某教授ktkr
産経関西より。
京大名誉教授 ベンチャー設立は無届け 大学、詐欺トラブル調査へ
京都大名誉教授(63)が設立したベンチャー企業の出資金をめぐる詐欺トラブルで、この名誉教授が大学の就業規則(無許可兼業)に反し、無届けで会社を設立していたことが17日、分かった。大学は昨年8月、就業規則違反で名誉教授を厳重注意処分としたが、出資金をめぐる一連のトラブルについては全く把握していなかったという。大学側は「産学連携の流れに支障を来す恐れがある」として近く本格的な調査に乗り出す方針で、大学ベンチャーをめぐる行動指針についても京大独自の策定を検討する。関係者によると、名誉教授は教授時代の平成17年9月、京都府内の会社社長が出資した5000万円の一部を使用し、遺伝子工学を応用した医薬品の研究開発などを目的とするベンチャー企業「遺伝子情報調査会」を設立。代表者は妻で、名誉教授は顧問に就任したが、実質的には本人が経営していたという。
ところが、大学に兼職の届けを出しておらず、無許可でベンチャーを立ち上げていたことが外部からの指摘で発覚。大学の調査に「会社にはアドバイザーとして就任したが無報酬だった。届け出が必要という認識がなく反省している」と話したという。
大学は平成16年4月の国立大法人化後に定めた「兼業の取り扱い通知」に反し、「大学の教職員にふさわしくない行為」に当たると判断。名誉教授を厳重注意処分とし、同社の活動も事実上停止した。
ただ名誉教授への出資金をめぐって出資者との間でトラブルがあったことは全く把握していなかったという。
京都大の担当者は「当時の調査が甘かったといえばその通りだが、事実確認など早急に調査を進めたい」と話しており、大学ベンチャーをめぐるトラブル防止を目的とした独自の行動指針などを策定し、教職員への周知も徹底するという。
この問題では、名誉教授がベンチャー企業設立のために借りた5000万円をめぐり、出資者の会社社長が返還請求訴訟を提訴。名誉教授が3250万円を支払うことで和解が成立しているが、ベンチャー企業の元役員だった国会議員秘書を名乗る男ら2人が4000万円を流用したまま行方が分からなくなっている。名誉教授は2人を背任や詐欺罪などで刑事告訴する構えをみせている。
京都大では昨年3月、大学院医学研究科の教授が大学の許可なく、医療関連会社2社から計4500万円の資金提供を受けたとして懲戒解雇処分になったケースもあり、担当者は「退官したとはいえ、事実なら大学の信用にかかわるゆゆしき問題だ」と話している。
(2007/08/18 9:06)
思いっきり中西応援団の記録に残ってる掲示板のこの辺の話に見えますな。
ここからは旧ブログのコメントです。
by 酔うぞ at 2007-08-51 02:25:51
Re:某教授ktkr
イヤ、まぁね~・・・・・。
by apj at 2007-08-45 04:27:45
Re:某教授ktkr
最初にこのネタを知った時もそうだったが、もうね、あ~ららら……としか言いようがない。
by あーる at 2007-08-12 20:04:12
Re:某教授ktkr
京大が把握してなかったってのは、感覚として信じられないなあ。こんなのすぐ噂になりそうだし。
あと、これが「本当」なら、名誉教授「構えをみせている」じゃまずいんじゃないのか?はやく行動に移らないと・・・。
by apj at 2007-08-52 22:17:52
Re:某教授ktkr
>こんなのすぐ噂になりそうだし。
噂になったのをうっかりつついちゃったら、それこそ藪蛇で、学内後始末に余分な手間がかかるから、噂のまま消滅してくれるんじゃないかという希望的観測のもとに知らんぷりを決め込んだ、というオチだったりして……。
by apj at 2007-08-35 21:56:35
Re:某教授ktkr
その他の関連記事
http://www.sankei-kansai.com/01_syakai/sya081702.htm
京大名誉教授、詐欺トラブル 狙われた大学発ベンチャー
京都大名誉教授(63)が、国会議員の私設秘書を名乗る男(57)らとともに、京都府内の60代の会社社長に医薬品などを研究開発するベンチャー企業の設立をもちかけ、融資させた5000万円を返済しなかったとして、この社長から貸金返還を求める訴訟を京都地裁に起こされていたことが16日、分かった。ベンチャー企業は設立されたものの、実際には休眠状態だったという。名誉教授は「私自身もだまされた被害者」と話しており、近く秘書を名乗る男らを詐欺罪で刑事告訴する方針。男らは行方をくらましているという。
