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クマゼミ

Posted on 8月 6th, 2007 in 倉庫 by apj

asahi.comの記事より。

クマゼミが光ファイバーに産卵 断線被害続出に対策腐心
2007年08月03日

 西日本に多いクマゼミが、木の枝と勘違いして光ファイバーケーブルに産卵し、光ファイバーが断線する被害が相次いでいる。通信業界はケーブルを改良して防衛に乗り出したが、大阪は今年が4年に1度のセミ大発生の年とされる。ハイテクとセミが闘う熱い夏を迎えている。
   
 被害は九州から東海地方まで及び、昨年はNTT西日本で約千件、関西電力系の通信会社ケイ・オプティコムで約200件に上った。光ファイバーの幹線から枝分かれした各家庭への引き込み線で、被害が出ている。

 大阪市立大の沼田英治教授(動物生理学)によると、クマゼミは枯れ枝に産卵する習性があり、引き込み線を枯れ枝だと思い込んでいるようだ。卵を産み付ける産卵管(太さ約1ミリ、長さ1センチ以上)は硬く、光ファイバーの心線(シリカガラス)を覆うポリエチレンに簡単に刺さる。少しずつ移動し、何回も突き刺して産むという。

 被害が注目され始めたのは02年ごろから。家庭向け光ファイバーが普及し始めた時期だ。心線が圧迫されたり折れたりするほか、刺した跡から水が入り込んで断線するケースも。NTT西日本ネットワーク部の浦川幸司主査は「セミが原因だなんて、最初は冗談かと思った」と話す。

 従来の引き込み線は、設置作業がしやすいよう、小さな溝があった。セミはこの溝に産卵管を刺していたため、同社は溝なしタイプを開発。さらに、産卵ピークが過ぎた昨年8月末から、心線の両側に樹脂の防護壁を埋め込んだ改良型を使い始めた。「この夏は効果を見極めたい」と浦川さんは話す。

 ケーブルメーカーのタツタ電線(大阪府東大阪市)は、クマゼミの生息する樹木にケーブルを張って生態を観察。生木を避けて産卵するらしいとわかり、生木の感触に近いポリウレタン製のケーブルを今春から販売し始めた。「屋外での実証実験も重ねた」と同社の安藤明彦・情報通信営業部長は自信を見せる。

 クマゼミの生息域は、温暖化の影響のためか、北上しており、今後、関東地方でも対策が必要になる可能性がある。

 何を基準にしてクマゼミが枯れ枝を判別しているのかが気になる。ポリウレタンで効果があるということは、単純に堅さで区別しているのだろうか。

TBスパム喰らった……orz

Posted on 8月 6th, 2007 in 倉庫 by apj

変なトラックバックスパムを一度に40件ほど喰らったら、Recent Trackbacksのリストが流されてしまい、削除しても戻ってこない……orz。エントリ毎のトラックバックはきちんと保存されているのだけど。
 削除したらTBリストが復帰する仕様になってないのかしら。制作者様に問い合わせてみないと……。