Feed

千葉大学の会場の方は……

Posted on 9月 25th, 2006 in 未分類 by apj

 物理学会の物性分科の千葉大学会場の方は、破壊力抜群な発表にも遭遇せず、平穏無事の模様。まあ、会場は広いからどこかで凄いのをやってたかもしれないが……。私は、午後にあったTHzのシンポジウムをきいていた。
 千葉大学は母校なのだが、変わってるような変わってないような。全体の建物の配置は保たれているが、理学部は完全に建て替えられた感じで、非常にきれいになっている。生協の場所は変化なしだが、書籍部と購買部が入れ替わっていた。洋書専門店が居候(?)していたのだが居なくなってミーティングルームになってたり。サークル会館付近は人気が無かった。教養部があった建物で、事務なんかが入ってた所が仕切りに覆われて工事中であった。というか、西千葉キャンパスっていつ見てもどこかが工事中だったのだが、どうしてまとめて工事しないのかが謎である。

声かけ核反応実験の発表情報希望

Posted on 9月 23rd, 2006 in 未分類 by apj

 本日、日本物理学会で発表されたはずの声かけ原子核反応実験の発表

言葉が水の氷結状態と水中元素濃度に及ぼす影響
(九大院工)高尾征治・○川添淳一・(アイエイチエム)江本勝・(ホワイトマックス)増本勝久・(IHMテック)里中耕也・(サロンドジャン)石田静子

を見てこられた方がいらっしゃいましたら情報下さい。ここにコメントでも、あっちの掲示板でもどちらでも好きな方に書き込んでいただけるとうれしいです。

 今日の夕方、やっと成田まで戻ってきた。ポスター発表が終わったら最終日は無視して早々に引き上げても今日の夕方にななってしまった。ということで、本日の物理学会の発表をきくのは無理なのだ。

 Air Franceも各座席の前に液晶ディスプレイを設置して、音楽や映画を楽しめるようにしていた。ところがこいつがトラブル続きの模様。行きは、どこを飛んでいるか地図上で出し続ける表示を選んで暫くしたら、バックライトが消えたような暗さになって非常に見づらい(映画やゲームは普通の明るさでできる)。帰りは、全座席とも不調のようで、リモートで立ち上げ直していた。最初の立ち上げ画面に、まるでlinuxでも上げてるようなテキストメッセージが出てプログラムロード中となっていて、よく見たら2004年のバージョンのWindows CEだった。立ち上がった後も、一部の機能しか使えませんというのが出てみたりで、結局メニューを何も選べない状態になってしまった。
#映画のラインナップは、去年使ったKLMの方が豊富だったなぁ。

最初から旗を間違えている気がする

Posted on 9月 22nd, 2006 in 未分類 by apj

 読売新聞より

国旗・国歌で起立・斉唱強制、都教委通達は違憲…地裁

「日の丸裁判」で勝訴し、会見する尾山弁護士(中央)ら(東京・千代田区で)
 東京都教育委員会が、入学式や卒業式で教職員が国旗に向かって起立し国歌斉唱するよう通達したのに対し、都立学校の教職員ら401人が都と都教委を相手取り、通達に従う義務がないことの確認や損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、東京地裁であった。

 難波孝一裁判長は、「通達や都教委の指導は、思想・良心の自由を保障した憲法に違反する」との違憲判断を示し、教職員に起立や国歌斉唱の義務はなく、処分もできないとする判決を言い渡した。また、慰謝料として1人当たり3万円の賠償を都に命じた。

 都側は控訴する方針。

 判決によると、都教委は2003年10月23日、都立学校の各校長に対し、入学式や卒業式などで国旗の掲揚と国歌の斉唱を適正に実施し、教職員が校長の職務命令に従わない場合は服務上の責任を問うとする通達を出した。

 この通達後、式典で起立などをしなかったことを理由に、延べ345人の教職員が懲戒処分を受けた。

 判決はまず、「日の丸」や「君が代」について、「明治時代から終戦まで、皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として用いられ、国旗、国歌と規定された現在でも、国民の間で中立的な価値が認められたとは言えない」と判断。「教職員に一律に、国歌斉唱などの義務を課すことは、思想・良心の自由の制約になる」と述べた。

