熱力学再勉強
研究がらみで普通の熱力学の適用限界をちょっと真面目に考えないといけないことになりそうなのと、来年度、グループの先生の代理で学生に熱力学を教えなければならなくなったのとで、熱力学の教科書を買って読み始めた。今のところ、田崎さんの熱力学の教科書の見通しが良いので、これでもう一回自分なりに整理しなおそうと思っている。
学生に教科書として指定しているのはムーアの基礎物理化学だが、この本の熱力学の書き方は正直言って私にはよく分からん。自分が読んで見通しが悪くてわからないものを使って学生に教えたって、学生だってわからないだろう。
読み物として、講義をする前に読んでおいた方がよさそうなの「熱学思想の史的展開」(山本義隆)あたりか。
研究がらみでは、非平衡系の熱力学がどのへんまで進んでるかを調べないといけなくなりそうなので、とりあえずプリゴジンの「現代熱力学」を読むことにした。これ以外に、何かいい本はないだろうか。
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