講義ノート製作
1年生向けの、化学で使う数学と物理の講義ノートの初回分を作って、同じグループの教授に回した。LaTeXで作ってpdfに直して情報共有を試みている。それなりに時間がかかるので、先の分も今からやってるけど、学生実験が本格的に始まったらちょっと大変そうである。がんばるしかないのだけど。
科目名は「基礎化学演習I」。以前にも書いたが、高校の数学の知識だけでは、専門の物理化学の教科書に出まくる偏微分などでとまどうことになるし、物理を選択してない学生も居るから、クーロン力の説明でつっかえて分子間や原子に働く引力などという話に行くまでが大変である。だから、そのあたりを先に解決し、高校と大学の橋渡しをしようという内容である。それでもかなり駆け足で進まざるを得ない。
いずれ内容は公開するつもりだが、すぐは無理である。前半の数学部分をまだ編集中なのと、例題や演習問題の全てを製作するだけの余裕が無くて、既存の本のものを使っている部分があるためである。また、学生にどう説明するかといった内容を注釈として付けているので、公開すると思いっきりネタバレしそうな気がしないでもない。ただ、希望者にはこっそりメールで送って見てもらうことは考えている。
まあ、私のやった後、それを使って熱力学や量子力学を教えるのがウチのグループの教授二人なので、何をやったか伝えて、必用な事が抜けないようにしないといけない。自分だけでやってる時は手書きのきったねぇメモ書きノートでも良かったのだが、今回はノートの整理に手間をかけることになってしまった。
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