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楽しいひと時をありがとうございました

Posted on 4月 7th, 2008 in 倉庫 by apj

 asahi.comの記事より。

「おふくろさん」作詞、川内康範さん死去
2008年04月07日17時46分

 「おふくろさん」「伊勢佐木町ブルース」など歌謡曲の作詞やドラマ「月光仮面」の原作を手がけた作詞家の川内康範(かわうち・こうはん)さんが6日朝、死去した。88歳だった。

 北海道生まれ。炭鉱などで働いた後、上京して執筆活動を始める。58年から放送されたテレビドラマ「月光仮面」は白装束の正義の味方が、悪を懲らしめる筋書きで大ヒット。「レインボーマン」など子供向け番組のほか、映画原作・脚本も多く書いた。75年から約20年にわたってテレビ放送された「まんが日本昔ばなし」では監修を務めた。

 作詞家として「月光仮面」「まんが日本昔ばなし」の主題歌や、和田弘とマヒナスターズ「誰よりも君を愛す」、青江三奈「恍惚のブルース」「伊勢佐木町ブルース」、水原弘「君こそわが命」、森進一「花と蝶」「おふくろさん」、城卓矢「骨まで愛して」などを生み出した。

 また政界との親交も厚く、戦没者の遺骨引き揚げ運動をはじめ、政治評論にも積極的にかかわった。

 84年のグリコ・森永事件では、自らが金を出すから脅迫をやめるよう、犯人グループに呼びかけて話題となった。07年には森進一さんが「おふくろさん」に無断で歌詞を加えて歌ったとして、森さんに自作曲を歌わないよう求めてメディアをにぎわした。

 月光仮面は、最近になって復刻版が出たのを買って読んでいたので、このニュースが引っかかった。「魔人の爪」が復刻の最新刊らしい。帰りに本屋を探してみるか。
 テレビ放映が昭和30年代なので、実写はぎりぎり再放送で見たことがある程度。アニメの方はなぜか記憶にないなぁ^^;)。amazonで見たら、実写版DVDがえらく安く出ている。レインボーマンの方はリアルタイムだったけど。
 復刻版の本は、主人公が有無をいわさず細かい理屈抜きで完全にヒーローしているので読んでいて楽しい。今だと、もっと設定周りを書いたり、裏側のトリックやら何やらを決めないとダメなんだろうけど、とにかくヒーローだから許されるという部分が、今だと逆に新鮮かも。


ここからは旧ブログのコメントです。


by mimon at 2008-04-24 07:45:24
Re:楽しいひと時をありがとうございました

私も、月光仮面のモノクロ実写版は、再放送で見たクチです。機関銃の連射の場面では、銃口からチャッカマンみたいな炎が出ていて、とてもチープでした。
月光仮面のリアルタイムでは、まだTVが家になかったはずです。私が幼稚園に上がる前に、東京オリンピックを観るために、TVを買ったような・・・。
親父が青江三奈のファンでしたので、「伊勢佐木町ブルース」は、8トラックのカーステレオで何度も聴かされました。そのおかげで、あの歌を聴くと、乗り物酔いになります。
実写版(?)は、こちらから、
http://www.youtube.com/watch?v=uxuKerzwnTs
「レインボーマン」のころには、子供向け番組は、卒業していましたので、よく知りません。
私も、ご冥福をお祈りいたします。


by RBの残党 at 2008-04-38 10:53:38
Re:楽しいひと時をありがとうございました

「レインボーマン」のころ・・・
「あのくたらさんみゃくさんぼだい」ですね。
「般若心経かぁー。いなかのばあさんでもレインボーマンになれるじゃん」とつっこむ。


by JosephYoiko at 2008-04-47 17:13:47
Re:楽しいひと時をありがとうございました

悪意はないと思いますが。。。

相手の宗教が分からないのに、勝手に冥福祈るのは、あまり良くありません。

仏教徒であっても、冥福という概念を明確に否定するのが基本理念な方も決して少なくないからです。

ご参考まで。


by apj at 2008-04-02 17:28:02
Re:楽しいひと時をありがとうございました

RBの残党さん、

>「あのくたらさんみゃくさんぼだい」ですね。

 最初聞いた時、子供の耳には、何を言ってるかよく聞き取れませんでした。家で日常的に読経するような熱心な仏教徒の家庭ではなかったし……。
 お経らしいと気付いたのはだいぶ後でした。