 その上で、判決は、〈1〉通達は各学校の裁量を認める余地がない一義的な内容になっている〈2〉都教委は、職務命令に違反した教職員に対し、違反回数に応じて減給や停職などの懲戒処分を行っている――ことなどから、「通達や都教委の指導は、教育の自主性を侵害する上、一方的な理論や観念を生徒に教え込むよう教職員に強制するに等しい」と述べ、教育基本法や憲法に違反すると結論付けた。

 また、不起立などを理由にした処分についても、「都教委の裁量権の乱用にあたる」と述べた。

 一方で、判決は、国旗掲揚や国歌斉唱について、「生徒が日本人としての自覚を養い、将来、国際社会で信頼されるために、国旗国歌を尊重する態度を育てることは重要で、式典で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることは有意義」と認め、「教職員は国旗掲揚、国歌斉唱に関する指導を行う義務を負い、妨害行為や生徒に起立などの拒否をあおることは許されない」とした。

 ただ、教職員個人が起立を拒否しても、「式典の妨害や国旗国歌を尊重する態度を育てる教育目標を阻害するおそれはない」とし、「懲戒処分をしてまで強制するのは、少数者の思想良心の自由を侵害する行き過ぎた措置」と述べた。

 この通達後に懲戒処分を受けた教職員のうち、延べ287人が処分の取り消しを求めて、都人事委員会に審査請求している。

 中村正彦・都教育長の話「判決内容を詳細に確認して、今後の対応を検討していきたい」

 ◆尾山弁護団長「画期的な判決」◆

 判決後、原告と弁護団は東京・霞が関の弁護士会館で報告集会を行った。

 尾山宏弁護団長が「精神的自由にかかわる判決としては画期的で、教育のあり方が問われる裁判として最も優れたものの一つだ」と報告すると、原告や支持者ら約400人が拍手で応じた。

 原告の一人で、入学式と卒業式で起立せず戒告などの処分を受けた都立高校教諭、川村佐和さん(48)は「東京の高校は自由にものが言えない状態になっている。判決は明るい未来を見せてくれた」と話した。

(2006年9月21日23時29分 読売新聞)

 どうして東京都立の学校で、国旗・国歌の強制で揉めているのだ?というところに最初から違和感を持っていた。表現が穏当でないことを承知しつつあえて書くと「一体何を考えて都教委の分際で国旗国歌なんかを強制しとるのだ?しかも都立校に。いつからそういうことが出来る立場になったんだ?」ということである。都立学校なら、敬意をあらわすべき対象はどう考えてもまずは東京都ではないのか。直接のスポンサーだし。だとすると、都教委が強制するとしたら国旗・国歌ではなく、東京都の旗を掲揚して東京都の都歌を歌え、となるはずだろう、というのが私の考えである。だから、都教委が国旗国歌を強制し、かつそれが紛争の種になるということそのものが、私には理解不能である。思想信条の自由云々以前の問題として、どっかで旗を間違えているのではないか?
 もちろん、国立大学法人やら、その付属学校で国旗を掲げて国歌を歌え、というのなら、それは対応関係として正しい。国が直接のスポンサーだからだ。また、文部科学省が直々に、教科書無償提供やらもろもろの援助をしていることを理由に、国旗を掲げて国歌を歌えという通達を罰則付きで出したのであれば、そのことの是非はともかくとしても理解はできる。

MLから一人除名

Posted on 9月 21st, 2006 in 未分類 by apj

 理科教育MLver.2(rika2)に入会してきたばっかりの在原俊行氏を、入会して30分で退会させた。
在原氏は、旧理科教育MLの終わり頃に、訳の分からない発言を繰り返していたのだが、MLが3つに分裂した後は、別の場所で活動していたらしい。その顛末は、
さまき隊のblogの「(9/14投稿の)Aさん=在原 俊行 です」「Aさんのこと(科学メイリングリストをやめた原因)」にも出ているし、目録(Evolve ML管理人の三中さん(農業環境技術研究所&東大)による)の、9/19のエントリ9/18のエントリ、にも出ている。
 つまり、議論にならない投稿を頻繁に繰り返したため、在原氏が参加していた科学MLは閉鎖、クオリアMLはモデレータ制に移行、Evolve MLは除名、という結末になった。その在原氏が、

rikaMLでの、当ML管理者との確執めいた関係があり、参加をみあわせておりましたが、新しい参加者も増え、また、参加しておりました科学MLが閉鎖となりましたので、こちらへ参加しようと思います。

