島本和彦同人誌
島本和彦同人誌「これが俺のザFIRST!」を入手。
前半は島本氏の、仮面ライダーに対する熱い思いが描かれている。島本氏は、The Firstを見る前に同人誌の半分を描いた。
見に行った後で描いたのが後半部分である。本郷猛がステージで水の結晶を示して講演する部分は、
「今はこんな水の結晶など研究しておりますが これはひいては人類の役に立つのです。大いなる役に!!そして世界平和につながるキーワード それが水の結晶だからこそぼくは!!ボクは命がけで研究を。そうでもなければ何の役に立つのかわからないこんな研究より人の命をおびやかす病気と戦う…」
「マジきめぇし サイアクーゥ」(ツッコミが入る)
「何だその言葉づかいはっ キミの使っているセリフを紙に書いてコップに貼って水の結晶をつくってみろ。どんな形になるかいまやってみせてやろうか」
と見事にパロディーにされている。仮面ライダーに改造されて仕事中に雪を見て正気に返るシーンは、
ライダー「体中に悪いものが流れているようなので……」
蜘蛛男「そりゃーお前ショッカーに改造されたからしかたないぜ」
ライダー「いやまだ間に合う いい言葉を紙に書いて体中に貼り付けるんだ」(と、「ありがとう」「感謝」などと書かれた紙を貼り付けているライダー。
一文字隼人とスタジアムで対決するシーンは、
隼人「本郷っお前はなぜ同じ改造人間なのにリジュクションが起きん?」
本郷「それは簡単だ!いい言葉を使うようにしろ」(これをお前の体に貼ってみろ、と「ありがとう」と書かれた紙を出されて、隼人はつきあいきれん!!とバイクで走り去る)
隼人を助けた後のシーンは、隼人が体中に「平和」「美人」「ありがとう」と書かれた紙を貼り付けられている。
ということで、水からの伝言のネタを充分知った上で島本氏はそのシーンのパロディを描いておられるようだ。
漫画のシーンを文章で紹介するといまいち野暮になってしまう。島本ギャグのおもしろさは、ぜひ同人誌を買って楽しんでいただきたい。
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