たまたま、東京行きの日程が合ったので、紀藤弁護士のサイトで紹介されていたシンポジウムに参加。
サプライズ参加は、福田首相だった。来賓挨拶5分の予定が、20分ほど消費者の立場に立った行政について熱く語り、シンドラーエレベーターやこんにゃくゼリーやパロマ湯沸かし器の不具合で子供を亡くした母親の訴えを訊いてから帰っていかれた。消費者団体主宰のシンポジウムに総理大臣が来るというのは、これが多分最初だろうという話。会場に入った時、前の方の席が関係者席になっていて、マスコミでも来るのかと思っていたら、総理のSPの席だった。公演中も、壇の両端に一人ずつと、会場の前の方の入り口脇に一人ずつそれらしい人が居るのが見えたが、総理が立ち上がった途端にそのまわりのSPも立ち上がり……しっかりガードされていた。
辞めるなら消費者庁をつくってからにしてほしかったと、会場の大部分の人は思っていたに違いないが、設置法案の仕事も進んでいるので、とにかくこのまま消費者庁設置に向けて盛り上げていこうという方向で進んだ。
終わった後の懇親会では、目の前が宇都宮健児弁護士だったので、名刺交換して握手してもらっていろいろと話をしていた。山形県内で消費者問題に詳しい弁護士の一人が外塚弁護士だそうで、何と私が今別件でちょこちょこ相談している最中の先生だった。世間が狭いって言うのだか何なんだか。
宇都宮弁護士によると、対悪徳商法の活動では「訴えられるのが勲章」。ってことは、お茶大が訴えられてそこに訴訟参加してる私は、「私がやってた活動なのにお茶の水大に勲章を持って行かれそうになったから奪い返そうとしている最中」ってことなのか?
久しぶりに紀藤先生にも会えたし、紀藤事務所つながりの関係者にも会えた。
そのへんで聞き込んだネタをいくつか。
まず、お茶の水大が訴えられた裁判は、名前を付けるなら「悪マニに書かれるぞ事件」だろうという……orz。悪マニに書かれたから裁判になったというのならまだわかるが、「悪マニさんとこの話題になるだろう」という予想を述べただけで名誉毀損訴訟になったわけで、むしろこの提訴をすること自体が悪マニに対する名誉毀損ではなかろうかという話。言われてみればまあその通りで、「あそこに書かれるぞ」という表現だけで社会的名誉の低下を引き起こすっていうことだから、ある意味すごいサイトだよなぁ>悪マニ。どんだけ強力なレッテルがくっついてるんだよ。
ツボにはまって爆笑したのが、リアルストーカーを事件番号方式で呼ぶという話。例えば、「平成19年(ス)第1号」というのが、平成19年度に新たに現れたストーカーの一人目を意味する、というやり方である。確かに特定はできるし、固有名詞を出したらまずい場合もあるのはわかるんだけど、その呼び方って……[:泣き笑い:]。ウチのblogや掲示板でも同じ方式を使いたい。「平成20年(ア)第1号」って呼び名で、コメント欄に現れた今年最初の荒らしさんを特定するとか。まあ、現実の事件番号とぶつからない方が望ましいんだけど、「(ア)」がつくヤツってあったっけか?