という挨拶(?)で、rika2に参加してきた。ウチは、荒らしは放置というのが基本姿勢だから別にかまわないのだが、在原氏は、旧MLの終わり頃、つまり閉鎖が決まってから新MLが3つできそうになった頃に、自分から「私はいずれのMLにも参加しません」と明言していた。このまま入会を認めた場合、「発言の内容には一切責任持ちません、ということを最初から態度で表明している人を入会させる」ということになるが、これではMLで議論しましょうという前提自体が成立しないだろう。ということで、自分でした意思表示はしっかり守ってもらいましょう、という理由で退会処理を行った。
 その後、在原氏は一通投稿したが、エラーで弾かれてしまった。その内容を以下に掲載する。

管理者: 天羽さん

的確な引用をされました。

Re: [rika2:01889] 在原さんを退会処分とします
>
> 仕切りなおしに当たって、これらの反省があることを気待します。
> (山賀さんのMLには、いくばくか、これを気待したいと思います。
>  (私はいずれのMLにも参加しませんので、ご安心ください。))
>
> (在原)
>
管理人を不安にさせる要素があれば、仕方ありません。退会します。
テーマはみなさんでご自由に継続されてください。もはやMLでどうなる
時代でもないのかもしれません。。。

 -以上-   2006. 9. 21. 在原 俊行 pingoo@soleil.ocn.ne.jp

 ということで、この件はこれで終了となった。

 ただ、規約通りにやった場合、今後ものすごい妄想系の投稿をしまくる人が出た場合に弱いことは確かである。ただ、MLの規約上、荒らしは放置で行かざるを得ない。まあ、いろんなMLが連続して閉鎖やらモデレータ制移行やら除名やらをやるはめになっているということを考えると、一応の処理は考えておかないとまずいだろう。
 今考えているのは、とんでもない荒らしが来た時は、「ええ加減にせえ、コラ」という内容の投稿は出し続けるが、MLからの除名は規約上行わず、そのかわり、そのレッドカードに対して誰が見ても異常な嫌がらせで、業務妨害が認められることが確実だというレベルに投稿の質と量が達した段階で、荒らし行為を理由にプロバイダに対して発信者情報開示請求して本人を特定後、その後迷惑行為の差し止めを求めて法的にかかっていく、という手順しかないだろうと考えている。この場合の業務妨害は、刑法のそれである必要まではなく、民法の不法行為に当てはまる程度で足りると考えている。ただ、この場合、簡単にできる除名をしないままで法的措置に突っ込むことが認められるかという問題はある。それでも、本来の運営に支障を来す行動をとり続け、言葉で説得してもやめないという場合、本来と違った運営を余儀なくされるというのは立派に業務妨害になりそうではある。今後の調査・検討課題としよう。

即公開でいいんじゃないの?

