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何とか終電で戻った

Posted on 7月 31st, 2005 in 倉庫 by apj

 午前中に原研撤収。午後から都内で酔うぞさんと、中西氏応援についていろいろ打ち合わせ。その後、紀藤さんの事務所の近くで食事。メンバーは、山口弁護士(リンク総合法律事務所)、刑事被告人次瀬さん(山口さんがついてる)、山本ゆかりさん(ホームオブハート問題で原告被告両面で活躍中)、酔うぞさん、私。何だか普通でない会話ばっかりするメンバーだった。大体、山口さんからして開口一番「まともな奴一人も居ない、犯罪者、カルト、をたく、をたく、懲戒請求弁護士」。おいこらちょっとマテ、と思ったが、メンバー全員自他共にその通りだと思ってるわけで、ちっとも名誉が毀損されないという罠。
 もうじきコミケが近いし、紀藤さんイケメン弁護士だから「紀藤事務所舞台にしたヤオイ小説誰か書いてないの?」って訊いたら、少なくとも関係者は書いてないということだった。ヤオイやるには女性の割合多すぎだって。山口弁護士はコミケ運営側に居るから、自分の所属事務所が同人誌のネタにされた位じゃまず訴えては来ないだろうし、安心してネタにできる貴重な法律事務所だと思ったのだが、そういう意味ではあまり注目されてないらしい。
 今が旬の真光元が事務所に何袋かあるとのこと。紀藤先生が取材を受けたりして、もらってくるのだそうな。うーんやっぱり弁護士の方がステイタス高いってことだな。既に事務所じゃ密かにお茶に混入されているという話で、知らずに飲んでたことを知った次瀬さんがショックでよろめいていた(笑)。水には溶けなくていつまでも濁ったままで、舐めてみたらなんだか泥臭い味とのこと。ちなみに、値段は消費税3%で表示されてたので、一体いつのものなのか、かなり不安なわけだが。
 カルト関係ではセックス教団のザインが話題をさらっていた。週刊現代の袋とじ女性幹部ヌード写真が凄いんだそうで。多分彼女達は、夢から覚めた時にすさまじく落ち込むだろうし、その後カルト被害者だと言って訴訟するなんて無理だろうなあ、というのが山本さんのコメント。

 まあともかく、 誰か、リンク総合法律事務所を舞台にした同人誌見つけたら教えてください。あのメンバーがどう料理されてるか知りたいので。

sshd_config

Posted on 7月 29th, 2005 in 倉庫 by apj

ポートフォワーディングでメールを送ろうとした時、一定時間でsshが動かなくなるのは、デーモン側の設定だと教えてもらったので、設定ファイルを見直してみた。
 Macの場合は、元のBSDからいろいろ変更されているので、/etcの下に、sshd_config、sshd_config.applesaved、sshd_config.applesaved2の3つがある。多分sshd_configが生きてるのだろうとは思ったが、一応、sshd_configで「TCPKeepAlive no」に、sshd_config.applesaved、sshd_config.applesaved2で「KeepAlive no」にしてみた。っとこれはMacがサーバの場合だった……(汗)。何ボケかましてんだ>自分。
 っつーことで、/etc/sshd/sshd_configの中で、「KeepAlive no」が正解。FreeBSDでサーバ立ててるので。

 それから、山形大で使っているメールサーバ(cm、このブログのウェブサーバと兼用)は、ファイヤウォールの外に置いているのだが、、学内からメールを送る時はメールゲートウェイを通さないと出て行けない。プロバイダから直接cmにつないでport25を使うときは、ゲートウェイ無しで行く。port forwardingの時は、山形大学内から送ることになるので、メールゲートウェイを通さないといけない。結局、手元のMac側では、
sudo ssh apj@cm.kj.yamagata-u.ac.jp -L110:cm.kj.yamagata-u.ac.jp:110 -L25:topmail.kj.yamagata-u.ac.jp:25
とやることになった。topmailが山形大のメールゲートウェイである。

