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水伝批判・子供向け

Posted on 11月 9th, 2006 in 倉庫 by apj

 学習院大の田崎さんが、
「水からの伝言」を信じないでください
を公開。小学生から読める易しい解説。大人も一読の価値あり。


ここからは旧ブログのコメントです。


by 名前はまだ無い at 2006-11-03 07:43:03
Re:水伝批判・子供向け

リンク先URLの「~」が「~」になっているようです。ご確認願います。


by はりがや at 2006-11-46 08:03:46
Re:水伝批判・子供向け

すでに,田崎さんのアップ,「さまき隊」に連絡済み.

http://mixi.jp/show_friend.pl?id=6694018


by たざき at 2006-11-27 08:57:27
Re:水伝批判・子供向け

天羽さん、
告知、ありがとうございます。

ほとんどすべてが、天羽さんや菊地さんに教わったことなので、恥ずかしいのですが、こういう場合にはオリジナリティにこだわっていても仕方ないと悟って、書きました。


by apj at 2006-11-46 10:38:46
Re:水伝批判・子供向け

名前はまだ無い、さん
 SafariでURLを貼ると、全角~に勝手に変換されてしまうようです。FireFoxでアクセスして修正しました。

はりがやさん、
 mixiへの直リンはしないほうがいいかもしれません。誰でも見に行けるとは限らないですし。まあ、今回は、左巻さんだから大丈夫でしょうけれど。


by rmiya at 2006-11-56 19:24:56
Re:水伝批判・子供向け

> リンク先URLの「~」が「~」に
こういうときは、「%7E」と表記するといいですよ。と書いて気づいた、%が日本語文字になってしまうという、余計なお世話のオチが… orz


by 酔うぞ at 2006-11-53 21:29:53
Re:水伝批判・子供向け

昨日、まさに小学校で総合授業の時間を使って電子工作のようなものをやってきました。

http://www.elekit.co.jp/material/japanese_product_html/MR-9772-O.php

校長先生が地域の(結構な田舎です)総合学習の実情を話してくれましたが、田んぼを作るとか自然観察、伝統文化に触れるとかは出来るのだけど、担任の負担が重いから(教科書がないから自分で作る)さらに理科と社会を一体にした生活科特別が出来ないなどがあって、遊んでおしまいになってしまうこともある。

とのお話しでした。
やはり、小学校の場合は教師(担任)に教材から作らせるのは大変で、そこを水伝のような「学校で使える、教科書の代用になるようなものに頼ってしまう、という面があるのでしょうね。

なんか、総合学習で使える本のようなものを作る、というのはどうでしょう。
それも、オープンでPDFを印刷すると教材になる。
といった型式はどうですか?

酔うぞ拝


by たざき at 2006-11-47 22:34:47
Re:水伝批判・子供向け

> なんか、総合学習で使える本のようなものを作る、というのはどうでしょう。
> それも、オープンでPDFを印刷すると教材になる。

ああ、それは、素晴らしい。

単に批判するだけじゃなくて、建設的に教育に貢献することを考えるというのは、きわめて正しい。

さあて、しかし、教材を作るとなると、相当の難題であることは確かですね。総合学習って、結局、何が何だか分からないものなのですが、だからといって理科一辺倒の教材を作っても受け入れられないし・・・

みんなで真剣に考えるべきですね。


by 柘植 at 2006-11-07 01:17:07
Re:水伝批判・子供向け

こんにちは、皆さん。

いっそのこと反面教材にして、確率統計の基礎となる「大数法則」でも教えてしまうと良いのかもしれませんね。

碁石の白と黒を用意して100個ずつ袋の中で混ぜあわせておいて、10個とか取り出す訳ですね。当然ですが、5個ずつになるのは4人に一人くらいしかいないはずです。6:4とか7:3となる場合もかなりの頻度で出るはずです。40人の児童に2回ずつやらせておいて、「5個ずつになるのはなかなか無いものだ」と分からせておいて、全体の結果を足し合わせてみると、800個で400個ずつにはやはりなかなか成りませんが、395:415くらいの範囲には、たぶん入りますから、数多くやるほど中に入っている白と黒の比率がはつきりわかる事が理解出来ます。

そうしておいて、水伝の現象で、「確かにこっちの方があっちより綺麗な結晶が良くできる」とかを言うためには、どのくらいの数の試験をして、どのくらいの個数の違いが出たら言えるのかをみんなで考えるなんてのは、いかがでしょうね(笑)。

田崎さんの「(無意識も含めた)選択」というのは非常に分かり易いし、教育的ですが、そういう選択がはいる場合でなくても、試験数が少ない結果から、「こうだ」と決めることの難しさというのは教育出来るかもしれません。


by あがたし at 2006-11-55 06:58:55
Re:水伝批判・子供向け

びっくりしたことに,ImpressやじうまWatchに出ていました:

http://internet.watch.impress.co.jp/static/yajiuma/
(の,2006/11/10号)

