。告訴人が,催眠誘導研究所のウェブサイトの掲示板に飛騨郎なる人物の書き込みが消去された痕跡を見つけて,内容について問い合わせたことについて,催眠誘導研究所からの回答。内容の開示はなかったが,催眠誘導研究所は書き込み内容を保存しており,内容が告訴人を中傷するものであったことがわかった。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年5月19日に被告訴人が債権者となり,ヤフー株式会社を債務者として,被告訴人の発信者情報の消去を禁止する仮処分命令の申立てを行った。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{被告訴人を債権者としヤフー株式会社を債務者とする発信者情報の消去を禁止する仮処分の申し立ては,平成16年(ヨ)第1866号として受け付けられた。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年5月28日,平成16年(ヨ)第1866号は債権者と債務者の間で和解が成立した。和解内容は被告訴人に関する総務省令に定める発信者情報を平成16年末まで消去しないというものであった。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年5月13日に被告訴人がお茶の水大冨永教授に送った書状。【78の1】被告訴人の住所氏名fax番号と振り込み口座が示されていた。被告訴人は,■■■○○と名乗っていたが,この書状では■■■××と名乗った。書状は,冨永教授に対して,告訴人に内容を転送するように求めるもので,告訴人に対し示談金20万円の支払い及び同封の誓約書に冨永教授と連名で署名を求めるものであった。【78の2】封筒表側。高山局の消印で5月6日に投函されたものである。【78の3】書状の中の住所氏名と差出し人氏名は一致している。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{被告訴人による金銭の要求があったので,そのことを示して行政書士に本人確認のための所在調査を依頼した。この結果,被告人の住所氏名が一応判明したが,■■■○○が何者であるかは不明のままであった。【79の1】調査結果の報告。■■■××なる人物が確かに資料78の1の住所に存在しているが,■■■○○氏は同居していない。また,当該住所に○○○○あるいは××××という法人は登記されていない。【79の2】■■■××の住民票} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年5月28日に告訴人から被告訴人に対し内容証明で送った書状。この書状について,被告訴人から告訴人に対する回答は無かった。【80の1】■■■○○と■■■××の関係および本人確認をする内容。回答期限を平成16年6月14日とした。【80の2】配達証明。} \\
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%=== 81
\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年6月20日に告訴人から被告訴人に対し内容証明で送った通告書。【81の1】被告訴人の行為を,刑事責任を追及可能なものと民事責任追及可能なものに分けて列挙し,告訴および提訴を行う旨予告する内容である。【81の2】配達証明。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年6月25日に被告訴人が投函した告訴人宛ての書状。【82の1】被告訴人は文面では「失礼なことをした」と書いているが,告訴人が列挙した事実について詳細を検討してはおらず,さらに,告訴人が把握している事実と異なる内容が書かれていた。【81の2】配達証明であることを示す封筒の表。【81の3】封筒の裏。} \\
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\parbox{20mm}{資料\RefNum} &
\parbox{135mm}{平成16年6月20日に告訴人から被告訴人に対し内容証明で送った書状。【83の1】資料82の1で示した書状の内容のうち,事実に反すると告訴人が考えた部分を列挙して指摘した。【83の2】配達証明。} \\
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\end{longtable}
\end{document}