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郵便局に……

Posted on 6月 26th, 2005 in 倉庫 by apj

 ちょっと用があって郵便局に行ったら、日曜日だが郵便窓口が開いていて、カウンターの向こうにサクランボの箱が山積みになっていた。この時期、山形在住の人たちがみんなサクランボの発送に走っているということらしい。

ミクロマン

Posted on 6月 25th, 2005 in 倉庫 by apj

 トイザらスをぶらぶらしてたら、ミクロマンコーナーで、いろいろ見つけてつい衝動買いした。買ったのは、ミクロマンを素体にしたデビルマンと、可動素体の男性(赤)1体と胸Sサイズの女性1体。70年代にタカラがSF設定とともに立ち上げた、身長10cm程度のフル可動アクションフィギュアで、いろんな武器を持たせたりアーマーをつけたりできるようになっている。最近また復刻されて、メディアミックス的な展開も行われているらしいけど、あんまりフォローしていない。
 デビルマン(TVバージョン)は、単純になつかしくて衝動買い。昔、といってもまだ幼稚園くらいの頃、テレビでリアルタイムでみて好きになり、ソフビフィギュアを買ってもらった覚えがある。ちなみに、町内の遊び友達はウルトラマンを持っていた。まあ、昔からおどろおどろしい系というか、ツノだの羽根だのがあるデザインがその当時から好きだったし、人間と人外の者がからむストーリー展開も楽しんでいたわけで。
 素体は1つ500円ほど。小さいとはいえこの素体、なかなかよく動し、いろんなポーズをとらせることができる。手も何種類か付属する。何に使いたいかというと、絵の練習用だ。デッサン用の人形、高いんだよね。これだと1つが安いから、何体か買って、数人で絡んでるような構図も簡単に作れてなかなか便利そうだと思った次第。人間の体をあらゆる角度から眺め回すようなことは、普段はあんまりしないし。
 タカラ的には、

マテリアルフォースミクロマンとは、あらゆる進化に対応する、無限の可能性を持った新しい戦士達だ!

と、色別に(注:4色出ている)設定がなされている。でもやっぱりこれって、ちょっと小さいだけでデッサン用の人形そのまんまだし、手とか筋肉の付き方とか、美術用のアレよりリアルで面白いよなあ。

顔合わせは第二回口頭弁論の時に

Posted on 6月 23rd, 2005 in 倉庫 by apj

 中西氏と直接連絡が付きました。
 どういう形で支援活動をするにせよ、いずれにしても、一度顔を合わせてからの方がいいということになりました。それで、日程調整をしたんですが、私が7月第一週に一週間ちょっとの間国際会議で日本を離れます。戻ってきた週末はジャパンスケプティクスの総会で、まだ講義があるので、週明けには山形に戻らないといけません。すると、次に東京方面に行けるのは7月第二週になるのですが、15日が第二回口頭弁論(予定)です。ということで、第二回口頭弁論終了後にいろいろ話をしようということになりました。ちょっと先ですが、ゆっくり様子見しててください。

【超電磁企業】株式会社細田電機

Posted on 6月 21st, 2005 in 倉庫 by apj

 ここ数日、細田勇蔵 名義で、わけのわからない罵り合いのメールやら、私が昔ネットニュースで使っていた署名を引用しただけのメールやら、単なる空メールやらが届いているわけだが。一体何がしたいのかわからないから放置してたら、こんなページが。株式会社細田電機のサイトらしいんだが、どういうわけか安井至氏の批判をしてる上、私が昔ネットニュースに投稿するのに使っていた署名を引用して、こんなことを書いている:

大丈夫。医学がだめでも科学があります。歩けるどころか、 空だって飛べるようになりますよ….」 天羽優子 居候先:お茶の水女子大学 大学院人間文化研究科        
複合領域科学専攻 冨永研究室 (y.amo) apj@atom.phys.ocha.ac.jp 今現在山形大学へ都落ち!