次はスラッシュドットJに出るかな?


by 否愚悶 at 2006-11-50 09:31:50
Re:水伝批判・子供向け

>はりがやさん
Linkは「左巻」さんのミクシイ頁だったのですね。
予想(水関連のHP)と異なり、個人のミクシイ頁だったのでこちらがビックリしました。(^^ゞ

>apjさん
はりがやさんへのコメントへの返事の意味が判りました。
これされると、普通の人は知らない人からのあしあとが激増してビックリするんですよね。
某巨大掲示板などに晒されると一日で1000越えたりします。
確かに余り良く無いかも知れませんね。
本人が了承済みならこの点については問題ありませんが。


by あらきけいすけ at 2006-11-44 14:08:44
Re:水伝批判・子供向け

わたくしも教科書を作成するという案は魅力的だと思います。
でも、たざきさんが「理科一辺倒」という書き方をするのでがっかりしました。だって、わたしたちが教えたいものは「りか」ではなくて「科学的思考」でしょ。例えば「こくご」の要素、とくに自分の意見をすじみちを立てて説明する能力と誤謬推理に対する抵抗力を教えるよい機会だとは思いませんか?がっこうでならったこくごを思い出してください。論理的な「レポート」のトレーニングはほとんど無かったでしょ。
「かがく」を教えることは「りか」のみならず「こくご」「さんすう」、それに「調査のノウハウ」という点では「しゃかい」に通じるものがありませんか?


by 酔うぞ at 2006-11-03 17:51:03
Re:水伝批判・子供向け

小学校から高校までの教育に周囲が関わる方向の合意はありますが、学校外の人にはどんな科目を何時間やるのかもはっきりとは知りません。

当然ですが、学習指導要領のページを見れば分かります。
小学校  http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301b.htm
中学校  http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301c.htm
高校  http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301d.htm

水伝問題の対象である、小学校では1~2年生は社会と理科が無くて生活科ですが、3~6年生では理科と社会になります。

時間(時限)の読み方ですが、1年間を35週の授業を実施すると計算しているので、35時間とあれば「州に1時間のコマ」と読みます。

注目するべきなのは、総合学習に105~110時間が当てられていることで、週に3コマ以上の総合学習を実践することが担任教師に課せられています。

根本的に総合学習では教科書は市販されていないから、教師の負担は激烈で、その結果として水伝などに走るのだろうと考えます。

そこで「総合学習で使えるかもしれない」といった小学校3~6年生向けの、色々な情報を提供する。
それも、一回用、一週間用、一ヶ月用、一学期用、一年間用といった具合に、プログラムを意識して作れば学校も受け入れやすいだろうと間変えます。

夏休みの自由研究用のキットを供給した「ご飯の実験」もここらヘンの学校の都合にうまく適合していたから広まったのでしょう。


by たざき at 2006-11-26 19:15:26
Re:水伝批判・子供向け

あらきさん、
ぼくが言ったのは「理科一辺倒と思われては困る」ということです。そう思われたら、実際に小学校で採用してもらえないだろうという意味です。


by A-WING at 2006-11-19 20:00:19
Re:水伝批判・子供向け

いきなり教科書を作るのではなくて,総合的な学習の教材として使えそう,あるいは使って欲しい話題を,何人かで一つのブログにつづるというのはどうでしょう。
そして,ユーザーが,必要な記事を検索で集めてインデックスすると,あるテーマに沿った教材が出来上がる,とか。
でも別の面で大変かもしれませんね・・・・


by apj at 2006-11-30 20:30:30
Re:水伝批判・子供向け

>何人かで一つのブログにつづる

 そういう時こそwikiの出番では。
 自分用の講義wikiを作っているので、これとは別に、ここのサーバにちょっと設置してみましょうか。
 みんなでやるとなると、バックアップを特にしっかりやらんといかんのですが、ディレクトリごと毎日一回tarで固めて、コンテンツの定期バックアップ+アーカイブをanonymous ftp可能にしておく、という手はあるかと。


by stellarcrystal at 2006-11-47 20:53:47
Re:水伝批判・子供向け

こんにちは
水伝の件はいろいろな見方があるかと思いますが、小学校の授業で採用された件については、新しい理科系の教科書を作ってもあまり効果がないように感じます。
 
現場にいるナイーブ&イノセントな先生方は、道徳教育のツールとして利用したいわけですから。たとえれば、肉を食べたがっている人に、野菜は身体にいいからピーマンを食べなさい、といっても、見向きもしないでしょう。
 
問題のポイントは、一見、科学リテラシーの欠如に見えますが、実際は、コインの裏側である、人文系の教育教材の貧弱さにあるのだろうと感じます。より適切なものがあれば、このような類のものに、手を出す必要もないのですから。
 
