強制捜査
薬事法違反の疑い 強制捜査へ
11月27日 5時55分
福岡市の健康器具販売会社が、電気で振動させた「波動水」という水を飲めば病気が治ると装い電気器具を販売していた疑いが強まったとして、福岡県警察本部は、薬事法違反の疑いで強制捜査に乗り出す方針です。
薬事法違反の疑いが持たれているのは、福岡市博多区に本社がある健康器具販売会社「バイオシーパルス」です。警察などの調べによりますと、バイオシーパルスは、電気で振動させた「波動水」という水を飲めば糖尿病やがんが治ると装って「パワーウェーブ」などの電気器具を販売していました。バイオシーパルスは、紹介料がもらえるシステムで全国に会員を増やし1セット数十万円で、この器具を販売していましたが、一部の会員が「病気が治る効果はない」と訴えたのを受けて警察が捜査を進めていました。その結果、バイオシーパルスが効能があるかのように装って電気器具を販売していた疑いが強まったとして、福岡県警察本部は、薬事法違反の疑いで強制捜査に乗り出す方針を決めました。「波動水」を作るこの器具をめぐっては、経済産業省が去年5月、科学的な根拠がない、うその勧誘をしたとしてバイオシーパルスを半年間の業務停止処分にしています。バイオシーパルスは、おととし9月期の決算で34億円の売り上げがあり、警察は違法な販売の実態のほかに資金の流れについても調べることにしています。
以前から話題になっていた波動商法のバイオシーパルスが、とうとう強制捜査の対象になりそう。こういう摘発はどんどんやってもらいたい。
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