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と学会例会

Posted on 5月 13th, 2007 in 未分類 by apj

 本日はと学会例会。とはいえ今回は発表ネタを準備する余裕もなかったし、他の用事も済ませていたので大遅刻してしまった^^;)。それでも無理矢理出たのは、予約しておいたと学会オリジナルバッグを受け取ることになっていたからで、受け取り損なうと販売担当の方に余計な手間やら荷物の移動やらをさせてしまいそうだったからである。バッグはコミケのバッグを参考にしてさらに工夫をこらして作ったとのこと。赤・緑2種類で、私は緑を購入したが、赤が随分映えて、予想したよりかっこよかった。赤も買えば良かったかも。
 休憩時間に、酸素水バーが出現していた。酸素水をコレクションしてた人が全部放出したのだが、中には炭酸水に酸素を加えたスパークリング酸素水のようなものもあって、これって意味あるのかとか、酸素が「効く」ならもっと大量に入っている炭酸の方がより「効く」からまずいんじゃないのとか、つっこみどころ多数だった。原水の組成(ミネラル分など)によって、味は違っている模様。
 一番笑ったのが、その中に一本混じっていた「汲んできた水」。どうもどっかでもらい水してきたらしい。しかし、持ってきた人の「健康に自信のある方だけお飲み下さい」って注意は、確かに正直なんだろうけどちょっとどうよ^^;)。「健康にいい水」を上回るキャッチコピーかもしれんな、「健康かどうかを判定できる水」ってことで。まあ、名水と言われている水でも後で調べたら大腸菌多数ってこともあるからなぁ……。

訴状公開

Posted on 5月 12th, 2007 in 未分類 by apj

 訴訟資料を置くページを作って、訴状を公開した。多忙なので訴訟資料はぼちぼち出す予定。レイアウトが中西応援団のまんま(笑)なのは、忙しくて新しいレイアウトを作っている時間が無いからである。

 さて、多忙の方は、理学部の改修工事が予定されているので学生実験を変則開講して空きコマを埋め尽くすことになったので、そちらに長時間はりつくことになったということと、もう1つは一般教育総合の受講者が200人ほどになり、毎回配る出席カードの裏に学生さんが書いてくれるコメントの数も増えたということである。コメントはその都度ワープロ打ちして、次の講義で配布するプリントに掲載し、私からのコメントもつけて配っている。これが実は時間のかかる作業だが、人数が多い時に講義を双方向にするにはこれしかないのでやっている。学生さんの意見や感想や要望がリアルタイムでわかるので、学期の終わり頃にやる公式のアンケート調査よりも、私にとってはずっと重要だったりする。
 

第一回口頭弁論:すっぽかされますた

Posted on 5月 10th, 2007 in 未分類 by apj

 飛騨の中の人を訴えている件。
 本日午後から第一回口頭弁論だったので山形地裁に行ってきた。昨日の段階で何一つ書類が届いていないので、予感はしていたのだがやっぱり当日に被告はやってこなかった。反論が無かったため、訴状に書いた事実認定終了。甲29号証の2まで提出。
 郵券の金額が違っていたので訂正、被告の住民票の原本を裁判官に見せて当該人物がその住所地に存在していることを確認。そのあと内容について、裁判官からいくつか質問があった。
 裁判官の話では、よほど被告が何か主張したいと言い出さない限り弁論の再開はないとのこと。で、再開がなかった場合は次回で結審して、損害額の認定をやった後は判決が出るのだそうで……。

 びっくりしたのは記者さんが3人来ていたことか。でもなぁ、被告がすっぽかした裁判じゃ取材してても様にならんだろうなぁ、と思いつつ、提訴の意味について簡単にコメントしておいた。

 私自身の興味は、
・ウェブサイトを作って名誉毀損をやった部分は既に刑事の判断が出ているので民事でも同じだろう。
・大学に対して犯罪の事実を摘示した部分の名誉毀損が認められるかどうか。これが認められると、安易に大学に対して削除要求を出すことに対する歯止めにはなるはず(あること無いこと書き送っても大学側の事務作業は発生するので)。
・掲示板荒らしがどう認定されるか。アクセス制御では現実にプログラムの作業が発生するし、他の参加者への対応も必要になる。荒らしが来なければ発生しなかった作業であり、これがどう認定されるのか。
・メールでしつこく嫌がらせをする行為が、いくらの損害賠償と認定されるのか。
といったあたりである。

 しかし、嫌がらせメールやら掲示板荒らしにはやたら積極的だったり、ウェブの内容を削除させようとすることについても書類を送ってきていたくせに、主張を述べられる反撃の場所を作ったら出てこないとは、一体どういう被告なのだ?

水素による治療

Posted on 5月 9th, 2007 in 未分類 by apj

nature medicineのarticleより。
 水素ガスを使った治療の話。この件について、「活性水素」と関係あるのかとか、怪しい宣伝に使われないかといった話題が、メールでもやってきたし向こうの掲示板にも出ている。
 実験と講義で多忙のため、じっくり読む時間が無いので今後以下の内容は訂正書き換えがあるかもしれないが、早めに考えた方がいいので一応のサマリーを書いておく。この話に詳しい方は、トラックバックでもコメントでもしていただいて、変なネタに使われないように正しい情報を流すことに協力していただけるとありがたい。

