弁護士に仕事を頼むということは……
「福袋を買う」が如し。ただし、まわりを見渡しても弁護士に仕事を頼んだ友達すらあまり見当たらないという、「普通の人々」にとっては。
商品の中身(=この先生はどんな弁論をしてくれるか)という情報を知ることができないまま、30分5000円の法律相談などをきっかけにして仕事を頼むことになる。
ややこしいことになっててんやわんやの状態の相談者が、たった30分、しかも時間制限を気にしながら弁護士と面談して、「どんな弁論をしてくれる人か」が的確に見抜けるというなら、そりゃ超優秀な採用担当の即戦力として仕事ができると思うぞ。
今回、予め弁論1セットをじっくり眺めて納得の上で仕事を頼むことができた私は、はっきり言ってレアケースだ。ただ、この「福袋販売」状態を解消しないと、司法改革をして、弁護士の就職難が起きるほど増えても、弁護士が一般人にとって身近な存在にはならないように思うのだけど。
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