近況など
twitterでは呟いてましたが、今週は、火、水、木と、香川大学に出張していた。
香川大で、TDRの測定装置とパソコンをつないでデータを取り込めるようにし、ディファレンス法の計算をやって誘電スペクトルまで出せるような環境を作って、測定のデモをやる、という作業。
私の手持ちの計算プログラムがMac用(しかもOS9で動作)なので、OS Xのclassic環境を用意するしか無いのだけど、既に購入されていたNI社のGPIBインターフェースがUSB-GPIBで、こいつのデバイスドライバはOS X用のみでOS9用が無かったために一手間以上かかることに。
GPIB-ENET(あるいはENET/100)なら、OS9もOS Xもドライバがあってどちらでも動いたのに(つまり現状のソフトでも動いて、そのうち Carbon対応したらそっちでもOKになったはず)、なぜかNIの営業はUSB-GPIBを薦めたそうな。香川の先生が「OS9で動きますか。GPIB-ENETならOS9のドライバもあるようですが」などと訊いたところ、「動きます」と答えた上に「遠隔地の制御をするのでなければGPIB-ENETの必要は無い」と言ってUSB-GPIBを買わせておいて、いざ届いてみたら「ドライバは付属のCD-ROMのもの(OS X)しかありません」ということだったそうだ。
こんな営業をしたNIの担当のヤツちょっと来い……(怒)。
で、まあ、NI社のえー加減な営業のせいで、classic環境でそのままデータを持ってこれるはずができなくて、Igor Pro(OS Xで動作)のスクリプトを書いて、Igor Proから測定器のデータを読み出してファイルに保存できるようにし、それをclassic版の計算プログラムで読み込んだら、スペクトルの計算までできるようにしてきた。
おかげで、行った初日は夕食を食べ損ねた上にホテルに入ったら日が変わってるし、その次の日も昼食どころではなく、名物のはずのうどんにありついたのは、撤収の時に駅ビルの食堂で何とか1杯だけだったという有様……。食い物の恨みは怖いって知ってるよな>NI(笑)。
まあ、最初、装置側のインターフェースも不具合があって、OS X付属のInteractive Controlで叩いても動かんということがあったりしたわけだが……。何故かdegauss押して本体のメイン電源再投入で治ったという、それはそれで不安要素が残る状態だが、そっちはアジレントにメンテナンスを頼んでもらうしかない。
計測用のMacはOSの再インストールを2回もする羽目になるし、その他にもいろいろ、まあ大体現場で出そうなトラブルには一通りぶつかったという感じ。
今日山形に戻ったのだが、明日、午後の講義が終わったら、会津に移動して一泊、土曜日は会津高校で、高校と大学連携のための授業を2時間分こなす予定。
何だかわからないけど走り回ってる。こんな状況なので、今年のトンデモ本大賞(土曜日に開催)には参加不可能となった。まあ、高校からの依頼仕事優先なのは当然だし。
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