国語辞典
「学研現代新国語辞典 改訂第三版」を買った。同じ読みの言葉の使い分けに詳しいので、ワープロの変換の時に役立つという評判をきいて買ってみた。これまでは、小学館の「新選国語辞典」を、小学校の時に買って以来愛用していた。今も第八版の横組みが手元にある。途中で岩波の国語辞典に浮気(笑)したこともあったし、「明鏡国語辞典」を買ってみたら、ATOK内蔵の辞書そのまんま(当たり前か)で結局あんまり使わなかったり。なお、ATOKを使っていて、使い分けに悩んだときに一応明鏡の情報が出るのはそれなりに役立つ。
ところで辞書コーナーを見て思わず衝動買いしたのが、「ベネッセ表現読解国語辞典」。もともと、高校生向け受験対策用に企画されたらしいのだが、大人が読んでも充分役に立つ。重要単語についてはまるで「現代用語の基礎知識」のような解説がついているうえに、用法や用例も詳しいし、敬語についてもよくまとまっている。語彙力をチェックするために最初から読んで、知らなかった項目には線でも引くのが正しい楽しみ方ではないかと思う。語彙増殖ワークブックが付録についている。高校の頃から今に至るまで(専門書以外の)本は大量に読んできたので、果たしてこの中にいくつ、初めて目にする単語があるか、チェックしてみたい。
まあ、以前から思っていたことだが、国語辞典の言葉の使い方の用法・用例は一般に少なすぎる。英和辞典であれば例文をたくさん書いて学習しやすいようになっているのに、国語が不親切というのはちょっと納得いかない。インターネットのせいで、文章を書く量が急増しているのだから、もっと表現や用法を沢山入れた辞書があってもいいと思う。