ぼちぼちと……
このサイトのテコ入れをします。
思えば4年ほど前に、キャンパスハラスメントのでっち上げを学科教員からされたことが原因で、学内ブログをこちらに写しました。かなり急だったので、慌てて過去ログを倉庫に放り込んで、複数ブログを管理できるスクリプトを導入、ついでに、ブログ以外のコンテンツ避難先をGeeklogで作る、というのをほとんど数日でやりました。
その時は、どのCMSが良いか吟味している時間はなく、MySQLが動けば導入できるGeeklogに飛びつきました。
その後、コンテンツ本体は職場のサーバーでPloneで構築し、師匠の退職後にお茶の水で公開していたコンテンツも再編集して取り込んできています。ブログの方は、まずはツィッターの記録を残すために、
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/v2log/
を置きました。
blogも今となってはFacebookやTwitterとの連携が当たり前になっていますし、スパムフィルターを自力でメンテするのも面倒かなあ、と。雑居ビル状態のレンタルサーバーなので、Ploneを入れられるかどうかちょっと不安ですから、Geeklogで作り込むつもりだったコンテンツをは一旦削除し、必要なものだけWorPressの固定ページに取り込む形式にしようかと思って居ます。このブログは準備が整うまではこのままいきますが、徐々にWorPressにコメントも含めて過去ログを入れていき、整理ができたところで切り替えようかなと。いや、正直な話、CMSを何種類も触る状態が面倒だというだけなんですが^^;)。
Amebaブログもクレーム耐性無いですね
アメーバブログに書かれていた内容2つが、運営によって削除されました。
こちらに書いていたのと同じ内容ですので、何の問題もありません。
一応ポインタを書いておきます。消されたのは、
「こんなメールが来ました」
「NAVERも見えなくされたようです」
です。もう1つあったけどどうでもいい内容なので、こちらのブログには書いてありません。
アメーバからの連絡ですが、
お客様の管理するブログにて規約違反となる記事を確認しました
ので、削除を行いました。
再度、下記「利用規約」「ガイドライン」をお読みになり、
ご理解いただけますようお願い申し上げます。今後同様の内容が確認された場合は、確認され次第
通知なく削除をさせていただきます。また、改善いただけない場合には、退会措置をとらせてい
ただく場合もございますのであらかじめご了承ください。
尚、削除基準に関する個別の回答は行っておりませんので、
返信いただきましても回答できかねます。
というもので、削除された側が、一体誰からの削除要求なのか、本当にその要求が妥当なのか、全くわからない仕組みになっています。まあ、無料のサービスだから、クレーム耐性もこの程度ということなんでしょう。
理由も示さず規約違反だと言われても、今後の対応のしようもないわけです。使う側は、まあこういうサービスだと思って使えということではないかと。
ところで、上記に引用したメールの最後の部分に「本メールに掲載されている内容の無断転載・転用を禁止します。」とあります。本当に権利者からのクレームかどうかの確認もせず、理由も明示せずに削除するということが知れ渡ったら都合がわるいから、公開するなと書いているようにしか見えません。
いずれにしても、アメーバブログも、「都合の悪いことが書かれた」と誰かがクレームを付けた場合、問答無用で削除するということのようです。ちくり体質のクレーマーにとっては天国かもしれませんが、批判されても何かを主張するような場所ではなさそうです。アメーバで何かを書く場合は、他の場所にも同じ内容を置くなどして、アメーバ1ヶ所に頼らないようにすることが重要のようです。また、記事と一緒にコメントも消されますので、後で別の場所で再度議論を始めたい場合は、こまめに保存しておかないといけないようです。
いろいろ考えていたら、私が書いた上記2つのコンテンツは、無料ブログのクレーム対応の状況を知るのに全くもって都合のよい内容らしいことに思い当たりました。せっかくですから、いろんなところに書き込んで、サービスの耐性をチェックしてみようと思います。
