PDAに欲しい機能
CLIE NX-80Vのカメラトラブルの件を書いたが、代替機のUX-50を入手したので今日はデータの転送に追われていた。画面はNX-80Vの方が大きいので目が楽、文字入力の時の手書き入力(デクマ)も、縦型のNX-80Vでは常に画面下部に出ていたのに、UX-50はメモ帳などのアプリを開いた状態で右側のGraffiti2をタップすると横長の画面に出るから結局画面の大部分を隠してしまう。その代わり、キーボードは圧倒的にUX-50の方がよい。キーボード全体が波打った形で指で押しやすい。NX-80Vは、金属製の本体の丸穴から頭がでているかいないかの作りになっているため、キートップに厚みのある専用半透明シールを貼って、高さを稼いで指で押しやすくして使っている。このため、ディスプレイを回して重ねると、ボタンを押してしまってうまく動かない。
充電はどちらも専用クレードルでやるが、NX-80Vは充電用の端子とHotSyncの端子が1つのコネクタにまとめられているので、充電兼HotSync用のUSBケーブルが1本あれば、緊急時の充電ができる。UX-50は本体のUSBと充電端子が離れているため、中を開けて工作するか、別にアダプタを用意しない限り、ケーブル1本ではどうにもならない。結局、USB接続用のアダプタとケーブルセットを買った。多分、アダプタは本体に付けっぱなしで、充電をUSBでやるという形で使うことになるだろう。アダプタ付属のUSBは、HotSync用の平型と充電用の丸形の両方のコネクタが着いているが、旅行用には巻き取り式のUSBケーブルを買って持っていくk予定。充電かHotSyncかどちらかしか出来ないが、その都度差し替えれば、旅行の間だけならまあ我慢できる程度の手間である。
出張中に使うことを考えると、ケーブル1本でパソコンのUSBから電源をとって、フル充電が無理でもそれなりに動作するという仕様で本体が作られている方がよい。クレードルとケーブル一式は、オフィスで使う分にはいいが、出張中にホテルでちょっとじっくり使う、というのには不向きである。PDAは手帳の代わりなのだから、持ち運びの荷物が増えるのは嬉しくない。いかに、持ち運ぶケーブルをシンプルにできるかが、携帯に押され気味のPDAを作るときのポイントではないかと思う。