修正1条
『シュワルツ博士の「化学はこんなに面白い」』を一通り読み終えたのだが、放屁が原因で訴訟になった話が紹介されていた。原告の主張は、被告がいつも自分に対して放屁して精神的苦痛を与えられた、だったのだが、被告側弁護士はこれに対抗して合衆国憲法修正1条を持ち出した。つまり「放屁は言論と表現の自由である」と主張したのだ。結果、判事は被告に軍配を上げ、原告の請求を棄却した。
アメリカは訴訟社会だという話はしばしばきくし、とんでもない訴訟が行われていることも知っていたが、放屁に対して憲法修正1条が適用されるというのはさすがに考えてもみなかった。ってか、言論と表現の自由はそこまで認められるのか、本家では……。もうね、どこをどう突っ込んだらいいのかよくわからないんですけど。