ということで、まずは以前から放置しまくっていたはてなダイアリーに同じ内容を置いてみました。
http://d.hatena.ne.jp/apj/20120906
http://d.hatena.ne.jp/apj/20120905
再現性良くクレームがくる(しかし大元のコンテンツを置いているここには何も来ない)というのは、ブログサービスのクレーム耐性を調べるなかなか良い道具として使えそうです。本当に権利侵害が問題になるという判断ならば、直接私のところに弁護士から手紙が来るとか、公開停止の仮処分の書類が来るとかするはずです。しかしそんなものは何も来ていません。つまり、クレームを出している人は「法的措置は不要」ということを自覚した上でやっていると思われます。あまりにも明白な権利侵害だと判断が分かれないのでテストには使えませんけど、言いがかりはつけられるがそれ以上のことはできない内容であれば使えるわけです。
無料ブログを比較しているサイトなどを見ましたが、クレーム耐性を調べたものは無いようです。まめにクレームをつけてくる方、どなたかは存じませんが、やろうと思ってもなかなかできないブログサービスのクレーム耐性調査に自発的に協力していただくことにします。
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血液型問題
ちょっと古い(およそ1年前の)asahi.comの記事より。講義資料としてメモ。
2011年8月22日12時28分
科学的根拠ないのに…シューカツで企業が血液型質問シューカツで血液型を聞かれたらどうする? 就職活動で不況と東日本大震災のダブルパンチにあえぐ学生が悩んでいる。専門家は血液型による性格判断に科学的根拠はなく、面接で聞くことは差別につながりかねないと警告している。
中部地方の女子学生(21)は面接で血液型を聞かれて戸惑った。B型だが、かつて「マイペースで就活に不利な血液型だ」と言われ、気にかかっていたからだ。正直に答えたが、その会社は落ちた。
筆記も不調だったので、血液型が原因でないとは思う。しかし、被災地での態度が問題となり、7月に辞任した松本龍・前復興担当大臣が「B型だから」と言い訳していたのを見て、「B型の印象が悪くなる」とため息が出た。
男子大学院生(24)はメーカー系の面接で「君はA型ですか」と聞かれた。まじめな性格と言いたいのだろうと解釈し、「はい」と答えた。「当たったからいいが、もし違ったら対応に困ったと思う」という。
エントリーシートに記入させる企業もある。東日本にあるサービス業の採用担当者は「あくまで参考程度の質問」「特定の血液型を排除しているわけではない」としたうえで、「入社後に細かい作業をする部署もあるので、配置を考える上でも血液型を把握しておきたい」と説明する。
一方、ニセ科学に詳しい菊池誠・大阪大サイバーメディアセンター教授(物理学)は「いまだにそんな会社があるんですねえ」とあきれる。菊池教授によると、性格と血液型の関連性は見つかっておらず、「現代の迷信」という。「そもそも、自分の努力で変えられないことを就職の面接で聞くのはおかしい。企業側に自覚がなさすぎる」
日本労働弁護団の常任幹事を務める中野麻美弁護士は「仕事への適応能力をみる採用の場で、職務との関連性がない血液型の情報を求めるのは不合理だ。プライバシーを侵害し、いわれのない差別にあたるおそれがある」と話している。(岩波精)
遊びだから、ツッコミ入れるのは野暮だから、自分は遊びだとわかってるから、といって放置しておくと、現実の不利益が及ぶという典型的な例。世の中にはバカがいるという前提で動かないとまずいわけで。
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NAVERも見えなくされたようです
アメーバに書いたのでこっちにも。
数日忙しかったので放置していて、ちょっと様子を見てみたら、NAVERまとめが見えなくなっていました。どうやらクレームがあったようです。
NAVERからの連絡は何もありませんでした。まあ、無料のまとめサイトのクレーム耐性なんかこんなもんだということでしょう。
一体誰がクレームをつけているのか興味があります。
まあ、こんなこともあろうかと、公開ソースのpdfファイルは訴訟専用サイトの方で公開し、リンクと状況説明だけ出していたので、別にダメージはありません。
