一瞬故障かと思った……
家でのネット接続は、遅いモバイルのAir H”なのだが、夜遅く、といっても日が変わるころに、いきなり切れてつながらなくなった。パソコンを再起動してもだめ。何回かダイアルしても、搬送波が検出できないといって切れてしまう。
モデムの故障かと思ったが、朝になってもういちどやってみたらつながった。午前二時から早朝にかけてだったところを見ると、基地局のメンテナンスでも入っていたかな……。
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捏造とされたAnal. Chem. 73(2001)1869の論文をコピーしてきた。しかし、なじみのない内容なのでよくわからないな……orz。
不正経理は……身の丈以上の研究費をとると起こりがちなのかもしれない。博士課程の院生時代に、教授に通帳作らされた経験を持つ身としては、大学が違ってもやっぱり同じことが起きるもんだなぁ……と。教授の説明は、「同じ研究室の経済的に困っている留学生への援助だ」というものだった。私がやらされた頃は、院生を別室に呼んで一人ずつ説得していた。でもまあ、「バレたらクビだから秘密厳守」と言い含められたので、ヤバイという認識は教授の方にもあったと思う。
私が修了してしばらくしてから、だんだん感覚が麻痺したのか横着になったのか、そのプロセスをすっ飛ばして説明抜きで通帳作らせて印鑑とともに預かるようになり、一方、研究では、D4D5D6が続出するような指導をしまくって院生の不満が高まり、あげくに内部告発で、通帳作らされたの研究内容盗られたのと、三週連続サンデー毎日にすっぱ抜かれて大騒動になったわけだが。
今回の騒動見てると何だか既視感が……orz。
データ捏造については、知り合いの私学の先生曰く「学生の捏造を見抜くのも商売のうち」だそうで……。まあ、間違いはチェックしないといけないが、最初から学生を疑ってかかるのもちょっと問題がある。
私の対策としては、予断を与えないような指示の出し方を工夫する、くらいか。最初に結論ありきなのは良くない。「こういうデータだと指導教員が気に入るに違いない」と学生に思われている状態で、変にプレッシャーをかけるとまずいだろうな。
しかしまあ今回のは、 韓国の黄教授に並ぶ「壮大なフィクション」を構築していたっぽいので、そういうのが好きなら税金使わず自費でワープロでも買って創作してれば良かったのに。
家でのネット接続は、遅いモバイルのAir H”なのだが、夜遅く、といっても日が変わるころに、いきなり切れてつながらなくなった。パソコンを再起動してもだめ。何回かダイアルしても、搬送波が検出できないといって切れてしまう。
モデムの故障かと思ったが、朝になってもういちどやってみたらつながった。午前二時から早朝にかけてだったところを見ると、基地局のメンテナンスでも入っていたかな……。
「物理教育」誌の依頼原稿を書き終えた。午前三時頃までやってたので寝不足。で、やっぱり最後の方は集中力を欠いてて、古いバージョンの原稿を送ってしまうは、印刷して読み返したらこなれてないところがやたらと目について修正版を送ることになるは……。
内容は、春の学会のニセ科学シンポジウムのまとめである。
原研から帰って今日締め切りの原稿を書いてたら、総務係経由で電話が転送されてきた。「幽霊について、存在しないって立場で話をしてほしい」というテレビ出演の依頼が……。さすがに専門が違うのであっさり断った。そりゃむしろ心理学者の出番だろうと。
しかし何でまた私に幽霊の話が回ってきたのだ?確かに、前々回の教養の講義で学生にコメントを求められたときは、半分余談で次のように書いたのだけれど(○印が学生の質問、→以下が私の答え)。ネット経由でドッカでネタにされたかなぁ(´・ω・`)
○幽霊が見えるという人はTVなどでたくさん出ていますが、先生は幽霊の存在を信じますか?またポルターガイストなどについてはどう思いますか?肝試しなどで「幽霊を見た」とか「心霊体験をした」という話はよくありますが、どう思いますか?幽霊に取り憑かれて陰陽師が祓ったおかげで助かったなどという話もTVなどでありますがどう思いますか?
