いよいよ赤本に載る
「化学」2007年4月号に掲載された私の文章の一部が、倉敷芸術科学大学の2008年度の生命科学部生命科学科の推薦入試の基礎学力試問で使われた。問題は全部でI,II,IIIと出て、I,IIが選択、IIIが全員回答で、私の文章はIIIに使われた。内容は、水伝批判のうち、中谷ダイヤグラムについて説明した部分で、TOSSが広めたとか、AERAの批判記事がきっかけでTOSSのサイトから削除されたといったことが書いてある。
この文章の使用許諾を求める手紙が教学社から来た。教学社というと、大学入試過去問集、通称「赤本」を出している会社で、赤本に載せたいという連絡である。私も受験の時は赤本にはお世話になった。さぼりだったから十分過去問研究をしないで試験に臨んでしまったのだけど。掲載の方は、勿論快諾の書類を書いた。
大学に勤めている人にとっては「作った問題が赤本に載る」は別に珍しくもなんともない。しかし、「自分が書いた文章が試験問題に使われて載る」は、何だか貴重な経験のような気がしてくる。大学入試で赤本のお世話になっていた時は、載る側になるとは思わなかったし、書いた文章が載ることは想像もしていなかった。
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