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日経サイエンス8月号の喫煙の記事

Posted on 6月 30th, 2008 in 倉庫 by apj

 今月発売の日経サイエンスの「1本で脳が変わる ニコチン依存の新仮説」はなかなか興味深い。ニコチン依存になるまでの時間が極めて短く、吸い始めてから1ヶ月以内に依存が始まる可能性が最も高い、という報告。長年続けたから止められなくなった、ということではないのだそうな。しかも、後から禁煙に成功しても完全に元には戻らないということだから、後々厄介な事になりたくなければ最初の1本に手出しをしない、というのが正解なのだろう。

 私が喫煙しなかったのは、いつも煙草を買うことを意識しなければならなくなったらとても面倒くさいに違いない、ということに尽きるのだけど。大体、食事をするのも面倒(何を食べるか考えなければならないのが既に面倒)で、何で人間は光合成でやっていけないのかと植物を見て恨めしく思うのに、この上「煙草を買いにいかなきゃ」などという要素が1つ増えるなんて、想像するだけでも悪夢である。