→物理的実体を伴った幽霊が存在するということは全く信じていない。しかし、世の中に「幽霊を見てしまう人がいる」ことは信じる。あくまでも主観に始まり主観に終わる話だ。まあ、普通に生活できていて、悪徳商法に騙されたりさえしなければ、幽霊くらい見たってどうってことはないのではないか。見るだけならタダだし。
ポルターガイストについては、それを見せ物にしていたが実はペテンだったというのがバレているので何とも……。
肝試しについては、幽霊の存在を信じている方が楽しめてお得だと思う。ずっと昔の肝試しは、土葬が主体だったから、より迫力があったらしい。これが沖縄あたりだと、墓の形が本州とは異なる上、ハブが居るから、夜中に墓の周りの草むらに足を踏み入れるのは命がけで、怪談話を楽しむどころではない。
なお、酸性雨の影響を調べるために墓石からサンプルをとったという話が語り継がれているが、どこまで本当かは知らない(建てた年が特定でき、材質も似たような感じなので、経年変化の観察にちょうどよいらしい)。
幽霊に取り憑かれるというのは……一体どんなひどいことをすればそうなるのか?物理的にとりつかれていることが観測できたとは思えないが、とりつかれた気分になるということは、何をやったか少なくとも本人は自覚しているということなのだろう。
なお、「あの世」「魂」の存在は信じた方が憂さ晴らしできるかもしれない。以前、仲間と青森の恐山に行ったとき、「イタコの口寄せで故人を呼び出してクレームをつけよう」って半分冗談で話をしていたのだが、さすがに「イタコは故人を偲ぶためのもので、吊し上げるためのものではない」「いくら何でもイタコの使い方間違え過ぎ」という意見が出てつぶれたことがあった。
まあ、幽霊を見て怖がる人も居れば、幽霊でもいいから一発殴らせろ、という人だって居るわけで、人間模様は様々である。
ま、どう思いますか、と訊かれたから、思っていることを答えたわけで( ̄ー ̄)
いえ、同じタイトルの小説が収録された京極夏彦氏の文庫本をだいぶ前に買ったなあ、と、ふと思っただけ……。原研4日目。試料交換する→数時間から十数時間待ち、その間ずーっとデスクワークでパソコンの前。食事に出る時は亀田教授の車に便乗。運動不足+高カロリー摂取で、実験が終わる頃には一体何kg余分な脂肪を蓄積することになるのやら。
一番怪しげだったのが「バックグラウンドの測定」。普段なら試料セルを置くはずの場所に何も置いてないのに、分光器は動いてカウントしている。実に怪しい不穏な測定(笑)。必要な測定なのだが、つい「正直者にしか見えないサンプル」「馬鹿には見えないサンプル」と言い張りたくなる。
学生実験のテーマの1つである「光吸収測定」は、ウチでは従来はニッケル錯体の水溶液を測定していた。すると、2日ある実験日の初日で測定が終わってしまう。で、去年からこのネタを追加した。お茶の色素の色がpHに依存して変わるというのを実験で確認するというもの。レポートは、お茶の葉の主な色素分子が何であるかということ、pH依存性が既に知られているものと矛盾しないことなどをまとめてもらうことにしている。まあ、二日目に何もせず遊ぶことになるよりは、世間で出回っている「アルカリイオン水だとお茶の色が濃くなるのはよりよく抽出ができているからだ」というたぐいのインチキ話を一目で見破れる経験をしてもらおうか、ということである。抽出精製した色素を使うとより精密な実験になるのはわかっているのだけど、試薬代がかさむので、お茶をそのまま使っている。
実験の前に、市販のペットボトルのお茶を適当に選んで買ってきて渡すことにしているのだが、たまたま今日は私が買い忘れたので、TAに頼んで生協に走ってもらった。そうしたら、
十六茶を買って来やがりますた……orz
行ってもらったのは、この実験の意味も説明しつつ、試薬高いしねぇ……などと言いつつ、デモ実験を一緒にやった博士前期課程の院生である。「主成分がお茶の色素」だから何とかなっている実験に、発色の主な原因物質の見当がつかない十六茶を買ってきて一体どうするんだと小一時間(以下略)。
結局、学生が飲みかけの生茶と新品十六茶のトレードが成立(笑)して、実験は無事終了した。
マイミクさんの日記経由、mixiのコミュに「アガスティアの葉」に関する情報が出ていた。アガスティアの葉とは何かというと、
大昔のインドの何やら偉いアガスティアっちゅうオッチャンが、これから生まれてくる全人類一人一人の運命について占って、それを葉っぱに書き記したものらしい。この葉っぱには、日本人の運命についても書いてあるのだが、それを見たい人はインドまで行って自分の葉っぱを捜さないといけない。
ところがそれは手間も費用もかかるから、葉っぱ探索を有料で代行する(ってか、むしろぼったくりに近い)業者が出てきたということだそうな。
