第5回口頭弁論だった
神戸の訴訟の第5回口頭弁論なので行ってきた。今日は壇さんも来ていた。
帰りの新幹線で絵里タンといろいろ話をした中からいくつかネタを書いておく。
ロス疑惑の三浦さんがサイパンで捕まったため、お父上の弘中惇一郎弁護士のマスコミ露出度が上がっている。ニュースで放映されたインタビューは、自宅の近くで行われたとのこと。マスコミに弘中番が居て、張り込まれていて、囲みを突破しないと事務所に行けないのだそうで。事務所の近くで張るのかと思ったら違っていた。
その三浦さんの著書の「弁護士いらず」について。昨年改訂新版が出ている。ネタになった裁判自体はもう終わっているのだが、東京拘置所のしくみが変わったらしく、その部分で改訂したのだそうで。旧版と読み比べると、拘置所の何がどう変わったかがわかるという、ちょっとマニアックな情報が得られる。私は、旧版はamazonマーケットプレイスで購入し、改訂新版も買ったので、時間ができたら読み比べてみるつもり。
弁護士急増による弁護士の就職難について。やっぱり初任給は下がり続けているらしい。弁護士過疎のところで仕事をすれば、まだ売り上げを増やせる余地はあるが、そういうところでは紛争が多いわけではないから、訴訟の経験が手薄になる。弁護士といえども、情報交換しつつ訓練しないと訴訟の腕が上がらず、いい準備書面が書けないらしい。渉外専門の事務所だと、弁護士になって10年位経っても裁判したことがない弁護士も居るとのこと。訴訟代理人を選ぶ時は、どういう事務所を経てきた弁護士かというのは、結構重要な情報になる。
ただ、訓練を受けられない弁護士が増えて、薄利多売で紛争を引き受けるようになると、訴訟代理人が居るのに双方の準備書面が意味不明、という事態も起こりかねず……。価格の安い手抜き準備書面というのがあり得る。本人訴訟であれば、訴訟を進めるのが難しそうなら裁判官が弁護士をつけるように言うことがあるそうだが、既に弁護士がついていて弁論が意味不明な事態になったら、裁判官は一体何と言うのだろう?
実際、弁護士の名前で内容証明が来て、弁護士を問い詰めたら「私は記載の内容までは知らん」と言われ(だったらそんなもん出すなよ)、訴えてみたらその弁護士はおろか誰も出てこない、という事件があったということ。変な弁護士に当たるケースもこれからは増えるのかもしれない。
訴訟資料持ち歩き用のファイルは特別製らしい。確かに、一般の文具売り場では見かけない。なかなか便利そうだし、他でも使えそうなので、購入方法を今度教えてもらうことにする。
- » Continue reading or コメント (0)