by apj at 2008-04-44 17:30:44
Re:楽しいひと時をありがとうございました

>相手の宗教が分からないのに、勝手に冥福祈るのは、あまり良くありません。

 それもそうですね。
何かいい表現ってありませんかねぇ。宗教問わずに使えるような。


by apj at 2008-04-32 17:34:32
Re:楽しいひと時をありがとうございました

 タイトルを感謝の言葉に代えてみました。
これなら宗教に関係ないはず。


by JosephYoiko at 2008-04-36 19:04:36
Re:楽しいひと時をありがとうございました

apjさん:

素早い対応有難うございます。

仰るとおり、「生前の業績に感謝する」というのが差し障りが無いと思われます。


by nomad at 2008-04-39 10:23:39
Re:楽しいひと時をありがとうございました

> 相手の宗教が分からないのに、勝手に冥福祈るのは、あまり良くありません。

おっしゃる通りとは思いますが、川内康範さんに限ってそんな細かいことは気になさらないと思いますよ。
川内さんのお話を聞くほど、魅力的な人だったと残念でなりません。


by 福田恒存をやっつける会会長 at 2008-04-34 20:36:34
Re:楽しいひと時をありがとうございました

>悪意はないと思いますが。。。

相手の宗教が分からないのに、勝手に冥福祈るのは、あまり良くありません。<  膏薬と理屈はなんにでも付く、と言うことわざのようなものがありますが、故人の死を悼む気持ちで「冥福を祈る」とお書きになったのでしょうから、そういうふうに書いても何ら差し支えないでしょう。  イチャモンをつける手合いが増えて、モンスターペアレントとか、何とか患者とか、やたらと因縁をつける輩が居るそうで、JosephYoiko氏などもさしずめ
そういう人間でしょうなあ。


by TAKESAN at 2008-04-16 22:30:16
Re:楽しいひと時をありがとうございました

今日は。

> 福田恒存をやっつける会会長さん

いやいや。

JosephYoikoさんは、こういう場合がある、と丁寧に指摘なさって、管理者であるapjさんは、それを受け容れて訂正なさった訳です。JosephYoikoさんのご指摘は明らかに好意であって(絶対使っちゃいけない、という非難でもありませんし、悪意は無いと思う、とちゃんと書いておられます)、管理者とコメンターのやり取りは、もう終了している訳です。この段階でそういう風な批判をするのは、当たらないですよ。


by 福田恒存をやっつける会会長 at 2008-04-36 03:01:36
Re:楽しいひと時をありがとうございました

TAKESANさん

 ご親切に教えてくださり有難う御座います。

 私はこのブログでは新参者ですので、以前から投稿されている方々のことが分かりませんでしたから、JosephYoikoさんの文章をまともに受け止めて、冥福云々 という書き方を真っ向から非難しているものと解釈していました。と言うよりも、今でもそう感じていますが。


by apj at 2008-04-49 06:15:49
Re:楽しいひと時をありがとうございました

 冥福祈ろうなんて気になるのはまだ気持ちに余裕のある時だという件。


by com at 2008-04-31 08:54:31
Re:楽しいひと時をありがとうございました

福田恒存をやっつける会会長さん、

真っ向から批判するときは批判する、別段議論においておかしな態度ではないと思いますよ。

事実、別エントリでお二人は真っ向からやり合っていたし、片方の言い分が正しいと理解できた瞬間、訂正をしています。

議論することが嫌われる風潮がありますが、ここの読者の皆さんからの支持は、そのような議論に対する真摯な態度によるものだ、とcomは理解しています。

一方、福田恒存をやっつける会会長さんが、JosephYoikoさんにあのようなコメントを書いているのを読んだとき、福田恒存をやっつける会会長さんが望む議論の終着点は何だろうか、と逆に疑問に思いました。