sshでポートフォワーディング@原研.東海村

Posted on 7月 28th, 2005 in 倉庫 by apj

 昨日から実験のために原研(東海)に来ているわけだが、所内ネットワークのport25がブロックされているため、外部のメールサーバを全く使えない。しかし、sshで外部サーバにログインすることはできる。そういう時はポートフォワーディングだろうと掲示板の方で言われたので、やってみた。環境は、Mac OS X 10.4で、メーラーはEudora Proである。
1.ターミナルを立ち上げる
2.たとえば、apjというatom.phys.ocha.ac.jpのユーザでメールを送る場合は、
sudo ssh apj@atom.phys.ocha.ac.jp -L110:atom.phys.ocha.ac.jp:110 -L25:atom.phys.ocha.ac.jp:25
と入力する。OS Xでは、若い番号のportをforwardできるのはrootに限られているので、sudoが必要。
3.パスワードをきいてくる。最初のパスワードは、sudoに対するものなので、自分のMacの管理者パスワードを入れる。
4.最初は、sshのkeyをどうするか聞いてくるので、yesと答える
5.次にパスワードをきいてくるが、これは、atom.phys.ocha.ac.jpへのapjのログインパスワードを入力する。なお、何回かやった後だと、4.が無くて、3.、5.のパスワード入力を続けて行うことになる。が、いずれも画面上は「password:」としか出ないので、3.パスワード入力を間違えたのでもう一回訊かれてるのか、5.のパスワードをきいてきてるのか、見ただけでは区別がまったくつかないのが難点だが……。
6.ターミナルで、atom.phys.ocha.ac.jpにsshログインしたっぽい状態になるので、これはそのままにしておく。
6.Eudora proの設定ファイルを新しく作る。メール受信のユーザー名apj、受信用サーバをlodalhostまたは127.0.0.1にする。送信用サーバも、ユーザー名apj、受信用サーバをlodalhostまたは127.0.0.1にする。メールアドレスには、 apj@atom.phys.ocha.ac.jpと、本来このサーバで送った時のfromに入るアドレスを指定する。また、localhostでメール確認することはないので、メール確認のチェックを外す。
7.普段使っている、atom.phys.ocha.ac.jpを直接見に行ってメールをとってくる設定(POP,SMTP)はそのままにしておく。これがないと、メールを持って来れなくなる。
8.新規メールを作成し、from横のプルダウンメニューから、6.で作った設定ファイルを指定する。これで本文を書いてメールを送信すると、apj@atom.phys.ocha.ac.jpからのメールとして送られる。
 たまに、ターミナルウィンドウ内で改行キーを押しても無反応になって、止まっちゃうことがある。その場合はターミナルを閉じて、再度やなおせばよい。この方法は、POP before SMTPを使っていても普通に使える。

と、まあここまでは良かったのだが、この方法で普段使ってるサーバが2つあるので頭を抱えたわけで。1つのMacのport forwardを2カ所にするわけにもいかないから、手動で切り替える=その都度logoutしてはサーバ変えてやりなおし、をするしかないよなあ。まあ、ともかく、port25ブロッキングは回避できることがわかっただけでもいいのか。

教養の講義最終回

Posted on 7月 26th, 2005 in 倉庫 by apj

 本日、教養の講義の最終回だったのだが、むかし、掲示板であがたしさんが書いておられたことを流用して、プリントの最後にこんなの書いてみた。

 科学に関するインチキとその見分け方を一つのテーマとして講義をしてきたが、おそらくインチキは科学以外(経済、歴史、法律、その他いろいろ)にも出回っているはずである。日本は、技術立国であることを掲げ、知によって国を発展させるという姿勢を示しているのだから、(税金によって運営されている)大学で学ぶということには、それなりの社会義務を背負うということでもある。大学に行くことが珍しくない時代であっても、学んだ分だけの義務がある(学部卒、修士卒、博士卒、それぞれに応じて)。
 日本は身分社会ではないが、それでも、noblesse oblige(高い身分に伴う道義上の義務)ということを意識してほしい。インチキをインチキであると、自分で学んだ学問に照らし合わせて指摘すること、それぞれの専門分野で、インチキを許さない行動を取ることが、ある専門分野を習得した人が社会にたいして果たすべきnoblesse obligeである。