とりあえず、NAVERに出していた状況説明もそっくりそのまま
http://www.i-foe.org/kin_and_ahare_asayaka/index.html
に追記しておきました。
不思議なのは、元のTogetterと同じ内容を公開しているi-foe.orgの方には何のクレームも来ていないということなんです
。公開自体が権利侵害なら、こちらにも当事者からクレームが来ないとおかしいのですが、放置されています。
違いは、i-foe.orgは私が借りているレンタルサーバーにあるということです。権利侵害の申し出があったとしても、プロバイダが勝手に非公開にするということにはなりません。プロバイダ責任制限法の手続きの通りに書類が飛び交うだけでしょう。
このことから、クレームをつけているのは、「名前がバレたら権利者でないこともバレてしまう関係のない第三者」あるいは、「匿名でないとクレームをつけられないしクレームの理由の説明もできない卑怯者」のどちらかではないかと考えています。どちらにしても、権利侵害を理由として真面目にクレームを出す人ではないだろうということです。
クレームを付けているのがahare_asayaka氏こと近藤毅氏だった場合、彼が告訴も提訴もしてやると主張している対象が当の私ですので、プロバイダにとやかく言わずに直接私を訴えればいいという話にしかなりません。Togetterは別の人が作ったまとめですが、NAVERは私ですので、NAVERにクレームをつけてi-foe.orgを放置するというのは矛盾してるんですよね。
NAVERのクレーム耐性はこの程度であることがわかったので、まとめを作る時は、まとめのトップに、運営側の判断で非公開にできない別サイトでも同じ内容を公開し、そちらへのリンクを張って、いつ非公開にされても差し障りが無いようにしておく必要があるとは言えそうです。
そういえば、近藤氏による私に対する告訴は一体どうなったんでしょうかね。また勝手に締め切り延ばしてるんじゃないでしょうね。私はグズとのろまは嫌いなので、あんまり待たせないでほしいですね。
ドライヤーの不当表示
<イオンドライヤー>家電大手4社、不十分な実験で効果宣伝
毎日新聞 8月23日(木)19時14分配信
「イオン発生機能付き」をうたう高性能ドライヤーについて、家電大手4社が十分な実験をせずに髪の潤いや保湿の効果があると宣伝していたことが、東京都の調査で分かった。都は景品表示法の不当表示に当たる可能性があるとして、適正な実験をするよう業界団体に要請。4社はカタログや広告の内容などを改める方針だ。各社のイオンドライヤーは、電気を帯びた粒子を風と一緒に放出し、水分を髪に吸着しやすくする機能などをうたっている。価格は数千~2万円程度。製造大手のパナソニックによると「乾かすだけでなく、毛髪のケアも一緒にしたい」という消費者のニーズに応えて需要が伸び、11年度に国内で出荷されたドライヤー約580万台のうち約7割を占めるという。
都生活文化局は1月、国内メーカー4社(パナソニック、シャープ、日立リビングサプライ、東芝ホームアプライアンス)の商品の広告表示を調査。その結果、全社の商品で効果を示す根拠となった実証実験の問題点が見付かった。
ある商品は、冷風モードで20~30分かけ続けた時のデータを表示。1回5~7分、冬は温風モードを使うのが一般的な使い方とされており、実態に即していなかった。また、3社の商品は被験者が1人だけで、個人差の検証をしていなかった。イオン発生機能がない商品との比較をしていないケースも2社であり、ドライヤーの使用前後のデータだけで頭皮の脂の低減効果を強調するなどしていた。
都は7月、メーカーや小売店でつくる「全国家庭電気製品公正取引協議会」に、十分な実験結果を得たうえで効果を表示するか、表示を変えるかするよう要請。4社はいずれも取材に対し、要請に従う姿勢を示した。パナソニックは「指摘を真摯(しんし)に受け止め、消費者に誤解がないように改善したい」、シャープは「次の機種から改善する」とコメントしている。
都取引指導課の松下裕子課長は「メーカーの説明が足りない。誇大表示になっていないか今後も調べる」と話している。【柳澤一男】
