早稲田の研究費流用&データ捏造疑惑
捏造とされたAnal. Chem. 73(2001)1869の論文をコピーしてきた。しかし、なじみのない内容なのでよくわからないな……orz。
不正経理は……身の丈以上の研究費をとると起こりがちなのかもしれない。博士課程の院生時代に、教授に通帳作らされた経験を持つ身としては、大学が違ってもやっぱり同じことが起きるもんだなぁ……と。教授の説明は、「同じ研究室の経済的に困っている留学生への援助だ」というものだった。私がやらされた頃は、院生を別室に呼んで一人ずつ説得していた。でもまあ、「バレたらクビだから秘密厳守」と言い含められたので、ヤバイという認識は教授の方にもあったと思う。
私が修了してしばらくしてから、だんだん感覚が麻痺したのか横着になったのか、そのプロセスをすっ飛ばして説明抜きで通帳作らせて印鑑とともに預かるようになり、一方、研究では、D4D5D6が続出するような指導をしまくって院生の不満が高まり、あげくに内部告発で、通帳作らされたの研究内容盗られたのと、三週連続サンデー毎日にすっぱ抜かれて大騒動になったわけだが。
今回の騒動見てると何だか既視感が……orz。
データ捏造については、知り合いの私学の先生曰く「学生の捏造を見抜くのも商売のうち」だそうで……。まあ、間違いはチェックしないといけないが、最初から学生を疑ってかかるのもちょっと問題がある。
私の対策としては、予断を与えないような指示の出し方を工夫する、くらいか。最初に結論ありきなのは良くない。「こういうデータだと指導教員が気に入るに違いない」と学生に思われている状態で、変にプレッシャーをかけるとまずいだろうな。
しかしまあ今回のは、 韓国の黄教授に並ぶ「壮大なフィクション」を構築していたっぽいので、そういうのが好きなら税金使わず自費でワープロでも買って創作してれば良かったのに。
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