敢えて乱暴に
学生からのコメントを整理していたのだけど。
「健康にいい」「ダイエット」を謳う製品全てを無条件に却下することにしても、実は、健康には何ら影響が無いのではないか、ということを考えた。
何せ、平均寿命が80歳の国ですよ、日本は。
ちょっと調べる必要があるのだけど、体をこわさない基本って、
(1)バランスのとれた食事を適度に食べる
(2)適度に運動する
(3)睡眠不足にならないこと
(4)そこそこ清潔にする (※コメントで指摘しただいたので追記しました)
くらいだろう。既に病気の人は医師の指示に従うとする(食餌療法や服薬など)。
これらについてのまともで正しい知識をどこで学ぶかというと、(1)は家庭科、(2)(3)は保健体育(たぶん)。どっちも義務教育。(4)は、家庭科の住居関連のあたりで言及されそうで、そもそも体に良い何チャラ製品群とは関係がない(掃除のためのアイデア商品、といったものには関係するかも)。
(2)(3)を補える商品は今のところ存在しない。運動用の器具を買ったって体を自分で動かさない限り効果はないし、寝具は選ぶと快適かもしれないがそれも人によるので一律にこれ、ともいえない。(2)(3)を補助するまともな商品なら一律に「健康にいい」「ダイエット」ということにはならないだろう。この器具でこれだけの運動をこれだけ継続すると消費かロリーが○○、といった表示になる。
(1)は、「足りないものを補う」ものを摂取するなら意味はあるが、何が足りないかは人によるので違うので、一律に「これを飲んだら健康にいい」式の宣伝にはならない。
ダイエットの方は、カロリー制限と運動以外の解はない。「○○ダイエット」で生き残ったものは何一つない。
義務教育の知識をきちんと身に付けていれば、「健康にいい○○」「××ダイエット」の情報を全て遮断し商品を却下しても健康に生活できる、ということになってるんじゃないの。
学生から、知識が足りなくてもインチキに引っかからない方法はないか、と聞かれたので、疑似科学広告の4条件(権威のお墨付き、マスコミ、嘘導入実績、特許)に当てはまる宣伝をしている商品は内容ジャンルを問わず却下、と答えたあと、「健康にいい」「ダイエット」を捨てるだけで、かなりの数のインチキを却下できそうだと思ったわけで。
数が多いので、却下する条件に当てはまるものをまず全部捨てて、残ったものについてじっくり検討、でもよさそうな気が。膨大なクズの山からひょっとしたら混じっているかもかもしれない本物を捜し出す努力をする意味なんか、普通は無いんじゃないの。それが趣味なら止めないけど。
これで落とせないのは、燃費向上グッズとかかな。「エネルギー系製品の却下基準」も作ってもいいのかも。
金融系はまた別扱いだよなぁ。解約や清算の時期を選べない(あるいは清算しようとするとバカ高い違約金を支払わせるような種類の)商品には手を出すな、とかいろいろ。
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