ロボット操縦のココロ
大阪芸術大学の学園祭で、ランドウォーカーに永井豪先生が搭乗して操縦するというイベントがあった。これを知ったのが、京都の研究会から戻ってきた日で、もう一度大阪に行く気力も無かったから、写真撮影は夜行でこれから旅立つという他のファンの方々にお任せすることにした。
で、本日、豪先生の奥様の誕生会が都内某所であって、私も駆けつけることにした。ランドウォーカーの写真も回覧されていたので、豪先生に訊いてみた。
私「これまでにロボットのコックピットを沢山描いておられますが、実際に操縦してみていかがでしたか?」
豪先生「兜甲児大変だなあと……。すり足で歩いているのに結構(上下に)揺れるのね。じゃあロボットで走ったり戦ったりしたらどうなるのか」(とパンチを繰り出すジェスチャー)
私「中ですごいことになりそうですね。実は大変なのを描いてしまったと……」
豪先生「ヘルメットと戦闘服は身につけている」
私「あの(兜甲児の)ヘルメットと戦闘服は高性能だっていう設定でしたよね。でも、マジンガーもゲッターもシートベルト無いですよね。ランドウォーカーにはついてるけど」
豪先生「……まずいな(笑)」
私「でも、シートベルトを締めましょう、って言い始めたのは、(アニメより)ずっと後ですよね」
ベタな質問だけど、どうしても訊いてみたかったので^^;)。
リモコンの鉄人28号、自律型の鉄腕アトムに加えて、人が乗って操縦するロボットという概念をメジャーなものにしたのは、間違いなくマジンガーZのTV放映だろう。Z放映の一ヶ月後にジャンボーグA(こちらは特撮)の放映が始まったが、こちらのロボットは、中の人の動きをロボットがトレースする(両手両足からワイヤーが出てロボットにつながっているという表現がなされた)、テレイグジステンス方式と呼ばれるものである。この時期にロボット操縦の2大コンセプトが出そろったことになるのが面白い。
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