署名の元ネタはアルプスの少女ハイジのパロディなわけだが、山形大学に居ることを都落ちなんて言っちゃっていいのかねぇ。これ、私に対してよりもむしろ、山形大学とか山形県民に対して非常に失礼なんだけど。大学と山形県まとめて敵に回す気マンマンですかこの人。
 つか、人を都落ちだのなんだの書いといて、わざわざくだらねェメール送ってくんなヴォケが。
 ついでに言うと、安井さんとか林さんとかを堂々と詐欺師呼ばわりしてるわけで、名誉毀損で訴えられたいとしか思えないなぁ。商売人がこれじゃ、すでに終わっとるな。

中西氏からメール

Posted on 6月 20th, 2005 in 倉庫 by apj

 弘中絵里弁護士にお願いして、私の連絡先を中西氏に伝えていただいたのだが、昨日、中西氏から連絡メールをいただきました。それで、あらためて自己紹介し、応援したいという意思表示と、具体的に何をどうするのが最も良いかきいてみることにしました。中西氏の方もこういことは初めてでしょうし、私の方も不慣れなので、話し合いしつつ経験者の方の意見もききながら、やり方を考えることになると思います。
 やるなら、混乱を避け余分な手間の発生も避け、効果の上がることをする方がいいですから。

ヲタク的哀悼の意

Posted on 6月 18th, 2005 in 倉庫 by apj

 都内某所で行われた永井豪ファンの集まりのあと、2次会はカラオケになだれこんで朝まで池袋のカラオケボックスに居ることになった。ところで、6月12日にダイナミック企画取締役の菊池氏が亡くなられたことを書いたが、今回のカラオケではは、最初の方で必ず出るはずの定番ダイナミックプロのアニメの歌がことごとくスルーされた。氏が企画設定に関わられた作品のことを、今は、まだ思い出すと辛いというのがあったためか、何となく参加者全員で自粛モードになってしまった。終わってみてから、つくづく、マニアにしかわからない哀悼の意の表明が行われていたよなあと思った。

アナウンス

Posted on 6月 17th, 2005 in 倉庫 by apj

 yahooのニュースより。

○?×?…ひどい駆け込み、ケガは自己責任と車掌放送
 JR中央線国分寺駅で今月4日、東京行き快速電車の閉まりかけたドアをこじ開けて乗った男性客に対し、車掌が「駆け込み乗車は危険です。大けがをすることになります。それで大けがをしても、そちら(乗客)の責任です」と車内アナウンスした。
(中略)
 JR東日本によるとアナウンスをしたのは男性車掌(48)。同社は「あまりにひどい駆け込み乗車だったので、感情的になったようだ」と話す。
(略)

 それで思い出したのが、昔、井の頭線できいたアナウンス。やっぱり駆け込み乗車をした客がいて、見事にバッグを挟まれて、一瞬だけドアを開けて外した直後に社内に流れたのが、
「駆け込み乗車をすると必ず挟まります。無理なご乗車はおやめください」
という、怒気を含んだ車掌の声。「おー、必ず挟まるのかぁ~」と友人達と笑った覚えがある。

 もっと訳のわからないアナウンスを聞いたのは、東海道新幹線の中だった。台風で新幹線が遅れに送れた時のこと。米原から乗って浜松駅で止まってしまったのだが、その時に流れたのが、
「現在、台風○号の影響で、新幹線・在来線ともに、上下線とも運転を見合わせております。運転再開のめどは立っておりません。お客様におかれましては、ご旅行をあきらめ、出発地点に戻られますようお願いいたします」
 移動手段を全部止めておいて、一体どうやって出発地点に戻れというのだ?タクシーでも拾えというのか?さすがにクレームをつける気にもならなかったらしく、みんな苦笑してあきらめ顔で、タバコ吸いに出たり飲み物買いに出たりしていたなあ。はぁ……。

弘中弁護士と連絡つきました

Posted on 6月 15th, 2005 in 倉庫 by apj

 中西準子氏の訴訟の件。
 先週、弘中絵里弁護士にメールを送っていたのですが、本日返事をいただきました。応援するなら中西氏直接の方がいいだろうということ、代理人の金銭の授受は依頼者に限定する、ということでした。なので、私の連絡先と応援したい理由を、中西氏に伝えてほしい旨、お願いをしました。
 応援するつもりで勝手にあれこれやって本人に却って迷惑をかけてしまうとまずいので、まずは、連絡をとって、どうすると一番いいか話をきいてみます。そんなわけで、もう少しお待ちください。
 状況が変わったら、随時ここに書きます。

