情操教育w
お茶の水大の名前が出てたので読んでみたら突っ込まずにいられなくなった。元記事はこれ。
小学校で飼育する動物の世話を経験した子どもは、バスや電車でお年寄りに席を譲るなど
思いやりの気持ちが強まることが13日、お茶の水女子大大学院の研究者グループの調査
でわかった。グループは「命の大切さと向き合う動物飼育が心の成長に好影響を与える
ことが裏付けられた」と分析。東京都文京区の同大で 14日開く「全国学校飼育動物研究大会」
で報告する。同大の無藤隆・客員教授(発達心理学)らの研究者グループがまとめた。
都内11校の小学4年795人を2つのグループに分類。乗り物で高齢者と居合わせたときなど
暮らしの様々な場面を想定し、自分の行動を「きっと譲る」「たぶん譲る」「譲らないかも
しれない」「譲らない」の4つの選択肢から選ぶアンケートを実施した。いずれのグループも動物飼育していない2005年3月時点で意識を調べ、翌4月以降、飼育
した6校(467人)と飼育しない5校(328人)に分類。1年後同じ質問を設定し、回答の変化を
分析した。
動物ったっていろいろあるだろうと……。
私が子供の頃、鶏を譲ってもらって家の庭で飼っていた。まだ幼稚園に行くか行かないかの頃である。親の狙いは、この研究と同様に私に対する情操教育だったらしいのだが、鶏の素性に問題があった。軍鶏のハーフだかクォーターだかで、やたらと乱暴で気が荒かったのだ。子供のことだから、最初は遊びたくて鶏の後をついて回った。ところが鶏の方は「追いかけられている」と解釈したらしい。間もなく、「逆襲する」ことを覚えた。つまり、飛び蹴りとか嘴でつつくとか。親の頭の高さくらいまではジャンプして蹴りをかませるわけで、子供相手なら楽勝だわな……。私の方は、鶏と遊ぶためにはまず「反撃する」を覚えないといけないことになった。要するに、怪我しない程度に先に実力行使するということである。家に帰ったらまず鶏と一戦やるのが日課になってしまった。おかげで、ある時期までは、ケンカになったら先にぶん殴れ、ってのを体で覚えたわけだが……。一体ウチの親は子供に何の訓練をさせたかったのだか、今もって謎である。
- » Continue reading or コメント (0)