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金八先生と「水伝」

Posted on 5月 5th, 2006 in 倉庫 by apj

 本日、温泉カワセミさんより提供していただいた目撃情報。10年くらい前に放映されたドラマ「三年B組金八先生」のどれかのシリーズ(あるいは再放送?)で、番組中で理科の先生が「水からの伝言」の内容を生徒に教えるシーンがあるとのこと。当時はまだ時々はTVを見ていたが、特撮とアニメ以外はほぼ完全スルーだったので、金八先生はノーチェックだった。どのシリーズの何という話なのだろう……。

仮面ライダーThe First

Posted on 5月 4th, 2006 in 倉庫 by apj

 以前から気になっていた仮面ライダーThe FirstのDVD Collector’s Editionを買ってきて見ている。上映は結局見損ねた。
 俳優さんも熱演してるし、アクションも切れがあっていいのだが、問題は全編貫いている「水からの伝言」ネタである。

 まず、最初、本郷が在学している大学のシーン。取材に応じた本郷の台詞は、
本郷「極端に言えば、水の面に美しいものが映ったとき、その水の結晶は美しくなる」
本郷「人間の身体の60%は水でできていることはご存じですか?美しいものを見ると人間は元気になる。それはもしかしたら水の結晶が物理的に変化しているからなのかもしれない」
画面に出ているのはドッカの波動本に登場する水結晶写真の動画。今後も研究を続けるのか、という質問に対して、
本郷「ええ、今年で大学院も修了なんですが、このまま大学に残って助手として研究を続けようと思ってます」
 ここで大量の水結晶写真のシーンに切り替わる。
 仮面ライダーに改造されて、最初の作戦中に正気に戻るきっかけは、雪が降ってきて六角形の結晶を見たから。降ってくるわざとらしいサイズの雪の結晶。CGだと思うが、直径2cm位はありそうな六角花の結晶が……。
 途中、ホールで講演している本郷猛。
本郷「水は生きています。今見ていただいているのは、私たちの研究室で実際に撮影された水の結晶の映像です。結晶がゆっくりと成長していく様子が観察できます。これは標高1000メートルのわき水から採取した水の結晶です。普通の水とは違い、均整の取れた結晶が、六つの方向に羽根を開くように伸びているのが見て取れます。水は、鏡のようなものです。美しいものの前では、美しく形を変えていきます。」
 結晶成長の映像、プロジェクターで大写し。
 ショッカー基地に乗り込んで、改造寸前の緑川あすかを助け出した後も、海岸歩きながら水結晶の映像に変わる。何この「水からの伝言」プロモーションビデオ……orz。
 一方、悪役のショッカーはというと、天本英世が幹部役でデジタル出演しつつ、改造人間を作る。常人より身体能力が極端に優れているが、一定時間毎に血液を入れ替えないと拒否反応が起きるという設定。三田村晴彦&原田美代子の不治の病コンビが登場し、ショッカーに手術されて完治する。もっとも、コブラとスネークの改造人間にされて仮面ライダーと戦わされるわけだが……。

 どう見ても、本郷猛がやってる水結晶の研究よりもショッカーの科学の方が役立ちそうなところにトホホ感がただよっている。人を拉致ってきて改造するのはよくないとしても、今の医学じゃ助からない筈の二人を仮面ライダーと戦える程度には治している(つか頑丈にしすぎだってばさ)なわけだし。使い方がマッドな方に行ってるのが問題なだけのような。

 特典のメイキングビデオや、アクション絵コンテ集も楽しめるんだが、見終わった後にびみょーな脱力感が残ることも確かである。

山形名物

Posted on 5月 3rd, 2006 in 倉庫 by apj

 GW中は東京で過ごすので、本日移動。
 山形駅の待合室をうろうろしていたら、「稲花餅」があったので購入。「いがもち」と読む。こしあんの入った餅で、黄色く着色した米粒が3粒中央についている。小さな餅で、2個が1枚の笹の葉に押しつけられた形で、五枚(=10個)入り。生ものなので、遅く行くと売り切れていることが多い。今回初めて買って食べてみたが、笹の香りが良くてそれなりに楽しめた。でもまあ、蔵王名物とか書いてあるから、そんなに有名なものではないかもしれない。
 有名な方のさくらんぼも出始めた。でもまだ出始めだから値段が高い。もう暫くするともうちょっと値段が下がるはず。

ゴロ寝deスクDX

Posted on 5月 2nd, 2006 in 倉庫 by apj

 ゴロ寝deスクDXを買った。坐ってノートパソコンで作業をすることがあるので買った。直接膝の上にパソコンを置くと熱くなるし、首を長時間下に向けていると首が凝って痛くなってくる。たまたま、新し物好きのダウンロードを眺めていたら広告が出ていたので衝動買いしてしまった。
 まず、とても軽いので、持ち運びが楽だし、坐った状態でずらしたり持ち上げたりが簡単にできる。角度の調整もやりやすい。商品の感想ページには、関節部分に角度メモリがついてないので左右を合わせるのがちょっと面倒だとあったが、実はコツがある。一旦、足の角度を直角にした状態で、足を伸ばして坐り、机の足が自分の足をまたぐように置く。そのあと膝で天板を支えながら、足と天板の角度を順番に調整すると、左右同時に調整ねじをゆるめても、両側を同じ角度で固定できる。
 天板に角度をつけたときにパソコンが滑り落ちないように手前にストッパーが点いているのだが、この高さがあと5mmほど低いと、腕が当たる感じが軽減されてもっと楽になるだろう。
 値段も手頃だし、納得できる買い物だった。坐ったり、壁にもたれたりして作業する人にはおすすめの一品である。

自分が学生の時に読みたかったな……

Posted on 5月 1st, 2006 in 倉庫 by apj

 「これから論文を書く若者のために 大改訂増補版」(酒井聡樹著、共立出版)を買った。学生向け論文まとめ指導の資料に最適、というか学生にも買わせたい本である。私が4年生くらいのときに読みたかったよなぁ……。
 タイトル通り、卒論から博士論文を書く期間を対象にして、論文を初めて書く人がどうやってまとめるのかを具体的に書いてある。最終目標はジャーナルに投稿して載ることである。

 第2部の具体的な書き方の部分だが、論文投稿という目的に限らず役立つ内容を含んでいると思った。もうすこし易しくしてジャーナル投稿目的という部分も弱くすれば、一般的な報告書の書き方になるんじゃないかと思った。読者対象の設定に応じた書き方とか、議論の運び方には共通するものがある。このジャンルの本としては「理科系の作文技術」が以前からあるが、それよりも例が具体的かつ実践的で読みやすい。