単なる情報伝達の問題に過ぎない

Posted on 6月 14th, 2005 in 倉庫 by apj

 沖縄タイムスなどが報じた、青山学院高等部の英語入試問題で、元ひめゆり学徒の証言が退屈だと書かれた問題について。私はこの問題を、理科教区MLver.2への投稿で知った。しかし、調べていくうち、真の問題は、記者の姿勢ではないかと考えるようになった。いかにして、イデオロギー混じりの意見誘導報道で事実がゆがめられていくかという実例として、書いておくことにする。
 まず、沖縄タイムスの報道は次の通り。

2005年6月9日(木) 夕刊 5面
ひめゆりの証言「退屈」/東京の私立高入試問題
元学徒・研究者が批判
 東京の私立進学校、青山学院高等部が今年二月に実施した入学試験の英語科目で、元ひめゆり学徒の沖縄戦に関する証言が「退屈で、飽きてしまった」との英文を出題していたことが九日までに、分かった。生徒の感想文の体裁になっているが、教員が試験のために書き下ろした。元ひめゆり学徒らは「つらい体験を明かしている語り部をむち打つもの」と憤った。同校は「大変申し訳ない」と謝罪している。
 英文は三種類の入試のうち一般入試で出題され、千五十七人が受験した。「修学旅行で沖縄に来た生徒」の感想文を読んで、設問に答える形になっている。
 英文の中で、「生徒」は壕に入って暗闇を体験した後、ひめゆり平和祈念資料館で語り部の証言を聞く。「正直に言うと彼女の証言は退屈で、私は飽きてしまった。彼女が話せば話すほど、洞窟で受けた強い印象を忘れてしまった」と記した。
 さらに、「彼女は繰り返し、いろんな場所でこの証言をしてきて、話し方が上手になり過ぎていた」などと“論評”。設問では、「生徒」がなぜ語り部の話を気に入らなかったのかを問い、選択肢から正解として「彼女の話し方が好きではなかったから」を選ばせるようになっている。
 入試問題に目を通したひめゆり平和祈念資料館の本村つる館長は「八十歳近くになっても、話したくないつらい体験を話しているのは、むごい戦争を二度と起こさないよう若い世代に伝えるためだ。それをむち打つような文章は許せない」と、沈んだ様子で話した。「感想は百人百様でも、試験に出題して正解を決めるようなことはすべきでない」と強調した。
 石原昌家沖国大教授は「この入試問題は、極限状況の戦争を生き抜き、身を粉にして語る体験者を思いやれないような、教師の資格を失った者が教壇に立っている事実を証明している」と批判。「このような教師に指導される生徒の中には、似たような感想が再生産される」と危惧した。

学校側は謝罪

 青山学院高等部は本紙の取材に対し、「戦争体験を語り継ぐ努力を訴えようと出題したもので、ひめゆり学徒を非難する意図はなかった。配慮を欠く言葉で不愉快な思いをさせてしまい、大変申し訳ない」と述べた。
 この入試問題について、那覇市議の島尻安伊子氏(民主クラブ)が九日の同市議会個人質問で取り上げる。

