微妙な予告
存在しない駅で「殺しまくる」 予告の男逮捕 「犯罪ではないと…」
7月14日16時52分配信 産経新聞インターネット掲示板「2ちゃんねる」に「埼京線の上野駅で人を殺しまくります」と書き込んで警察官に警戒を強化させたとして、警視庁上野署は14日、偽計業務妨害の疑いで、板橋区成増の無職、崎山裕介容疑者(32)を逮捕した。上野駅に埼京線は乗り入れておらず、「存在しないから犯罪にはならないと思った」などと供述している。
調べでは、崎山容疑者は6月28日午後7時半ごろ、掲示板に殺害予告を書き込み、2日間で延べ50人の署員を警備に当たらせるなどして業務を妨害した疑い。自宅のパソコンから書き込んでおり、すぐに浮上したという。
存在はしないが、実在の地名を使って地理的に微妙だと逮捕になるらしい。
これがもし、地下鉄御堂筋線の東京駅、とか、誰がどう見ても遠く隔たっていたらどうなるのだろう。実在の駅名を使うとその周辺を警戒しなければならなくなるから、「雛見沢駅で」とやったらどうなるか(雛見沢は、「ひぐらしのなく頃に」の舞台となった架空の地名)。あるいは、「パリで……」といった、海外だったらどうか。
こうなると、一体どこまでなら逮捕されるのかという境界を知りたくなってくる。実験するにはちょっとずつ内容を変えて、徐々に架空度・非現実度が増えていくような予告を並べてするしかなさそうだが……。さじ加減を間違えて逮捕の方に含まれてしまうと、現実に迷惑をかけるし予告した人もリスクを負う。気軽に実験、というわけにはいかないよなぁ……。
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