そして、最大の問題は、教師そのものだと、わたしには思えてなりません。教材として問題があることを理解しつつ利用する、という人がいるわけで、こうなると、子どもに道徳教育する以前に、教師に対する教育が必要だと感じます。


by 酔うぞ at 2006-11-50 21:31:50
Re:水伝批判・子供向け

総合的な学習の時間は根本的に教科書がないし、地域との連携で見学に出かけると言ってもその準備も先生がやる、その時間がないから・・・・。
といったことで、水伝はうまくそこを突いて入り込んだ、と考えて良いでしょう。

学校が受け入れやすい形にしないと使って貰えません。
そういうノウハウが学校の外の人にはほとんど無いわけで、幾ら良いテーマがあっても使えないと言ったところがあるのでしょう。

そこで、本気で「学校で使える教材」といった方向で何かを作ってみる、というのは良いことだと思います。


by TAKESAN at 2006-11-30 22:09:30
Re:水伝批判・子供向け

今日は。

酔うぞさんの仰る様に、教材として使い易い様に纏められたものが、あるか無いか、というのは、重要だと思います。

ブログなりwikiなりで、授業で取り上げたいテーマを募って、ある程度纏まったら、教材の体裁でPDFで公開する、というのは良いですね。

stellarcrystalさんの仰る事も、確かにその通りだとは思いますが、実際に教材として使えるものが存在する、というのは、効果があると考えます。


by あらきけいすけ at 2006-11-34 23:19:34
Re:水伝批判・子供向け

> ぼくが言ったのは「理科一辺倒と思われては困る」ということです。
趣旨を誤解してたようで申し訳ありません>たざきさん

stellarcrystal さんの「教師に対する教育が必要」という意見には賛成で、「教師」を「大人」に置き換えてもいいなあと思います。「人文系の教育教材の貧弱さ」についても自分の経験を振り返ると、加藤尚武「応用倫理学入門」あたりを読んでいて、それまでの情緒に流れた道徳教育や学説史に流れた「倫理社会」って一体何だったんだろうと思います。

「科学」の補集合の考察が必要なのでしょうね。

場合によっては「水伝」は道徳的に「悪」であるという立論とか必要かもしれません。


by 田部勝也 at 2006-11-26 07:50:26
Re:水伝批判・子供向け

>あらきけいすけ氏「場合によっては「水伝」は道徳的に「悪」であるという立論とか必要かもしれません」

僭越ながら、私は一貫して、「水伝」は道徳的・倫理的に「悪」である──という点のみからしか非難していません。むしろ、この点以外の論点は蛇足にすぎないとすら感じています。
道徳の第一歩は、他者性の発見にあると思っています。「他人は自分とは違う」という事です。様々な価値観・利害を持った人々の集まりの中で、それぞれの価値観を尊重しながらも、より良い社会を築き上げるにはどうすれば良いのか──を考えさせるのが、道徳の役割だと、私は思うのです。

一方、「水伝」に顕著なのは、他者の人格の否定です。純粋に善意から「頑張れ」と言ったら、相手は重圧や強迫観念などは絶対に感じないという事です。「水伝」は、すべての人が全く同じ価値観を持たなければならないという主張です。個々の人格(特に自分とは違う人格)を否定し、全体主義を指向(志向)する主張なのです。
他者性が皆無なので、科学者・技術者が「自分の限られた時間・資源などを費やしてまで、あなたの主張を真面目に検討する価値は見出せない」と言っても、「それはおかしい。私が間違っているというのなら、そちらが完璧な証拠を出せ」と平気で主張できるのだと思います(おそらく自分の言い分の問題点に気がついてすらいないでしょう)。

もちろん、一人ひとりの多様な個性や価値観よりも、全体主義的な考え方のほうが優先されるべきだ──というのも一つの立派な見解ではありますし、現政権の目指す方向と一致するものだとは思います。しかし、私としては、あまり好ましい道徳観とは感じません。私個人は、「水伝」は、このような道徳観の議論という視点からのみ評価されるべきだとさえ思っています。

他者性が身につけば、「自分とは違う他者との(言語を用いた)コミュニケーション」という観点から、あらきけいすけ氏の言う「自分の意見をすじみちを立てて説明する能力と誤謬推理に対する抵抗力」を身につける強い動機づけになりますし、その論理的言語能力こそが科学的思考能力の不可欠な礎になるのだと、私は考えています(kikulogとかでニセ科学側にハマっちゃってる人って、主張内容以前にコミュニケーション能力に著しい欠陥がある事が多いでしょ(笑))。


by 越後屋遼 at 2006-11-31 01:38:31
Re:水伝批判・子供向け

とりあえず水伝ってつまり、顔のいい人間は良い人で、顔が悪い人間は悪人だ、ということにもつながりそうなのが鬱。

人間の体の大半が水で出来ているので、心のきれいな人は美しく、そうでない人は・・・

田部さんの主張にはげど。