京大によると、名誉教授は環境汚染や放射線が人の遺伝子に与える影響などを研究。今春退官し、現在は私立大の客員教授などを務めている。
訴状や関係者によると、会社社長は平成17年6月、国会議員秘書を名乗る男と京大総長の元秘書を名乗る男(59)から、当時教授だったこの名誉教授を紹介され、遺伝子工学を応用して医薬品などを研究開発するベンチャーを立ち上げたいとの説明を受けた。
名誉教授や男らは「この研究に文部科学省から7000万円以上の補助金が出ることになった」「大手企業から共同研究の申し出があり、数千万円の資金援助もある」などと説明。同年8月、社長から現金5000万円を受け取り、資本金300万円で「遺伝子情報調査会」と呼ばれる会社を設立。教授は顧問、男らは同社の取締役に就任した。
ところが、返済期限が過ぎても名誉教授から連絡はなく、会社社長が再三催促した結果、18年3月、「退職金を担保に借用して返済する」という教授の借用書が作成された。それでも返済がなかったため、同年5月、提訴に踏み切ったという。
教授は裁判で「4000万円は元役員の2人が流用した。私の返還義務はベンチャー設立に使った1000万円だけ」などと主張したが、借用書の存在が不利となり、同年12月、上乗せ分の3250万円を支払うことで和解が成立。男ら2人は昨年夏ごろから行方をくらまし、今も所在が分からないという。
教授は産経新聞の取材に「大学教授の肩書や研究成果を利用され、だまされた私に落ち度がある。関係者には迷惑をかけ申し訳ない」と話しており、近く弁護士と協議の上、男らを詐欺罪で告訴するという。
(2007/08/17 8:02)
by apj at 2007-08-45 21:57:45
Re:某教授ktkr
記事追加
http://www.sankei-kansai.com/01_syakai/sya081901.htm
京都大名誉教授めぐり新たな詐欺トラブル 架空工事の「保証人」に仕立てられる
京都大名誉教授(63)が設立したベンチャー企業の出資金をめぐる詐欺トラブルで、この名誉教授が架空の病院改装工事の受注をめぐり、国会議員の私設秘書を名乗る男(57)らに工事の「保証人」に仕立てられ、別のトラブルにも巻き込まれていたことが18日、関係者の話で分かった。名誉教授は工事を受注できなかった建設会社社長から「詐欺師」呼ばわりされたなどとして慰謝料を求めて提訴していたことも判明。一連の詐欺トラブルは“泥沼”の様相をみせている。
関係者によると、私設秘書を名乗る男らは昨年5月ごろ、「京都市南区にある総合病院の改装工事を受注すれば、工事費用を1億円ほど上乗せできる」などとうその話を持ち掛け、京都府宇治市の建設会社社長から政治資金を調達するとの名目で数千万円を詐取しようと計画。
名誉教授が設立したベンチャー企業「遺伝子情報調査会」(京都市)の名刺を渡し、受注工作の「保証人」が名誉教授であるかのように説明した上で、名誉教授の研究室や自宅の連絡先などを無断で教えた。
ところが、工事の話はその後立ち消えとなり、受注に失敗した建設会社社長が名誉教授に連絡。名誉教授は「自分の会社とは無関係だ」などと説明したが、社長は再三面会を要求。同年6月中旬から7月下旬にかけ、研究室を6回訪れ、責任を追及した。不在の際には大学職員らにもトラブルの内容を訴え、名誉教授を「詐欺師」呼ばわりしたこともあったという。
大学内でもこのトラブルが問題となり、名誉教授は「面会強要は人格権の侵害に当たり、大学内での社会的評価も下がる」などとして同年8月、社長らを相手取り、100万円の慰謝料や面会の禁止などを求めて提訴した。
関係者の1人は「男らから改装工事の件で研究室に来るよう言われ、訪ねただけ。受注に失敗した損害は大きく、会社の責任者である名誉教授に責任がないのは納得いかない」と話している。
名誉教授をめぐっては昨年5月、5000万円の出資金をめぐり会社社長から返還請求訴訟を提訴され同年12月、名誉教授が3250万円を支払うことで和解が成立。私設秘書を名乗る男ら2人は遺伝子情報調査会の役員だったが、4000万円を流用して行方不明となり、その後役員を解任された。名誉教授は2人を背任や詐欺罪などで近く刑事告訴する。
(2007/08/19 10:00)
by あーる at 2007-08-56 04:20:56
Re:某教授ktkr
なんか、apjさんのいう「オチ」の通りの気がしてきたw