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作家の氷室冴子さん逝去

Posted on 6月 7th, 2008 in 倉庫 by apj

 livedoor newsより

。[訃報]「なんて素敵にジャパネスク」の氷室冴子さん51歳
2008年06月06日19時22分
 氷室冴子さん51歳(ひむろ・さえこ<本名・碓井小恵子=うすい・さえこ>作家)6日、肺がんのため死去した。
(略)
 北海道岩見沢市出身。大学在学中の77年、「さようならアルルカン」で小説ジュニア青春小説新人賞の佳作に入選してデビュー。平安時代が舞台の「なんて素敵にジャパネスク」シリーズが大ヒットし、80年代から90年代にかけて田中雅美さんらと集英社コバルト文庫で「コバルト四天王」と呼ばれ、少女小説を代表する一人として活躍した。他に「ざ・ちぇんじ!」「クララ白書」など。

 「なんて素敵にジャパネスク」は、白泉社コミックスを後輩が持ってきていたのを借りて読んで、その後、文庫本を全部読んだ。大人になってからだけど結構楽しめた。「ざ・ちぇんじ!」は元ネタが「とりかえばや物語」だと、古文の好きな高校の後輩が言ってたような。
 高校時代の同級生がはまっていたのは「少女小説家は死なない!」。何でも、少女小説家がよりよい作品を書いて競争するのではなく、あの手この手でライバルを妨害する方に走るところがコメディとして面白いだとかで……。結局当時は読み損ねてしまって今に至る。さっき、amazonを見たら古本が安く出ていたので、文庫本とコミックスを衝動買いした。
 今のようにラノベ全盛時代ではなかったので、中高の頃のマンガの次に固い本となると、コバルトは人気シリーズだった。楽しませていただきました。ありがとう。


ここからは旧ブログのコメントです。


by TaKu at 2008-06-05 16:10:05
残念です。

「なんて素敵にジャパネスク」を筆頭に色々楽しませてもらいました。
今では30台半ばの男性ですが、又読みたいですね。(処分しちゃってます。残念)


by Niimi at 2008-06-31 21:52:31
訃報

宇宙大元帥も旅立ってしまいましたねぇ……
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080606mog00m200025000c.html


by 若輩者。 at 2008-06-46 06:12:46
驚きました。

はじめまして。いつもROMしております。
裁判のことなどは悪マニでも目にしております。
お疲れ様です。めげずに(?)頑張ってください。
(本当に大変な相手ですね。)

氷室さんの作品は中学、高校の時にはまっていました。
が、この先生はシリーズを完結ない作品もけっこうあり、10年ぐらい
待っていたのですが、とうとう未完のままになってしまいました。
ジャパネスクとざ・ちぇんじや白書シリーズは完結しておりましたが。
残念です。


by apj at 2008-06-31 09:30:31
Re:作家の氷室冴子さん逝去

Takuさん、Niimiさん、若輩者。さん

 中高生の時期にそれなりに読んでいたり、友達との話題になっていた作品の作家さんの訃報を目にすると、時の流れをいっそう感じたり、年取ったなあ、なんて思いますよね。

 氷室さんの未完の作品があるのは残念ですね。

 多分、コバルトは数が出ているので、ブックオフを丹念に回ったり、オークションやamazonで探したりすれば、入手の難易度は易しい方だと思います。

 品切れ絶版になった70年代のコバルトやら朝日ソノラマのシリーズ、電子書籍版を買えるようにしてほしいですよねぇ。当時を振り返りつつもう一度読みたいものも結構ありますし、紙媒体で現実の在庫を持たなくて良いなら保管費用が圧倒的に安くなりますから、商売になると思うのですけれど。