とりあえず山形に戻った……
大ドジ踏んだ経過報告。結果的に下のエントリのコメントののnaka64さんの情報がヒットした。
昨日やってもらった応急処置は、足の後ろ側から、中に針金が入っているウレタンマットみたいなのを曲げて当て、包帯で固定しただけだった。その状態で一晩過ごすと、骨折の場所よりもむしろ、針金が踵に当たっている部分の方が痛み出して寝てられないことがわかった。また、本当に応急処置なので、そんなに頑丈ではなく、次に動かしたりぶつけたりしたら入院コースまっしぐらなのは目に見えていて、そのまま動き回るのは危険である。それで、できれば今日中に固定しなおしてもらうことを考えた。
祝日診療している病院に絞って探したら、近場の練馬総合病院が整形外科もやってた。最初にそこに電話したら、当直の先生が整形外科専門だということで、一応くじ運は良かったっぽい。電話予約を入れて、タクシーを拾ってたどり着いた。もう一回X-ray、折れたところがずれてないことを確認して、今度はきちんと固定。医療用材料が良くなってるのか、シート状のものを裏から当てるだけで数分で完全に固まる(しまった、何使ってるのか訊いてくるのを忘れた)。とりあえず動かなくなり、中で当たって痛いということもなくなり、移動しても大丈夫な状態に。
とにかく今回は情報提供をありがとうございました>皆様。
で、同窓会に出ようかどうしようか考えたのだが、筋力が足りずに断念した。そのまま山形に戻るのがやっとだった。
普段の私の東京行き装備は、背中に本やらパソコンやら筆記用具、電子辞書、電卓といったものを背負い、充電ケーブル一式、テーブルタップ、iPod、着替えなんかを別バッグに入れている。バッグの方は、おやつやら飲み物やらDVDやらさらに追加の本(最近はイタリア語の辞書と単語帳であることが多い)が入っている。両足が使える状態なら、普段からこの程度のものは持ち歩いているので歩いても何ともないわけで、要するに、両足、腰、背筋あたりが適当に鍛えられているらしい。それが片足で両手に杖になると、荷物+体重を両腕で支えて持ち上げることになる。すると、腕で突っ張ってものを上げるための筋肉を使いまくるのだが、普段の自転車通勤ではそこちっとも鍛えられていない。結果、ちょっと歩くと息が切れる上、無事な方の左足が怠くなって身動きがとれない。体重+筆記用具と雨具程度なら、ちょっと慣れれば何とかなりそうだが、PowerBookG4を背負うのは私の筋力ではちょっと無理かな、と。
まあとにかく今回は、荷物込みの移動がえらく大変だったので、車椅子をちょこっと借りたり、JRの案内の係の人に荷物を運んでもらったりして、随分あちこちでお世話になった。話をしてみると、私と同様な失敗を旅行に来た先の駅の階段でやっちゃう人も珍しくはなく、もともと車椅子で移動してきてる人以外にも対応することがあるのだそうだ。このへんのサポートの設備も体勢も結構充実している(ことが使う側になってみて初めてわかった)。とにかく、今回お世話になった方々には(それが職務であったとしても)この場を使ってお礼を申し上げたい。ありがとうございました。
あと、元気な時には気付かない一人暮らしのポイントがいくつか……。まず、アパートは一階か、上の階ならエレベータで階段無しで部屋まで到達できる物件を選ぶべし。私の東京定宿のように狭い螺旋階段しかないと、帰ることもできない。トイレは洋式に限る。和式なら即アウトである。家具として、転がして移動できるワゴンでも椅子でも1つは置いておくこと。部屋の中の移動は這ってでも片足ジャンプででも杖でも何とでもなるが、とにかくお茶やら料理やらを運ぶのを一人でやろうとすると、「台車方式」が最も安全である(そうでないと、さらに火傷を追加する羽目になる)。
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