ずいぶん昔から指摘済みな気が
「「信じたがる人」に伝わる意見」より。
失うものがある人にとっては、筋の通らない言い訳をすることは、自分の通貨を 失ってしまうことを意味するから、論理で相手の説得をはね返す動機が発生する。
失う通貨の無い人にとっては、そもそも対抗論理を作り出すことが無意味なことだから、 「あなたは信じるに値しない人間だよ」という理由で十分だったりする。
属人的な考えをする人を説得するには、「人に対する信頼」自体を担保にすること。
対策まで書いてあるあたりがなかなかよいのだけれど、信じたいものしか信じない人間の性質は紀元前から指摘されている。
Libenter homines id quod volunt credunt.
(人間は自分が信じたいと欲することを、喜んで信ずるものだ)カエサル、「ガリア戦記」
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