靖国参拝はいい観測方法では
毎年この時期になると、首相が靖国参拝をするかどうかで中国や韓国が騒ぐわけだが、もうこのあたりで思い切って参拝を続けることに堂々と決めてしまってはどうだろう。
中国と韓国が平気で内政干渉してくる国だということを世界に毎年定期的に知らしめることができるというのは、なかなかいいネタじゃないかと思う。いやね、隣なんだから注文つけてくれたって別にかまわないのだけど、考えるべきなのは、もし同じようなことを日本が中国や韓国に対してやったとしたら、向こうが何というかということでは。おそらく、「日本が内政干渉した」と大騒ぎになるのではないか(中国の方は天安門の時に証明済み)。
つまり、中国も韓国も、自分の国がとる行動と日本に対してやってることが、見事なダブルスタンダードである。こういうちっともフェアじゃない態度は、もっとはっきり言うなら「卑怯」と呼ぶべきだろう。で、そういう卑怯な国が隣にいるということを、国民がしっかり自覚するきっかけを毎年持つというのは、長い目で見て悪いことではないと思う。あんまりお人好しじゃあこの先生きていけないだろうしねぇ。
【追加:観測できそうなものリスト】
・条約、協定中の「内政干渉」の解釈の範囲あるいはブレ(中国と韓国のダブルスタンダードさの程度)
・中国と韓国はいつまで、どこまでクレームを付けるのか(毎年参拝して反応をみていれば定点観測?になる)
・国内の、賛成派と反対派の分布及び双方が使っているロジック
・政教分離原則の憲法条文の解釈の範囲(訴訟になって判決までいけば)
(番外)
・何でもかんでも2ちゃんねるに関連づけようとする、別の意味で思考停止な人の存在
【さらに追加:今年観測できたもの】
(首相本人、職務で警備した人、一般の参拝者以外で)
・国会議員の賛成・反対意見の分布
・新聞社の社説を通しての意見分布
・テレビ局の報道のあり方からわかる意見分布と世論誘導の手口(のお粗末さ)
・賛成派特攻服集団(実力行使組?)
・反対派青ヘル集団(実力行使組?)
・加藤議員宅に放火したテロリスト(=犯罪者)若干名
・中国のクレーム(国内では反日デモを押さえる方向?)
・韓国のクレーム
・靖国オフをやったらしい2ちゃんねらの一部
まだまだあるかもしれない。ただ、どう見ても、対内的には「現在浸透しているナショナリズムの種類とそれぞれの浸透状況」を表に出す効果が抜群なのだが……。
首相の靖国参拝以外でこれだけいろいろ一度にあぶり出せる材料は、今のところ他には無さそうである。
※滅多につかないトラックバックが2つもつくという、ブログ的にもありがたいネタであるともいえる。
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