高校生向け活動
第一学習社の「改訂スクエア最新図説化学」の特集記事に、「ニセ科学に惑わされない!」を書いた。見開き2ページ。今日、宣伝用の見本が送られてきた。どうやってチェックするかというだけではなく、ニセ科学が蔓延すると、社会にどういう悪影響があるかというところまで言及した。
明後日、水戸二高のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の企画に協力し、高校生に、ニセ科学の話をする予定。今、スライドを作っている。言葉の説明を丁寧にやればとっつきやすいものになるかな、と思いつつ編集中。
講演後に懇談をすることになっていて、多分今の仕事に就くまでについていろいろ訊かれるんじゃないかと思う。しかし悲しいことに、若い人達に向かって、同じ道を歩んで欲しいと言える状態ではない。博士やポスドクの就職難がひどすぎる。
月刊THEMIS11月号にも、『「大衆化」の成れの果て 「博士」の就職難・大学院の失敗は当然だ』という記事が出た。博士課程で企業向けの人材養成をするべきだろうというのが趣旨だが、理工系は何とかなったとしても文系は難しいだろう。
政策的に大失敗をやらかした影響で、当分どうにもならないから、その時になったら就職率やら生涯賃金をよく考えて進路を選ぶように、という現実的なアドバイスをするしかないだろうなぁ。本当は、若い人に向かって希望を語れる職種であってほしかったのだが>研究職やら大学教員やら。
- » Continue reading or コメント (0)