基盤教育で、マイナスイオン騒動を継続して取り上げているのだけど、毎回学生から「イオンドライヤーを買ったけど出されているのでしょうか」という質問が出る。その度に、「メーカー品ならドライヤーとしてはしっかり完成した製品だと期待してよい。放電方式でイオンを発生させているのなら、静電気防止の効果はありそう」と答えていた。
しかし今に至っても実験不十分とは……。マイナスイオンなどというあやふやなものに乗っかって商売してしまう体質から抜けきらなかったということなんですかねぇ。
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うーむ別世界だ……
エアコン故障で暑くて仕方ないので休憩にアイスを食べながらどーでもいいことを書いてみる。
つぃった-のTLで紹介されてた「夏は…来る! 大黒摩季大先生がアラサー独女の心境を思いっきり代弁していて泣ける」というエントリーが、あまりに別世界でむしろ驚嘆したのでメモ。
1994年だと私はそろそろアラサーの足音を聞いていた頃。つまり20代後半に入ったあたり。上記のエントリーの筆者木下さんよりは、歌の設定に近い年齢だったのだけど。
近頃 周りが騒がしい 結婚するとかしないとか……
社会の常識・親類関係 心配されるほど意地になる
私が学位を取得したのが1995年で、これは歌が発表された翌年。この頃私が何をしてたかというと、博士課程のテーマが潰れてテーマ変更後間に合うかどうかで連日プログラム組んだり実験したりでてんてこ舞いで、結婚の文字すら頭に浮かぶことが無かった。
で、まあ、結婚した方がいい、と私に向かって言う親戚の叔父さんが居たりしたんだけども。
その叔父さんの所は、ちょっと前までヨメが家を出ていっちゃって別居中で、子供は祖母が育てている状態だった。そんな人に、結婚した方がいいって言われても、一体どうしてそう思えるのかが私にはどうしても理解できなかった。まさに「お前が言うな」状態。
それでは、とまわりを見渡してみたら。
夫婦仲は良かったがケンカも激しく、とっくみあいの弾みで打ち所が悪くてヨメさんが死んじゃった。
60代に突入してから夫婦別居。ヨメは浮気。
平凡な家庭にしか見えなかったのに、ダンナが死んだ通夜の席にとっくに成人した隠し子出現。
田舎でそれなりにしっかりしたお家に嫁いだけど、嫁姑問題で子供連れて別居。
どーすんですかこれ。
夏が来る きっと夏は来る 真っ白な馬に乗った王子様が
磨きをかけて 今年こそ
妥協しない アセらない 淋しさに負けない
いやこの騒動、妥協したりアセったり淋しさに負けたりした結果とも思えないわけですが。
結婚した時は皆さん平凡で幸せな家庭を築いて子育て、と思っていたはずです。でも4割くらいは失敗に終わっている。
サンプルは私の身の回りだけなので、一般化はできませんけど。
歌詞に共感なさった木下さんは
淋しさに負けない!!
と書いておられます。ここがもう根本的に違う。負けるも負けないも、私の場合、そもそも淋しいと思ったことが無いので、世の中いろんな人が居るもんだなあ、と。
一人でいることが淋しいと思う人でないと結婚しようとは思わないんでしょうねぇ。
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メモ:御用学者問題とニセ科学問題
「御用学者がつくられる理由」http://www.sci.tohoku.ac.jp/hondou/files/kagaku2011-9-1.pdfについて。
書きたいことはいろいろあるけどEM菌の話が流れてそっちが先になったりして、考えがまとまらないのでメモ。そのうちちゃんと書く。
○上記の論考は科学と技術の区別ができていない。科学は自然の近似で、技術は科学を使って人に役立てるもの。研究費と知識の伝達以外の部分では科学は人間の価値判断とは本質的に無関係。ただ、どういう方針で観測事実を整理するか、という部分にその時代の恣意性は入り込む(人間がやる以上仕方が無い)が、それが精度の低下をもたらすならいずれ捨てられる。
○非専門家が自らの価値判断を反映して科学技術の意思決定を行う、ということについて、筆者は原発を想定しているようだが、この同じロジックを当てはめると効果のはっきりしないEM菌を教育現場で使うことも正当化されてしまう。また、臨床試験の根拠のない薬モドキや馬鹿健食を使うことを止められない。
