postheadericon 民法の聴きどころ(その1)

「民法の聴きどころ」米倉明著(成文堂)4-7923-2421-1
 大学1年生を対象とした、民法の講義をどういう心構えで受講するかについて書いてある。

「担当教師が指定した教科書」というのはもとよりその最新版をさしているのであって、旧版をさしているのではない。(17ページ)

 つまり、判例変更やら追加やらがあるので、学習内容にもそれを反映させないと危ないという話。工学部やら理学部の講義が、最先端は論文レベルで変わるとしても、学部レベルの講義内容が最近の論文のせいで大きく変わったりすることがないのと比べ、法律を学ぶには最新の情報収集にも労力をかけないといけないという話。
 準用やら読替やらがやたら多い条文は、担当の役人ですらそのままでは理解できず、現場じゃ書き直したものを使っているという話に吹いた。やっぱり、普通の国語力を持った国民が読んで分かる程度のものを提供して欲しいよなぁ。
 最近、法律の勉強の仕方のようなものを読んでるのは、いざ教科書から自分でノートを作ろうとしたとき、どうするとうまくいくか考えているからだったりする。メモせず頭に入るほど私ゃ賢くないし、予備校のサブノートの丸映しじゃしょうがないし……。

 てことで、電車の中で読みながら移動。

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