Posted on 9月 20th, 2006 in 未分類 by apj

 大学教員の日常・非日常のエントリ「忌憚ない意見」より。
 授業アンケートの結果公開について、学生からの意見はとてもそのまま掲載できない内容であるという話。実はこれ、ウチの大学でも同様で、あまりにひどいことが書かれているからと、公開前に編集しているってことを、そっち関連の担当者から知らされた。
 はっきり言って無駄な仕事だと思う。法人化で予算削減がかかってるときに、いらん仕事を増やすんじゃない。
 むしろ、授業アンケートなんかは教員の担当教員実名入りで、ノーチェック、学生にウェブで入力させて即公開でもいいはずだ。そのかわり、教員側も講義資料を全部公開してやればいい(著作権のことがあるから、ネタ本があるときどうするかという問題は解決しないといけないが)。でもって、あとは読む側が勝手に判定すればよい。
 あまりにひどいコメントは、書いた学生の値打ちが下がるだけだから、学生が自分で自分の首を絞めるだけになる。つまりは自業自得ということだ。2ちゃんねるの荒らしレベルが現実に在学しているということの物的証拠が集まるだけである。また、まともな内容の講義資料が出ているのに「わかりません」と連発したような場合は、学生が自ら「自分はバカです」と主張するのと変わらない結果になる。逆に、講義資料がトンデモだったら、学生の批判の方がもっともだということになる。
 批判は自由にやればいいが、そのかわり全部丸見えにしてやれば、世間での相場とか常識とかいうあたりに自然に落ち着くと思うのだが……。

午後は何も無かったので……

Posted on 9月 20th, 2006 in 未分類 by apj

 本日午後は何も無かったので、大手を振って亀田夫妻と遊びに出かけた。プラハ城を回って、天文台を見て、その後明日のバンケットの会場を下見(これが、地図が怪しいため明るいうちに確認しないと確実に迷いそうな感じ、実際行ってみて予感的中だった)、そのあと地元の人達が集うレストランで食事。ほうれん草スープを頼んだら、日本のレストランのスープの約3倍の量が出てきた。あっさりしておいしかったが、やっぱりちょっと多すぎる。

 天文台のドームは木製。温度差をもろに喰らわないためには、金属よりも木の方が良いとのこと。昼間だったので、星を見るのは無理だから、天文台のデモはフィルター越しに太陽を見せてくれたのと、市内のテレビ塔の覗き(!)。さすがに明るい視野に、楽しそうに談笑している日本人カップルがくっきりと……orz。設備を見せようという心意気には感激したのだが、反射望遠鏡の使用法が間違ってる気がするのは私だけか?

ホテルのネット環境が良かったので

Posted on 9月 19th, 2006 in 未分類 by apj

 海外から。ホテルのネット環境が良かったので即座につないで、メールの処理やら何やらができて助かった(一日400から500通のspamが来るので、こまめに処理しないとエラいことになる)。発表は3日目なのでそれまで暇だが、秋の物理学会で出すスライドができてないから、部屋に引きこもって計算したりグラフを作ったりしている。
 時計の方は現地時間に合わせたのだが、持っていったノートパソコンはそのままメニューバーの右上に日本時間を表示している。なんだかおかしな気分である。

ご連絡

Posted on 9月 17th, 2006 in 未分類 by apj

 ちょっと所用で数日間海外に行くことになった。ウチのグループの先生と院生2名も一緒である。まあ、いろいろしがらみやら仕事の流れやらがあってそうなった。向こうのネット環境がよく分からない(ホテルにはネットコーナーがあるらしいが、部屋から接続できるかどうかは不明)。もしかしたら週明けからほとんどここを見ることができないかもしれない。このblogは、なぜか二重投稿になる癖があるので、戻ってきたらまた編集するので、気にせずコメントをいただけるとありがたいです。理想は、向こうからも通常通りに話題を出せるということなんだけど。

もうちょっとで部分パクリをやるところだった(汗)

