経過観察
先週はシンポジウムに張り付いていて、とても出歩ける状態ではなかったので、やっと足首の経過観察で病院に行った。ギプスの上からX-ray撮られて、順調に治っているということで、ギプスの前半分をカットして外して、残った後ろ側だけを包帯で巻いて当てておくことになった。風呂に入る時は外して、足首の曲げ伸ばしをちょっとずつやるように、というお達しが。何でも足の甲の側の筋肉はもともと細いから、そっちを重点的に(つまり足指先を持ち上げる方向に)動かすように、と言われた。足裏の方はさほどでもないらしいのだが。
ギプスをどうやって切るのかと思って見ていたら、あんまり患者には見せたくないらしく「そっち向いて横になって」と言われた。そう言われるとさらに見たくなるのが人情だから、体をひねって顔を足の方に向けていたら、専用の電動のこぎり(ドリルみたいなやつで、先端で円盤状の歯が回転する)が用意された。医者がマジックで書いた線に沿って切れ目を入れて剥がすのだそうで……。そりゃ普通の人は引くか怖がるわなぁ。実際には、中にはタイツみたいな筒状の布が覆っていて、さらに綿で全体を覆っているから、固い部分を切るだけなら歯がそこで止まるので、足は無傷になるようにうまくできているのだけど。
がりがり表面を切って、これまた専用の工具を差し込んでばきばき音を立てながら割れ目を拡げて、出てきた下の綿やら包帯やらをハサミで切って外すわけで……それ何てモスラの繭の解体作業?という風情だった。
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