Feed

ハイビスカス

Posted on 3月 30th, 2008 in 倉庫 by apj

 先日、学会のついでに東京に立ち寄ったので、都内の茶葉専門店で、ハイビスカスティーを買ってきた。スーパー等で手に入りやすいのは、ローズヒップとブレンド済みのティーバッグなので、ブレンドしていないものを探していたのだが、池袋の地下の三國屋善五郎という店で見つけた。花弁をそのまま乾燥させてあり、砕いてないので、茶濾し付きのガラスのマグカップも一緒に買ってきた。
 今から三十数年前に、ハイビスカスティーを飲んだことがある。私はまだ小学校に行く前だったと思う。確か、カネボウ食品が新製品で開発したのを、グループ会社の製品ということで親が入手したのだった。見慣れた紅茶のティーバッグと同じ形で、細かく砕いて袋に小分けされていた。子供だったので、ハイビスカスと言われても何が何だかわからず、親がまず飲んでみたら酸っぱかったので、砂糖を入れて甘くしたものをもらった。もともとの酸味が強いので、はっきりした甘酸っぱい味になり、大変に美味しかったのを覚えている。赤い色が印象的だった。
 しかし、手に入れたのはその時だけで、なにぶん田舎の事なので、近場のスーパーに出回ることもなく、そのうち製造販売を止めてしまったのか、その後見ることはなかった。
 最近になって、近くのスーパーで、ローズヒップ&ハイビスカスのティーバッグを見つけたので飲んでいたのだが、ちょっと物足りない。今回、ブレンド前のものを入手してみて、やっと納得できた。多分、子供の時に飲んだのはブレンドしていないものだったのではないかと思う。
 色鮮やかなので、ガラスのカップを使った方が見て楽しめる。夏場なら、濃いめに出して、砂糖も多めに入れて氷を加えて飲むと良さそうである。