水の破壊力って……
所用がいくつかあって、昨日の夜東京に出てきた。
先日、学生が超臨界水の実験していたら途中でセルが爆発したという連絡があった。それで、今日実験室に行って確認してみたのだが……。
セルの窓は厚さ1cmほどのサファイアである。照射側の窓に端から端まで亀裂が入っていた。繰り返し温度上昇と圧力変化を受けて、劣化したらしい。圧がかかった状態で、亀裂から高温高圧の水が一気に噴き出したが、がっちりと止まっているサファイアそのものが砕けるようなことはなかった。そのかわり、吹き出した水(1cc)が、照射レンズ(直径2.5cm程度)と厚さ5mm程度の方解石の偏光子を完全破壊したorz。レンズも方解石も跡形も無く、ばらばらに砕けて砂粒みたいになってそこらに飛び散った。破片が、45度に配置したミラーを直撃して、ミラーは破片で真っ白になっていた。こんなに破壊力があったのだと少し驚いた。
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