イグ・ノーベルが来そうなネタ
遺伝子操作で涙のでないタマネギを製作、ニュージーランド人研究者
【Technobahn 2008/2/4 11:23】ジーン・サイレンシング(遺伝子抑制)という手法を用いることで、ニュージーランド人研究者が切っても涙がでないタマネギの製作に成功していたことが1日、研究機関の発表により明らかとなった。
この研究を行ったのはニュージーランド作物食糧研究所(New Zealand Crop & Food Institute)のコリン・イーディー(Colin Eady)研究員を中心とする研究グループ。
タマネギが切った際に涙が出るのは、これまでアリイナーゼという酵素の働きと考えられてきた。しかし、2002年にハウス食品がアリイナーゼが働いた次のステップで働くLF合成酵素(LFS)という新しい酵素を発見。このLFSを働かないようにすれば、涙の出ないタマネギを製作することも可能になるという判ったため、ニュージーランド作物食糧研究所では、遺伝子抑制法を使ってこのLFSを働かないようにするタマネギの研究を行ってきた。
ハウス食品による研究成果は2002年に英科学雑誌「ネイチャー」に掲載され研究者の間で注目を集めていた。
ニュージーランド作物食糧研究所では今後もこの切っても涙がでないタマネギの研究を進めるが、このタマネギが一般の食卓の上に上るまでにはまだ、10~15年の歳月は必要になるだろうとも述べている。
水に浸して切るのでは、やっぱり面倒ってことなのか。
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