日本トリムの宣伝が相変わらずな件
次のようなメールをいただいた。
わたくしの勤務する会社にて、
お昼休みに日本トリムが営業にきました。「水と健康を考える」というタイトルのお話でした。
お話で活性水素という言葉は使われていませんでしたが
「社内研修用資料」と書かれたチラシには>水素と活性水素を含んだ「電解還元水を飲み続けましょう」
と書かれていました。
また、お茶を使ったデモンストレーションがありましたが、
pHの効果であるという説明はなく
「吸収力が良いからだ」という説明でした。しばらく貴Webを見ない間に、天羽さんと日本トリムの
間で面談があったようですが、きっと販売方法について
改めるような事は期待できないのでしょうかね。配られた資料はとってありますし、録音も残しています。
インチキ宣伝を止めてまっとうに販売しようとしていた須長副社長が別会社に出てしまわれたので、もう改善の見込みは薄いということだろうか。私が見せて貰ったパンフレットや資料には、そのような説明が出てくる余地は無かったのだが、須長氏が居なくなって元に戻ったのだろうか。私としては須長氏に頑張ってほしかったし、宣伝がまともになるなら応援する気持ちもあったのだが。
繰り返しになるが「活性水素」なる物質を仮定しなければならないような新規な現象が起きているという証拠はない。また、還元水は試験管内で一定の抗酸化作用を示すが、活性酸素と直接反応して消去するような物質の存在は期待できない(平岡さんの論文)。
お茶の色が変わるのはpHの違いで説明できる。吸収は関係無い。
トリムの状況を見ていると、最初に怪しい宣伝で販路を広げるようなことをしてしまうと、後からの修正が容易ではないということがわかる。まともな宣伝で商売をしたければ、最初から怪しい宣伝はせず、そういう宣伝に安易に流れない販売員や営業の人で販売組織を構成しないといけないということなのだろう。
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