日記管理者が終了としていることに対し、(言い方の妙はありますが)波風を立てるような言い方では、行き着くところまで行ってしまうと、逆に福田恒存をやっつける会会長さんが荒らし認定されるのでは?とも思ったり。

comが偉そうにコメントすることではないとは思いますが、そういう未来予想図(謎)を思い浮かべてしまったので><


by オキナタケ at 2008-04-09 09:49:09
Re:楽しいひと時をありがとうございました

私はJosephYoikoさんの指摘を読んでかなりの違和感を覚えましたので、私なりの考えを述べておきます。私の語感では、「冥福を祈る」という語は、弔意を表す際のごく一般的な表現であり、使用される頻度も多いと理解しています。JosephYoikoさんの指摘は、相手の宗教のみならず、その人の人生観・死生観が不明な場合には「冥福を祈る」という語を使用することは不適切である、というふうに読み取れますが、それなら現実の場面で「ご冥福をお祈りします」との表現は、事前に本人に人生観・死生観を確認していた場合を除いては使用すべきでない、という結論が導かれると思うのです。これは現実の生活の場で堪えうる思考ではない、と思います。
また、私見ではありますが、「ご冥福をお祈りします」は非常にしばしば使用される表現ですので、「冥福」という語が「死後の幸福」という意味を持つことをほとんど意識しないで使用されるまでにこなれた表現になっているという解釈も成立するのではないでしょうか。即ち、弔意を表す際の決まり文句として使用されることばなのでは、ということです。あいさつの表現や決まり文句を論理的に解題されると非常に居心地が悪いですが、私が当初感じた違和感もそのあたりから来たのだと思います。
少々ズレてはいますが、「湯を沸かす」は間違っている、「水を沸かす」と言うべきである、という屁理屈を聞いた時のような居心地の悪さを思い出したので、コメントさせていただきました。


by 田部勝也 at 2008-04-00 12:19:00
Re:楽しいひと時をありがとうございました

>オキナタケさん

私は普段校正をしている者なのですけど、「ご冥福をお祈りします」は、いちおう、配慮の必要あり──というのが、表現者の業界では一般的だと思います。
もちろん、オキナタケさんのおっしゃる通り、「すでに宗教的な意味合いは十分薄まっており、市民権を得た表現で、一般に用いてもかまわない」という判断も多いのですけど、強い違和感(嫌悪感)を訴える人も、まだまだ少なくはありません。
特にキリスト教信者は、このような表現に対し、非常に不愉快に感じるという人がいまだにかなり多いようです(もちろん、気にされない方も多いですけど)。詳しい事は存じませんが、あえてわざわざ「冥福=死後の世界での幸せ」を祈るのは、「(肉体の)死=神による救済」と考えるキリスト教にとって、神への冒涜(不信)と映るのかもしれません(正確なところは知りませんが)。
いずれにせよ、故人がキリスト教徒である事が明確な場合や、唯物論者・無神論者である事を自負・公言していた場合(たとえば、生前に、死後の世界の存在を明確に否定していた場合など)、または、死生観について独自の深い思想・哲学を持っていると思われる人の場合(川内康範さんはこの場合に該当しそうですね)などは、とりあえず、「お悔やみ申し上げます」や「哀悼の意を表します」といった無難な表現に変える事を勧めるのが、私たちの業界では常識となっています。

そういった事情を知らないのならばともかく、あえて、もしかしたら故人は嫌がるかも知れないと分かっている表現を用いても(自分は……と解釈しているのだから)良いではないか──と受け止められかねない発言には、個人的に少しひっかかるものを感じます。

──まぁ、個人が個人として故人に向き合うときにどんな表現を用いても、それはその人と故人との間の問題であり、他人がそんなに目くじらを立てるほどの事でもないと(私自身は)思っていますし、実際、目くじらを立てるような事はしませんけど、つい最近、こんなブログの記事(↓)
http://d.hatena.ne.jp/miyakichi/20070124#1169612866
を読んだもので、オキナタケさんの発言はちょっと気になりました。「そういう世界もあるんだ……」程度に聞き流して頂ければ幸いです。