 2ちゃんねる風に書くと「漏れがカバーできるのは自然科学の一部でしかないから、他の分野はそれぞれの専門学んだおまいらに頼るしかないんよ、おまいらが手抜きしたら漏れが困るんで、そこんとこわかっとけや」っつーことなんだけど。がんばって勉学に励んで進級していってほすぃなあ。

地震のニュースで慌てた

Posted on 7月 23rd, 2005 in 倉庫 by apj

 夕方、山形市内もわずかにゆっくり揺れた。最近、山形で地震があるときは、新潟がひどいことになってることが多かったので、また新潟かと思って心配していたのだが、夜、Yahooのニュースを見たら関東地方となっていた。都心が震度5だとか4だとか出ていたので、慌てて共同研究先に電話を入れた。縦揺れだとすると分光器がヤバイんで……。そうしたら、電車が長時間止まった以外、目立った被害がないということだったので、少し安心した。建物も大丈夫、部屋の中の物もほとんど落ちたり壊れたりはしていなくて、夕方には普通に盆踊り大会やってるとか御輿担いでるとか……、
 暑い中、長時間待たされることになった都内の皆さん、お疲れ様でした。

 いやでも、マジで焦りました。超低振動数用の分光器のバーがつながってる装置内の台、以前は下からコの字型の留め具をつけて、下から上にたたき上げられてもそんなに上下には動かないようにしていたのだが、調整の時にその部品が触れているのではないかということで、外したままになっていた。部品自体は装置の中に入れてあるので、急いで再度取り付けなくては、と思った次第。

ちょっとだけ作業を進めました

Posted on 7月 22nd, 2005 in 倉庫 by apj

 中西準子氏応援の件。大学のサーバでやるわけにもいかないので、一応、本日独自ドメインを3年の期限で押さえて、レンタルサーバの申し込みをしました。鯖の方は、夕方だったので、申し込み確認メールを送ったところで止まっています。週明けにはもうちょっと進むでしょう。

(運用情報)状況を混乱させている人がいるかもしれない

Posted on 7月 21st, 2005 in 倉庫 by apj

【事務連絡】この間、 ウチに何回もいたずら書き込みしたIPですが、書き込んだ人が判明したので、公表の必要が無くなりましたから記述を変更します。

お中元が届くorz → そういう状況じゃないので送り返す

Posted on 7月 20th, 2005 in 倉庫 by apj

 某会社からお中元が来た。去年一緒にプロジェクトやりましょってことになって、前年度の初めから打ち合わせを始めて……途中まではそれなりに順調だった。ところが、秋頃に、加わってたコンサルが辞任し、それから連絡が途絶えてしまった。コンサルの急な辞任に驚いて、プロジェクトリーダーにメールで状況説明を求めるも返事無し。予定では私、実験などに呼ばれる筈だったのにその連絡もなし。年度末の報告書シーズンになって、一体どうするんですかと問い合わせても返事なし。相手が会社だから、乗り込んでいって仕事しろとかさせろとか言うわけにもいかず、そのままになってたら、何事もなかったかのようにお中元が届いたorz。
 あまりに応答が無いので、会社は大丈夫なのかと心配していたのだが、お中元を発送できる程度には大丈夫らしいことがわかった。すると、今度は、社内の情報の管理とかプロジェクト人員の管理とか、本当に大丈夫なのかと激しく不安を感じるわけだが。まあ、発送は定型業務で一括してやってるのだろうけど。
 「放置プレイかまされまくりなもんで、プロジェクトの行く末を案じております。お中元以前の問題として、とにかく状況説明が欲しいです」って内容を丁寧に手紙に書いて、状付きで送り返す手続きをとった。これでさすがに気付くだろう、と思いたい。