○原発の安全評価を例にとっているが、御用でない原子力工学者を維持する努力を怠ったのは「市民」の側でもある。仕事と給料を与え続けない限り専門家集団は維持できない。
で、結局、「市民側専門家」を担ぎ出して宣伝に荷担させることに成功しているのはニセ科学で儲けている人達ばかり、と……。
○科学というのは自然の近似なので、誰がやろうが近似の精度が一番高いものが良いとされる。複数のやり方があるように見えてもいずれは統合されるか、同じ事の別の表現であるという形で決着がつく。一方、技術であれば、ある目的を実現するのに複数のやり方が同時に存在しうる。
○訴訟は人間の間の紛争に決着をつけるためのものなので、常に科学が使えるわけではないし使うべきでもない。
○訴訟での因果関係の認められ方が科学のものとは違うということについては、たとえ必要な因果関係の立証が科学によらなければ真実がわからないものであったとしても、その立証を課すことが被害者救済を逆に妨げる結果になるから、立証を人工的に制限している。
○YesかNoかを語らせる誘導尋問、とあり、そのような尋問ばかり行われているように読めるが、尋問がすべて誘導尋問ではない。実際に法廷では、我々は実験結果を提出したし、弁護士の尋問も誘導尋問の割合の方がずっと少なかった。必要なら科学的専門性はチェックできるし、別の証人を呼ぶなどしてセカンドオピニオンを双方が出すことも可能。
○たとえば景表法や特商法の運用指針は、法が求める合理的な根拠について、科学・技術分野の研究の現状を踏まえたものを出すことを求めている。この部分では法と科学・技術はすでに共同作業をしている。
○核分裂反応も生成する熱も、何度でどの材料が融けるかも、科学としてはとうに決着がついている。そんな部分は揺るぎようがない。原発がこの先どれだけコケようが、原子核物理学の教科書が書き換わる理由にはならない。が、その知識を使って原子炉を作ろう、となると、作り方がいろいろあって、不具合が出たり事故が起きたりする。そういう不確実なふるまいは人間の工夫次第で変わる部分に依存して起きるし、いくら費用をつぎ込むかということでも結果が変わってくる。
○今回の事故で他人を御用学者と呼ぶ人に限って、非専門家の言うことばかり信じていてしかも主張の内容がかなりの割合で間違っているということをどう説明するのか。
放射能防護を目的として米のとぎ汁室内散布に走った人が現実に居るわけで、専門家はその方法には何の意味もない上に肺炎や結膜炎などのリスクがあることを指摘したが、なかなか受け入れられなかった。こういうケースをどうするのかが上の論考からは見えてこない。多分、健康被害が出て裁判をすれば専門家が担ぎ出されて「リスクがあって広める側は当然伝えるべき」などと意見をして、場合によっては賠償が認められるのだろうけれども。
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こんなメールが来ました
こんなメールが来たので全文引用します。ただし、プライバシー保護のため、署名中の住所および電話番号は伏せ字とします。実名らしきものについては、ご自分で既に明らかになさったようですので、掲載しても問題はないでしょう。
問題とされた私の発言はhttp://togetter.com/li/317480を受けてのものです。Twitter上で放射線についての大変に長いahare_asayaka氏とGoldenpiyo氏のやりとりがあった後、ahare_asayaka氏がGoldenpiyo氏の職場に電話でクレームを入れ始めたということがまず起きていました。
【追記2012/08/22】
Togetterが調整のため見えなくなってしまったので、まとめ内容と2012/08/16のコメントのスナップショットのpdfファイルをhttp://www.i-foe.org/kin_and_ahare_asayaka/index.htmlにて公開。
【追記】当初このメールはメールヘッダを全て一緒に公開していました。が、近藤氏から「プライバシーの侵害」という主張が行われたため、消してみました。
前略
関係各位 結城学長-小山学長代理-坂本理学部長-玉手理学部副学部長 殿天羽優子 山形大学理学部物質生命化学科准教授は、下記のツィッターログに示すよ
うに刑法231条に抵触する当方への侮辱罪を犯したと認識します。