 さて、問題の英文のpdfファイルは、http://www.inter-edu.com/kaito2005/high/aoyama/pdf/eng.pdfに公開されているが、そのうち問題の箇所を抜き出したpdfをミラーしておく。
 さらに、英文が苦手な人のためには、オークランド憂国日記というblogで簡単な翻訳が公開されている。
 私には、この問題文をわざわざ取り上げて、学校に謝罪を要求しなければならないような内容には全く見えない。英語がそもそも異なった文化を持つ他の国とのコミュニケーションの手段であることを考えると、言葉で物事を伝える場合に起こりうる問題点を同時に提起しているわけで、なかなか考えさせられる内容であると思う。これだけの問題文を作れる教師がいる学校で学べるというのは、すばらしい環境であると思う。一方、記者に取り上げられたからといって簡単に謝罪などした青山学院高等部の見識を疑う。学校がこんなヘタレな姿勢では、問題意識の高い教師の志気をそぐだけである。優秀な個人を組織がダメにする典型的なパターンではないか。安易に謝罪などせず、記者の誤解であることを堂々と主張する姿勢こそ、教育機関としてふさわしかったはずである。青山学院高等部は私学であるから、謝罪した方がコストが安いのだということであれば何とも言えない。しかし、謝罪の必要のないところで謝罪などしたら、付随して発生する「萎縮効果」「自粛効果」の弊害を発生させるということも忘れてはならないと思う。

 一体誰が最初に見つけて議論を誘導しているのかはっきりしないが、とりあえず、石原昌家沖国大教授の姿勢は記録しておくべきだろう。記事から見た限り、この人は、
・生徒独自の判断をさせない
・意図通りの感想を持つことを要求してもかまわない
と考えているように見える。教師の言った通りのことを答案に書かないと不可にするタイプか?この人は。こういう態度の方こそ、研究者として大いに問題がある。記者の取材の誘導に原文を確認せずに乗ったのだとしたら軽率だし、原文を確認してこのコメントなら、英文読解能力が乏しいという話になりそうだ。いずれにしても青学の教師を云々できた義理じゃないだろう。それとも、このコメントまで記者が都合良くねじ曲げているのだろうか。

 戦前、情報統制とか言論統制とか、ともかく国が流した情報に対して国が意図した以外の感想を持ったり判断をしたりしてはいけないという時代があった。元ひめゆり学徒の方々は、まさにそういう社会の犠牲となったともいえるだろう。そうすると、この報道の裏にある「元ひめゆり学徒の語り部の言葉を送り手の意図通りに受け取らないのは許されないことだ」という態度は、見事なダブルスタンダートというほかはない。この記事を書いた記者は、自分がまさに「いつか来た道」をひた走っていることに気づくべきだろう。

 実は、沖縄タイムスに、ここに書いたような意見をまとめてクレームを送った。2,3日後に、特集記事がありますという簡単な返事をいただいた。

 元ひめゆり学徒の方々の体験を語り継ぐことは大事だと思う。しかし、内容の提示の仕方によっては、違う印象で受け止められてしまうことはいつだってあり得る。また、戦争体験を語れる人たちは、いずれは寿命によって数が減り、居なくなってしまう。一方で、我々が普段受け取る情報は、いかにして最初のツカミを魅力的にするか、いかにして飽きさせず正確に伝えるかという刺激的なものが多い。本物の体験でも退屈に感じてしまっても無理もない状況である。また、全く同じ体験をもう一回することもできない。そうであれば、うまく伝える技術というところが、マスコミが培ったノウハウが生きる部分ではないだろうか。くだらない報道をする暇があったら、技術の提供でもしたらどうかと思う。

マイナスイオンネタはそれなりに好評

Posted on 6月 13th, 2005 in 倉庫 by apj

 前回の講義ではマイナスイオン批判をやったのだが、なかなか好評だった。
 マイナスイオンドライヤーを使っている人が何人か居て、多少は効果がありそうだという報告もあった。まあ、マイナスイオンの摩訶不思議な効果じゃなくて静電気防止効果の方だろうとコメントしておいた。
 ただ、私が話したことを間違って受け取ってる人が居るのが気になった。
 たとえば、チタングッズについて、「マイナスイオンの効果は全く期待できないというかむしろデマだが、チタンは軽くてさびなくて固くて、しかも金属アレルギーを起こしにくい材料だ」と説明したのに、チタンが体に悪いと誤解した学生がいた。「体に良い」を否定したからといって「体に悪い」を意味する訳じゃないのだが……。
 あとは、「マイナスイオンが効果をあらわすメカニズムは何ですか」ってのにはちょっと脱力。肝心のソノ部分をまったく放置したまま宣伝が先行したことが問題なのだと説明したのになぁ。