それ何てシンクロニシティw
原研から帰って今日締め切りの原稿を書いてたら、総務係経由で電話が転送されてきた。「幽霊について、存在しないって立場で話をしてほしい」というテレビ出演の依頼が……。さすがに専門が違うのであっさり断った。そりゃむしろ心理学者の出番だろうと。
しかし何でまた私に幽霊の話が回ってきたのだ?確かに、前々回の教養の講義で学生にコメントを求められたときは、半分余談で次のように書いたのだけれど(○印が学生の質問、→以下が私の答え)。ネット経由でドッカでネタにされたかなぁ(´・ω・`)
○幽霊が見えるという人はTVなどでたくさん出ていますが、先生は幽霊の存在を信じますか?またポルターガイストなどについてはどう思いますか?肝試しなどで「幽霊を見た」とか「心霊体験をした」という話はよくありますが、どう思いますか?幽霊に取り憑かれて陰陽師が祓ったおかげで助かったなどという話もTVなどでありますがどう思いますか?
→物理的実体を伴った幽霊が存在するということは全く信じていない。しかし、世の中に「幽霊を見てしまう人がいる」ことは信じる。あくまでも主観に始まり主観に終わる話だ。まあ、普通に生活できていて、悪徳商法に騙されたりさえしなければ、幽霊くらい見たってどうってことはないのではないか。見るだけならタダだし。
ポルターガイストについては、それを見せ物にしていたが実はペテンだったというのがバレているので何とも……。
肝試しについては、幽霊の存在を信じている方が楽しめてお得だと思う。ずっと昔の肝試しは、土葬が主体だったから、より迫力があったらしい。これが沖縄あたりだと、墓の形が本州とは異なる上、ハブが居るから、夜中に墓の周りの草むらに足を踏み入れるのは命がけで、怪談話を楽しむどころではない。
なお、酸性雨の影響を調べるために墓石からサンプルをとったという話が語り継がれているが、どこまで本当かは知らない(建てた年が特定でき、材質も似たような感じなので、経年変化の観察にちょうどよいらしい)。
幽霊に取り憑かれるというのは……一体どんなひどいことをすればそうなるのか?物理的にとりつかれていることが観測できたとは思えないが、とりつかれた気分になるということは、何をやったか少なくとも本人は自覚しているということなのだろう。
なお、「あの世」「魂」の存在は信じた方が憂さ晴らしできるかもしれない。以前、仲間と青森の恐山に行ったとき、「イタコの口寄せで故人を呼び出してクレームをつけよう」って半分冗談で話をしていたのだが、さすがに「イタコは故人を偲ぶためのもので、吊し上げるためのものではない」「いくら何でもイタコの使い方間違え過ぎ」という意見が出てつぶれたことがあった。
まあ、幽霊を見て怖がる人も居れば、幽霊でもいいから一発殴らせろ、という人だって居るわけで、人間模様は様々である。
ま、どう思いますか、と訊かれたから、思っていることを答えたわけで( ̄ー ̄)
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