文章になるようにしゃべる技術
2年ほど前にジャパンスケプティクスで水の講演をやって、それからいろいろあったり手違いが生じたりで、講演をテープに起こしたものを今頃見直している。テープ起こしは学会の担当の方がやってくださったのだが、読んでみて、こりゃこのまま活字になったら誤解されるよなあ、という表現のオンパレードなので頭をかかえている。
話をしたときは、スライドを見せながら、箇条書きの項目について説明していたし、話すときの調子や、その後の質疑応答などで、多少曖昧な部分があっても訂正ができるから問題ないのだが、そういう部分無しで活字になると、かなり様子が違う。講演っぽいが読める形になおさないといけない。
しゃべった内容をそのまま文章になおして、それなりの作文になってるようにするには、やはり練習が必要なのだろう。発表原稿をあらかじめ作っておいてそれを読む形式だと、もとが作文だからそう外れたことにはならないのだろうが、「棒読み」になるとアピール度が著しく落ちるので、別の練習が必要になりそうだ。まあ、ものを説明する講演と、演説とかスピーチととは違うといえば違うのだけど。
もともと学会発表事始めの時から、メモは作っても原稿は作らない主義なので、話す内容と作文を一致させるということを全くしてこなかったわけで、今回そのツケが出たといえなくもない。
それに……コレを言うとテープ起こしをしてくださった方に叱られるかもしれないが、私、結構早口で60分ノンストップでしゃべくり倒したから、ワープロ打ちの分量も跳ね上がってた罠……orz。
- » Continue reading or コメント (0)