「apj
2012年06月12日(火) 29 tweets
大学に連絡入れる阿呆がまた居たか。同類が多くて困るなw RT @Goldenpiyo: ほ
ほう。大学に迷惑をかけるとは。→ http://t.co/NAFpvI7V を見せて。
@ahare_asayaka: 議論をするに必要な、電話番号か電子メールアドレスを教えて欲し
いと要望
posted at 11:47:53」
天羽准教授に対しては、別途告訴と損害賠償を求める所存ですが、ここでは大学組織
としての管理監督責任を問いたいと考えてます。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~senden97/tokureihou1.htmlにあるように
><教員について>
> 1.法律に定める学校の教員は、法令を遵守し、国民から負託された崇高な使命
と条件を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。そのために研究と修養に
励み、資質と能力の向上をはかり、専門性を高めなければならない。
> 2.教員は教育活動の全領域について、適切な指導と評価を受けるものとする。
>国や地方の公務員法には「信用失墜行為の禁止」等が定められており、このいずれ
かに違反した場合は懲戒処分できるのである。
上記事例により、天羽准教授は法令を遵守してないことが明白です。また、国民か
ら負託された崇高な使命と条件を自覚しているか疑問です。
学校教育法83条「大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専
門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とす
る。」
つまり、道徳的能力を展開させるとの教育目的に上述の天羽准教授の行為は反して
います。また、これを放置すると83条の目的に反して社会的なモラルハザードを拡大
させることも懸念しております。
同第92条3「学長は、校務をつかさどり、所属職員を統督する。」4「副学長は、
学長の職務を助ける。」5「学部長は、学部に関する校務をつかさどる。」
と教育目的を実現するための校務に関する責任と義務が記載されており、学長に教
員の統督責任があります。
道徳的能力の展開においては、倫理審査委員会等が組織され、その活動によって「教
員が適切な指導」を受けていなければならないと考えます。
そこで、山形大学においては”道徳的能力の展開”に関して各教員に対してどのよう
な措置をこうじているか教えてください。
また、本事件でその措置が有効であったかをどうかを役員会等で議論分析していただ
き、その反省に基づいてより有効な活動をしていただきたいと思います。
学内の自浄能力に期待しておりますから、崇高な理念実現のため、邁進よろしくお願
いいたします。追伸:「倫理綱紀向上のためのアクションは?」という質問にちゃんと回答していた
だけるようお願いします。
-以上-名前:近藤 毅
フリガナ:コンドウ タケシ
郵便番号:■■■ー■■■■
住所:群馬県■■■■■■■■
電話番号:■■■■■■■■
まず、引用された部分の発言について。
仮に私の表現が侮辱的であったとしても、まだ誰にも告訴も提訴もされていませんので、侮辱罪かどうかはまだ確定していません。
次に、私が問題とされた表現を書いた時点では、@ahare_asayakaさんが誰であるか判明していませんでした。プロフにも実名らしきものは書いてありませんでした。ブログ等へのリンクもありませんでしたので、@ahare_asayakaさんが誰であるかを知る方法は、手続きを踏んで発信者情報開示をかけるくらいしか手がなかったわけです。
この画像は、昨日あたりに出したものです。夜フクロウというソフトによるもので、このソフトは発言を選んで「詳細」をクリックすると、発言者のプロフィールを出してくれます。この時点で、本名らしきものはありません。
以前(Togetterのまとめがつくられた頃)見た時も本名らしきものは無かったと思います。
ところが、上記メールが来た後で確認すると、「本名:近藤 毅」という情報がプロフィールに追加されていました。
!!$img2!
!
