言語学からの反論
「思索の海」というblogに、「水からの伝言」に言語学の立場から反論する」というエントリが出た。
その言語における形と意味の対応に関する情報を持っていないと、その言語(の表現)を理解(あるいは使用)することはできない。
といった、普段何気なく言葉を使っていると見落としがちなことをきっちり書いてくださっている。さらに、
水がある言語表現を「よい言葉」だと判断するためには、水自身が、
その言語表現がどのような意味(内容)と結びついているのかという情報、と
その言語表現がどのような文脈に置かれるとどのような解釈を得るのかという情報
を持っている必要があります。さらに、
評価の基準に関する情報
も持っていなければならないでしょう。かなりの程度解釈を絞り込むことができたとしても、そこでその表現が良いか悪いかを判断するにはやはり何らかの知識が必要だと思います。
と、わかりやすくまとめた上で、
ある言語表現の、その物理的性質(形)のみと特定の評価を結びつけることは原理的に不可能
と指摘している。私にとって気になったところだけを引用したが、ぜひリンク先を訪れて全文を読んでみてほしい。
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