※同じ内容をnoteにも書いたが、あっちは圧力で消されかねないので、直接私と訴訟しない限り削除できないこちらにも同じ内容を残しておく。
「呉座勇一先生の裁判を支える会」のサイトに「呉座先生、日文研復職のお知らせ」が掲載された。
「研究・教育・言論・メディアにかかわるすべての人へ」という文書に発起人の賛同者多数の名前を添えて公開され、その騒動を理由に研究者を一人クビにするということが起きた。何が問題かは当時私もここに書いた。女性差別を防止する一般的な声明の体裁をとりつつ、実は呉座氏のみをターゲットにするというシロモノだった。ところで、現在、オープンレター自体は役割を終えたとして削除されており、検索しても出て来ない。オープンレター自体の(オブラートの)部分は、一応は、性差別に反対する女性を攻撃するなという主張をしていて、2023年現在も、性差別に反対する女性への攻撃がほぼなくなったとは言えない以上、役割を終えた、という意味がはっきりしない。もしここでいう役割=呉座氏をクビにすること、と解釈した場合にのみ一応の意味は通りそうだけど。そして、オープンレターが役割を終えた、とされた後もずっと訴訟は続いたのである。
「オープンレター関連の魚拓・アーカイブ片っ端から」によると、2022年4月頃に、魚拓などの削除要請をしていた証拠も残っている。
そこで、記念に、オープンレターの発起人と賛同した人一覧を改めてここに貼っておく(本文を貼っても良かったのだけど、著作権を問題にされると面倒なので、リストのみにしておく)。社会運動させて力を持たせたら危険な人リスト、うっかり人事のテニュアトラックとかに関わらせてはいけない人リストとして活用してほしい。実際、今回はこの人達のオープンレターのせいでついつい呉座先生をクビにし、裁判で復帰という、組織側にとってもかなり面倒臭い展開になったわけで、今後この人達の煽りだけでなくこの手の煽りで誰かをクビにするなら、はっきり言ってその組織はアホだろう。
追記
本文の方は,太田啓子弁護士が和解記念に復活させてくれたそうですが,私,太田弁護士からブロックされてるのか,復活内容が読めないんですよ。だから,何だ結局お仲間に向かって文書もう一回読ませてるだけか,っていうね……。つか,役割終えてねーじゃん>オープンレター。
さらに追記(2023/10/03)
私がこのリストと本文を保存したのは2022年1月30日である。当時は、同意した覚えがないのに賛同者リストに名前が挙がっていた、つまり勝手に名前を使われたらしい人がいて、名前の削除を受け付ける事態になっていた。「オープンレター差出人・賛同人から離脱・撤回した人らまとめ」に抜けた人がまとめられている。私が保存する前に削除済みの人もいるが、保存時点で残っていた人もいる。ここに掲載された、離脱の意思表示をした人をリストから削除した。
小倉秀夫弁護士からの指摘
詳しくは、小倉弁護士による、「例のオープンレターと社会的評価の低下」を見ていただきたい。オープンレター内の「呉座氏自身が、専門家として公的には歴史修正主義を批判しつつ、非公開アカウントにおいてはそれに同調するかのような振る舞いをしてい」たという記載について、呉座先生が非公開アカウントであったので何をしたのか具体的にはわからない状態でこれを普通に読めば、呉座先生が自分から積極的に歴史修正主義の内容に同調する内容を投稿していたとした読めない(実際は多数いいねをしたツイートの中に歴史修正主義者の投稿が含まれていただけ)という指摘があった。
小倉先生はプロだから慎重に「誤解を招くレッテル貼り」と表現されているが、ここは、発起人も賛同者も全員名誉毀損やらかしてるよ、の婉曲表現と読むべきだろう。太田啓子弁護士は和解記念と称してこの「名誉毀損文書」をもういちどバラ撒いたことになるし、賛同者に一人だけ弁護士も混じっていた。プロなら気づく名誉毀損をスルーした実績があるといえるわけで、この両名に依頼の際には考慮に入れるべきだろう。
オープンレター発起人
誰が中心人物かわからないように敢えて五十音順にしていた。一揆の連判状スタイルで、研究者一人クビにするのに誰が主導したかわからないようにしていて、さすが歴史やってる人達のやることは違うわwと思ったものだった。
オープンレター賛同者
研究者一人クビにするための文書に署名したのだという自覚は、この人達にあったのだろうか……。身分不安定な状態で組織相手に訴訟始める、って、私も昔やったことあるけどそれなりに気力体力必要なんですよね(なお開始前に交渉で取り下げたけど)。そういうことは想像もしてないんでしょうねこの人達は。
私がわざわざこういうリストを出す動機が分からんという人もいると思うので、個人的過ぎる動機を書いておく。オフィスの書類棚の水商売ウォッチング関連のコーナーがとうとう一杯になり、しかもとある事情で何年も前の資料を探し出すため中身をひっくり返すことになって、さすがにやってられないので全部電子化して紙は捨てようと思い立ったのが先週のこと。で、過去の資料をスキャナーにかけていたら、職場宛にクレームがいろいろ来ていたのも読み返すことになって、ああもしこの時ウチの職場がスルーせずに何かやってたら私は呉座先生と同じ立場に立たされたよなあ、などと思っていたところだった。なおクレームは原則全部保存している。今回の電子化で何かあったらいつでも出せるようになるだろうし、過去に大学に圧力かけようとした恥ずかしい行動がいつ表にでるかわからんと覚悟しておいてほしい。