私を訴えるためにわざわざ本名の情報を追加したように見えます。いろいろ調べた結果、7月31日にはまだ本名と称するものが明らかでなかったらしいことがわかりました。
判例によると、侮辱罪の保護法益は社会的名誉と社会的評価にあります。実名らしきものをご自分から進んで出さない限り、私が書いた内容が、「本名:近藤 毅」と結びつくことは無かったわけです。つまり、近藤氏なる人物は、もともと近藤氏とは結びついていなかった表現を、わざわざ本名らしきものを示して名乗り出ることで自身の社会的名誉・評価と結びつけたわけです。これは一種の後出しじゃんけんですね。
自身の行為を追加することによって自身の社会的名誉・評価の変動を生じせしめるという方法が裁判所でどう判断されるか、私も大変興味がありますので、告訴と提訴を待ちたいと考えます。
なお、大学に向かって私を告訴するとか提訴するなどと連絡した以上、もしこの先告訴もなされず訴状も届かなかった場合には、今度は私の方から近藤氏については「嘘つき」という評価を致します。その場合、近藤氏は山形大学に対しても嘘をついたということになります。まあ、上記のようなメールを送ったのですから、その程度のことは自覚しておられることでしょう。もし法的手続きをせずに放置するならば、近藤氏には、虚偽の事実をつたえて混乱させたという理由で大学に謝罪するよう求めることになるでしょう。近藤氏にとっても本意ではないでしょうから、まさかこのまま告訴も提訴もせずに放置などということはなさらないと信じます。親告罪は犯人を知って6ヶ月経過すると告訴できなくなる(刑事訴訟法235条1項)ので、近藤氏は大学にメールを送ったりして遊んでないでさっさと手続きを進めるべきです。
言い忘れていたので追加。近藤氏は私の職場の複数の人間にメールを送り、条文まで示して天羽が侮辱罪を犯したと述べました。これは、職場における私の社会的評価を変動させる事実摘示です。総務部宛のメールは事務担当者の間を転送され、もっと多数の人間が目にしますので、近藤氏の発言は既に公然性があると考えられます。さて、私の発言の時点ではツィッターアカウントがahare_asayakaがどこの誰かは分からず、私の発言と近藤氏の社会的評価には関係がありませんでした。近藤氏は侮辱罪が成立する外見を作り出すために、本名と称するものを後から公開しました。この行為の責任については別途検討させていただきます。安易に大学にクレームをつけることのリスクを世に知らしめてそのような風潮を食い止めるということは、私が普段から目指していることの一つですので。まあ、近藤氏が告訴と提訴をきちんと行って結果を出せば話は別です。
告訴についてはこれまでの経験から、書類を突っ込んで調書をとられて受理されるまでに最長で半年くらいかかっています。提訴については、訴状を書いて裁判所に出して送達されるまでに1ヶ月くらいですかね。余裕をみても三ヶ月といったところでしょうか。さっさと日程を明らかにしていただけるとありがたいですね。
【追記】
まあ返事する必要があればしかるべきところがするんだろうなと静観してたら、宛先の一人である副学部長が個人的見解を返信してしまった。学内の関係各位宛のつもりで「教職員の私的な意見表明にたいして、大学が管理監督責任(近藤さんの表現)を負う必要はなく、また、管理監督を負うことは間違っていると考えています。」「本件については当事者間の訴訟等で解決をはかるべきであり、どのようなかたちでも所属機関が関わる問題ではありません。」などと書いたメールを送信したまではよかったが、Cc欄に書かれていた近藤氏の別メアドを消し忘れるというミスのせいで、近藤氏にまで送られてしまった。
さすがに慌てて学内で上記メールを受け取った人に、そのまま返信するなと注意喚起する羽目になった。
危機管理的な意味では、学内の連絡は学内のアドレス以外のものを入れない、という習慣をつけることが重要だろう。教職員のうち個人でgmail等を使っていて仕事でも使っている人がいるかもしれないが、秘密保持の面で問題が発生する可能性がある。また、yamagata-u.ac.jp以外のアドレスを含んだリストに仕事のメールを送るということが常態化すると、今回のようなケースで見落として意図せず外部にメールを送ってしまうという事故が生じうる。
【さらに追記】
こっちのblogは近藤氏がアク禁ルールに引っかかってしまって見えないらしいのだが、もし本人からコメントがあったら議論せずに削除する(アメーバの方はコメント受け付けない設定)。また、紛争前提のエントリーなので全ての質問には答えないかもです。念のため。
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