 もしこれで半年後に何事もなくお歳暮が届いたりしたら、そのときは「お中元とお歳暮の送り先を別々のリストで管理している」という結論を出すしかないわけだが、結論を出したところで何の解決にもなりそうにない罠。

オランダ語辞典

Posted on 7月 19th, 2005 in 倉庫 by apj

 この間、ユトレヒトの国際会議に行って、オランダ語の鳥類図鑑と昆虫図鑑を買ってきた。オランダ語の経験はまったくないが、ゲルマン系でドイツ語っぽくて規則がはっきりしているようなので、辞書でも片手に読みたいと思って、生協に行ったが見事に辞書が無い。それでは、と、東京に出向いた折に、大型書店の語学書コーナーに行ったが、やっぱりオランダ語はスルーされてる。で、今日、たまたま山形の本屋で講談社オランダ語辞典を見つけた。8190円は高い。amazonで検索すると、文法入門書も紹介されてるけど、セットで買うといきなり一万円を越える。何だか高すぎ。それでも、マイナー言語としては安い価格設定らしい。うーん、買うかどうするか迷うな……。

文章とジェンダー

Posted on 7月 16th, 2005 in 倉庫 by apj

 昨日、中西氏にあって自己紹介したら、中西氏は私の文章を読んだことがあると言っていた。読んだのは、お茶の水のサイトのものだったというから、多分水商売ウォッチングか水関係のどれかだろう。あと、このブログの「二十歳の民事訴訟」を!」は見たということだった。私の文章を読んでの感想は「書いたのは男性だと思っていたら、女性が作者だとわかって、へぇ、と思った」というものだった。
 私の文章を読んだ人に、「作者は男性だと思っていた」と言われたのはこれで2回目である。自分の書く文章について、性別を意識したことは無かったが、世の中には、「男性が書いた文章」「女性が書いた文章」という分類基準が暗黙のうちにあるのだろうか。ラブレターとか随筆とか、読めばたちどころに性別がわかったり生活の状況が書かれていたりするものについては、考えるまでもないだろう。ただ、一般的な評論文の場合の男女差というのは一体何だろう?
 もし、ある人が「こういう文章は男性が書くものだ」と思うに至った場合、原因は、そう思わせる背景が読む側に存在するか、あるいは実際に文章そのものに性別による違いが出ているか、もしくはその両方ということなのだろう。何を話題としてとりあげ、どう論じるかということは、多分に個人差が出るものであり、多数をあつめれば性差による分布の違いが仮にあったとしても、個人差の方が大きく、本来そうはっきりと性別がわかるような種類のものではないと思う。平安にさかのぼれば、それこそ、女性の振りをして日記を書いた奴だって居たわけだし。
 文章から性別を判断するということを、知らず知らずにやってしまうような、あるいはできてしまうような背景があるということが、まさにジェンダーということではないのだろうか。無意識のうちに性差を仮定したり、あるいは「こんな文章を書くのがよいor当たり前」という圧力をかけてしまっているかもしれないわけで、本当に意識しなければならないジェンダーフリーというのは、性教育云々の話でも現実の性差別の話でもなく、男女の役割分担とも無関係に、文化に対する縛りとして効いてしまっている部分ではないかと思う。 こういうジェンダーについては、ジェンダーフリーを目指した方が、より多様な評論文や、ひょっとしたら小説なんかも出てきて、文化的に豊かになる方向に向かうのではないだろうか。

 ちなみに、科学論文については性差を感じたことは全くない。内容がどうかということだけが問題だから、そもそも判断基準に入ってこない。