マニアが集まったのでは^^;)
MSN産経ニュースの記事より。
A評価ばかりの大阪市大法科大学院 文科省は懸念
2009.1.28 22:34
文部科学省の設置計画履行状況調査で、成績評価を是正するように求められた大阪市立大学の法科大学院(大阪市住吉区)。調査によると、同大学院では一部の科目で、選択した学生の多くがA評価と判定されており、他の科目とは著しく成績分布が異なっているといるという。大学院側は「絶対評価を採用しており、高い成績を収めた学生にはA判定を付けざるを得ない」と困惑している。
大学院によると、A判定が多いのは必修以外の選択科目の一部。特に4~5人しか受講していないような小人数の科目で多く、9割以上がA判定というケースもあるという。
昨年度まで同大学院の専攻長を務めていた阿部昌樹教授は、「定期試験はあくまでも学生の能力を確認する試験であり、A判定が多いのは学生の習熟度の高さの表れ」と反論。試験の質についても「教員間で試験後に、科目ごとの成績結果について十分検討しており、問題ないと考えている。A判定を出そうと思って試験のレベルを下げているわけではない」と話す。
一方、調査を行っている文科省大学設置室は、同大学院に対して「A判定ばかりでは、評価が正しく行われていても、結果として試験内容の質が疑われてしまう」と懸念を示す。同大学院は平成18年の調査でも同様の件で文科省から指摘を受けており、「改善されているのであれば、試験のあり方や成績の評価基準などの改定部分を明示すべきだ」としている。
選択科目で受講者が4~5人ということは、特にその科目に興味を持っている、ある意味マニアックな人だけが受講している可能性があるわけで、しかもこの人数だと非常に手厚い少人数教育になってしまうはず。すると、それなりのレベルの問題で試験をしても、全員がけっこういい点数、というのは十分あり得るわけで。まあ、学生が少なくて不人気だから教員の評価が甘い方にいくという可能性もあり得るのだけど。
受講者がマニアの集団だった場合、文科省のお達しはかなり無理があると思うのだけど。
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