たかが葉っぱのクセに、ずいぶんな情報を持ってるという設定だな……と思ったのだが、このご時世だと、何も大金払って代行業者なんか使わなくても、そのうち、
アガスティアの葉検索サービスをGoogleが提供する
が一番ありそうな展開のような。そういうややこしい検索対象があったら、Googleが黙って見ているはずがない罠。あそこの会社のこれまでのやり方からしてきっとやる。「Google アガスティア」。検索したいようなしたくないような……w。
(注)「アガスティアの葉」はインド版おみくじみたいなモノだということが既にわかっている。
二日連続食べ物の話。子供の頃から身近なおやつとして食べていた森永製菓のフィンガーチョコレートだが、最近どこのスーパーでも見かけないと思ってお客様相談室に問い合わせてみたら、製造中止になっていた。OEMで出していた分の供給もやめているということ。代わりになるものはないか、と探していたら、株式会社メリーチョコレートカムパニーSKが、「テーブルチョコレート」という名前でほとんど同じものを出していた。百貨店などに入っているブランド洋菓子メーカーなので、子供用おやつの森永よりは割高だが、ビスケットにビターチョコレートコーティングという基本(?)はふまえていて、なかなかおいしい。
ネットで探すとフィンガーチョコレートのファンはかなり居るようだが、製造中止で欲求不満になっている方々に、とりあえず代わりの品としてお薦めしたい。
都内某所のホテルの会議室を借り切って、マンゴージュースの飲み比べに参加してきた。と学会会員の本郷ゆき緒さんが企画したものである。
お茶の水大前のナマスカというインド料理屋でマンゴージュースを頼んだらおいしかったのでドはまりしてしまい、輸入食料品店を回っては買って飲んでいた。fjを使っていた時は、マンゴージュースの購入先やおすすめの品について質問したこともある。池袋東武の地下に、メキシコ産のジュースのパックを置いていたのだが、いつの間にか姿を消していた。それ以後、なかなかおいしいジュースに出会えずにいた。
今回、10種類のジュース+アルフォンソマンゴーの缶詰+干しマンゴーのきき味大会だったので、とにかく参加して、おいしいものがあったら入手先を訊くのも目的の一つだった。お酒は飲まないので聞き酒には参加しても意味がないが、ジュースならOKである。
私の基準は「できるだけ他のジュースとブレンドしていないこと」である。果物は香りが強いので、ブレンドするとマンゴーの香りを殺してしまうことが多い。さらに、ピーチネクターを濃縮したようなとろみがあるのがマンゴージュースのおいしさのポイントで、氷を入れて少し溶けて冷えると、ちょっとだけ薄められて飲みやすくなる。
ブレンドしたものは、ミックスジュースとしてならどれもそれなりに楽しめるが、マンゴージュースとして合格点になったのは、株式会社グレイスが輸入元のマンゴージュースである。参加者の評判も総じて良かった。果汁100%でブレンドはしていない。製法は特殊らしく「特許出願中」とあるが……今回は許す(笑)。輸入酒店のやまやで扱っている。
反対に許せなかったのがマルカイコーポレーションの「順造選」のマンゴージュース。実は、最初に東京都内で見つけたのが1999年前後で、インド料理店のジュースと匹敵するおいしさで、大ファンになった。マンゴーの濃度が高いのでとろみもあって良かった。それからも、見かけるたびに買って、研究室に持って行き、休憩時間に飲んでいた。しばらくして、普段行く店で見かけなくなってしまった。広島大に着任し、西条のスーパーで、小瓶に入ったのが売っていたので、即買い。変わらぬおいしさを楽しんだ。人気は高いらしく、品切れになっていることもしばしばだった。とある日、買ってきて飲んでみたら味が全く違う。どうやら、レシピを変えたらしく、レモンジュースで薄めたまがい物になっていた。それ以後買うのをやめた。
今回の十番勝負でも順造選のジュースが入っていたので飲んでみたが、レモンジュースモドキの味に変化は無かった。このジュース、瓶にはやたらと「こだわって作った」という能書きが印刷してあるわけだが、そんな講釈を垂れる前にレシピを最初のに戻しやがれと小一時間(以下略)。
アルフォンソマンゴーの缶詰は別格のうまさだった。もともと糖度20%と甘いので、参加者は食べている間、言葉が少なくなってしまった。シロップを捨てるなんてもったいないことは誰もせず、氷を入れてジュースとして味わった。検疫の都合で生は輸入不可だから、日本では缶詰でしか食べられない。
終了後は池袋近辺の買い物ツアーとなった。グレイスのジュースを買って、やけにサイケデリックな雑居ビルに入っている輸入食料品の専門店で缶詰を買った。食べ終わったあたりで誰も何も言わなくても、グレイスのジュースと缶詰の購入に行くことは自動的にケテーイw。
今回の調査結果はいずれ同人誌として出版されるだろう。