Posted on 9月 14th, 2006 in 未分類 by apj

 後輩と一緒にやった(後輩の卒研の)仕事を論文にして、ずいぶん前に投稿したんだけど大幅修正で却下されて、その後半年で職場移動などというどたばたに紛れてそのままお蔵入りになっていたヤツを引っ張り出して手直しをしていたのだが……で、集めた参考文献をチェックして……あれ?なんで顔見知りの論文のこの段落とまんま同じ説明が出てるんだ?(大汗)
 私が誰かの論文の議論を使うときは、必ず自分なりにまとめた英文で書くし(まあキーワードになる単語は同じものを使うことが多いが)、文章の方も hogehogeが次のような指摘をした、とか、解析を行った、といったふうにして誰の仕事かはっきりわかるようにした上で、引用文献番号をその文あるいはパラグラフに付けている。いつも気を付けているはずなのに何で?と記憶をたどってみた。その後輩は英文で卒論を書いたのが、その時に同じ手法でやってる論文中のデータ解析の説明をまんまパクっていた。それを知らずに私が後輩の卒論の切り貼りをしながら論文にしていて、手を触れなかった部分に写したところが紛れ込んでいた。折角英語で卒論を書いたのだから、記念にそれを活かした形でまとめて共著で出そう、なんて思ったのが裏目に出た。誰が書いても似たようなことになる有名な式の説明の部分だったので、違和感を持たずに見落としてしまったようだ。
 今にして思えば、リジェクトしてくれたレフェリーに感謝である。もし通ってて、1段落だけ丸写しになってることに後から気付いたら、恥ずかしくて当分研究会やら学会に顔を出せないところだった。しかも、写した先のグループの先生とも馴染みで、その先生からは、私が現職に着任した直後に「学生の実験やらデータ処理のウソや怪しいところを見抜くのが仕事の主な部分だよ」などとアドバイスをもらっていたりする(爆)。測定対象や実験の狙いは当然オリジナルだし、他の手法による測定結果もきちんと引用して内容をふまえて議論しているから、ねつ造とか剽窃ではないが、短いとはいえ式の説明が単語の並びから英文のフレーズまで含めて1段落分同じというのはものすごくカッコ悪い。

究極の血液型心理検査

Posted on 9月 13th, 2006 in 未分類 by apj

 実験してるところを見損ねたのだが、なかなか面白い内容なのでメモがわりに。「究極の血液型心理検査」が過去に掲載されていたサイトより。

<お知らせ>
このアドレスには「究極の血液型心理検査」というサイトが掲載されていました。

「小説『ブラッドタイプ』の中で用いられた原理に基づく、9割近くの人が『当たっている』と信頼を寄せるサイト」と紹介されていました。

上記紹介文に、間違いはございません。

97日間のサイトの訪問者数はのべ4,835,812人、うち心理検査後に「当たっている」と回答された方は4,326,342人です。
(※途中で操作を中断せず、最終ページまで到達された方に限り算出しております)

サイトの最終掲載日、2006年9月11日迄に、ブログなどで「当たってる」と紹介されている記事を見かけた方も多くおられたことでしょう。

アメーバブログのクチコミでも1位になりました。

なお、このサイトには英文で「バーナム効果による」という注釈もついておりました。

上記結果が、何を表しているのかお知りになりたい方は、この下をご覧ください。

血液型で性格は変わりません。
血液型性格分類は、科学的根拠のない迷信です。

「究極の血液型心理検査」の結果表示は「時刻ごとに変わるランダム」でした。

血液型とはなんの因果関係もございません。

小説「ブラッドタイプ」では、同じ方法で「8割以上の人が当たったと信じる心理検査」が描かれています。

当サイトでは、そのシステムをそのまま用いました。
そして、現実に試した結果は「9割近くの人が当たったと信じ」ました。

グーグルで「究極の血液型心理検査」をお調べになると、9月11日以前には多くの人が「当たった」とおっしゃっていることがわかるでしょう。

ブログにお書きになった皆様。申し訳ありません。しかし、皆様は、間違っていたわけではありません。

もともと性格は一元的ではなく多面的なものです。

あの結果表示は、必ず性格の一部に当てはまるようになっています(当たっていないと信じようとすれば、これまた当たっていないと感じます)。それがバーナム効果です。

小説「ブラッドタイプ」では、血液型性格分類は「月の錯視」と同じぐらい強力な錯覚だと書かれています。

月が地上に近いほど大きく見える、わかっているのにそう見えてしまう…

血液型で性格が変わるという迷信の根深さも、それだけ強烈な錯覚だからです。

「統計で多くの人に錯覚が起きると証明されたからといって、血液型性格分類が否定されたことにはならない」とおっしゃる人もいるでしょう。

しかし、ならばそれらの人は、なぜ信じているのですか?

 何て言うか、ネットならではの実験だな。400万人超で当たってるかどうかを多数決で決めても、主観でやると錯覚が生じるという結果は凄い。客観的な調査が何故必要かを説得する理由になりそうな。