なお、もしも、オキナタケさんの主旨が、いまだに「冥福」の宗教的含意にこだわる(キリスト教徒などの)人たちへの違和感の表明にあったのだとしたら、私のこのコメントはまったく筋違いのものであり、深く謝罪します。


by 田部勝也 at 2008-04-16 14:48:16
Re:楽しいひと時をありがとうございました

オキナタケさんのコメントを読み返してみて、気づいた事があります。やっぱり、先のコメントの末尾に追記しておいたように、私がオキナタケさんのコメントを誤解していただけかも知れません。

>オキナタケさん「あいさつの表現や決まり文句を論理的に解題されると非常に居心地が悪いですが、私が当初感じた違和感もそのあたりから来たのだと思います」

私が(そしてたぶんJosephYoikoさんも)「ご冥福をお祈りします」という表現を使うのに慎重なのは、その表現を「論理的に解題」したからではなくて、「その表現を嫌う人が少なくない」という事を知っているからです。ただそれだけです。
身近な人が相手の場合、ご冥福を祈りたい相手が「その表現を嫌うような人かどうか」「そんな事を気にする・こだわるような人かどうか」分からないという事はあまりないと思いますけど、相手が「お付き合いした事はないけど尊敬・敬愛している著名人」といった場合などには、(本当にその人を想う心があるのでしたら)どのようにすればお互いにより気持ちがいいでしょうね──という話になるのだと思います。

もちろん、私は、「そんな(ハンセン病は良いけど癩病はダメとかいった)言葉狩りみたいな点にこだわる事よりも、もっと大切な問題があるんじゃないの?」といった批判・問題提起を、一方ではしている事も付記しておきたいと思います。
──いや、「癩病という言葉に強い嫌悪感をもつ人がいるのだから、意味もなくみだりに癩病という言葉を使うべきではない」という主張と、「どんな言葉を使うかに頭を悩ませるよりも、もっと悩むべき問題があるはずだ」という主張とが、一人のなかで共存する事を分かってくれない人が多いもので……一応念のため。


by 技術開発者 at 2008-04-04 18:21:04
Re:楽しいひと時をありがとうございました

こんにちは、皆さん。少し関係ないけど、「民事は第3者不介入」なんて原則の事を少し説明したくなりました。

 この話を説明するのに、「隣の梅の枝」なんてたとえ話をするんですけどね。ある所に老夫婦が暮らしていて、その家の庭には隣の梅の木の大きな枝が張り出していた訳です。でもって、老夫婦はその枝に毎年、花が咲くのを心待ちにしていて「ああ、今年もあの梅が咲いたね、春が来たね」と楽しんでいた訳ですね。ところが、世の中には「心ない人」というのが居まして、隣の人に「あんな風に梅の枝を隣の敷地に張り出させておくと、隣人の地上権を侵害している事になりますから、損害賠償を請求されるかも知れませんよ」と入れ知恵をするわけです。隣の人は「それは確かに良くないね」とその老夫婦の家に張り出している枝を自分の敷地の上でバッサリと切ってしまう訳です。隣の老夫婦は「ああ、これで毎年春の楽しみが一つ減った」と多いに悲しみましたとさ。

なんていうかな、自分の家の庭木が隣の敷地に越境したりすると「地上権の侵害になる」という知識は持っていて欲しいわけですね。「お隣に邪魔ではないかしら」と心がけたりする事も大事な事です。でもね、それを金科玉条のように「振り回したり」はするものではないんです。

もちろん「綺麗な花を咲かせるんだから、隣も喜んでいるハズだ」と思いこむのも間違いだし、だからといって「迷惑なハズだ」もまた間違いなんですね。そういう部分が解るのが「人生の機微」であろうと思います。


by zorori at 2008-04-41 01:47:41
Re:楽しいひと時をありがとうございました

いやあ、勉強になりますね。私は冥福を祈るという表現を気にする人がいるということすら知りませんでした。一応わが家の宗教(単に親の代から引きつでいるだけだけど)である浄土真宗を調べてみたら、冥福は祈らないとありました。お悔やみ申し上げますとか、哀悼の意を表しますとか言うのが良いそうで。