・いわゆる「活性水素」とは無関係で、単なる「水素ガス(分子)」についてのものである。
・水素分子が活性酸素に対して抗酸化作用を示すことは、既に試験管での実験で知られた事実である。
・当該論文中で、水素を溶かした培養液を使った細胞培養実験の結果も示されているが、細胞培養実験では、物質のやりとりは膜を介して細胞外と直接行われる。このため、細胞外の物質の影響を敏感に受けることになる。
・細胞培養の結果から、「飲んだら効果がある」という結論を導き出すことはできない(味噌汁はおいしく飲めても味噌汁中では細胞培養ができないように、飲む場合と細胞培養の実験系では条件が大きく違う)。この論文と「水素水を飲めば云々」という話は今のところまったく結びつかない。
・in vivoでの効果について、注目するところは、血中水素ガス濃度である。水素2%の時で動脈血で20ng/ml、静脈血で10ng/mlという値が出ている。肺でのガス交換の結果こういう値になったのだろう。水素の効果を「便乗して」謳う宣伝が出てきた場合は、血中水素ガス濃度の値がどうなっているかまず確認し、値が大きく離れていたりそもそも測定値自体が無い場合には、当該論文とは全く別の話であると判断するべきである。

 例の松岡農水相の件で、水素水(しかもマルチ)を宣伝しちゃったサンデー毎日なんてのもあるわけで、ちょっと用心した方が良さそうである。

基準振動解析がなぜか体力勝負^^;)

Posted on 5月 8th, 2007 in 未分類 by apj

 化学実験の物理化学セクションでやってる基準振動解析の計算ってテーマで、毎年はまる学生が出る。今年は特にはまった人が一人残って、見事に終了時刻の記録更新、終わったら23:40だという……。
 で、教員も学生も明日は1コマからあったりする。
 はまる理由ははっきりしている。GF行列の計算をするのだけど、途中の計算が長いからきちんと経過をノートに書いていつでもどこで間違ったか見直せるようにしないといけない。見直しが足りなかったり集中力が足りなくなったりすると間違えてしまって、計算で出した値がスペクトルと合わないことになる。ただ、大抵は単位の換算でまず最初にはまってるみたい。
 そんなわけで今からやっと本日のデスクワークに入れる。送らなきゃいかんメールを送ったらさっさと帰ろう……。

ツッコミどころはそこじゃない

Posted on 5月 7th, 2007 in 未分類 by apj

 元記事が見当たらないので2ちゃんねるのニュー速+スレより引っ張っておく。

幸兵衛だらけ=元村有希子

教育再生会議の「親学」緊急提言を見て、落語の小言幸兵衛を連想した。幸兵衛は 口うるさい大家で、朝から晩まで長屋中に小言を言って回る。うるさいから店子(たなこ)が逃げ出す。落語なら笑えるが、これを政策立案につながる有識者会議にやられてはかなわない。

特にびっくりするような内容ではない。大人なら言われなくても分かる。分かっているが、諸般の事情で難しい人は大勢いる。心配なのは、お上がこういう価値観を金科玉条のごとく振り回すことで、そうしない人が「けしからん」と扱われることだ。

そもそもこの世は割り切れないことだらけなのだ。ところがこの「親学」は妙に明快だ。 母乳はよくてミルクは悪い、テレビは悪くて芝居はいい。子守歌がいいならロックは悪い?決め付けが過ぎて居心地が悪い。

再生会議の幸兵衛さんたちに言わせれば、最近の親はなってない、だから忠告してあげると いうことだろう。親切心はありがたいが、国がやることはほかにある。

再生会議に始まったことではない。外に出れば小言の嵐である。日本ほど、ひとの振る舞いに指図する社会は珍しいのではないか。
券売機で切符を買えば「切符をお取りください!」と電子音に繰り返しせかされ、電車に乗れば「奥へ進め」「詰めて座れ」「荷物は網棚に」。そのうち「漫画は読むな」「つり革は右手で」となりかねない勢いだ。

戦時中は「ぜいたくは敵だ」「お国のため」というスローガンに国民が従い、反する行いは排斥された。私は戦争を知らないが、同じにおいを感じる。(科学環境部)

 政策会議なら政策を提案しなければならないはずなのに、それが小言のレベルに止まっていることの方がよっぽど問題なわけだが。だから、この場合の正しい要求は「政策を提言出来るヤツを連れてこい」になるはずである。
 「母乳はよくてミルクは悪い、テレビは悪くて芝居はいい。」と一見わかりやすく連発されれば、このロジックが、ニセ科学で多用される「二分法」になっていることに気付くはずだ。「酸化が悪くて還元がよい」と主張してインチキ製品を売りつけるのとそっくり同じである。この手の二分法が出てきたら、「そんなに単純に良いことと悪いことがはっきり分かれるはずがない」と、とりあえず怪しまないと判断を誤る。しかし、類似の二分法でこれまで世論を操作してきた新聞サイドからは、二分法で考えること自体に対する批判など出てきようがないということなのか。
 なお、「同じ臭いを感じ」なきゃならないところは、単に小うるさいって部分じゃない。「ぜいたくは敵だ」などと、「貧乏である現実を精神論でごまかす」ようになったら、たとえ戦争してなくたって社会はかなり終わってると思うぞ。戦争と同じ臭いってか既に敗戦に向かってまっしぐらな臭いを感じるとしたら、注目するところは「為政者が貧乏をどうやってプロパガンダでごまかそうとしているか」という部分ではないかと。

 なお、教育再生会議の第一分科会:学校再生分科会にTOSSの向山洋一氏が加わったことの方がよっぽど末期的なできごとだろう。向山氏は、既に目立った効果はないと専門家に指摘されたEM菌を学校教育の現場で広めるは、オカルト話の「水からの伝言」の道徳教育実践を広めるのに貢献するはといった、今最も教育方面からニセ科学の普及に尽力しているうちの一人である。こんな人を教育再生会議に入れたら、教育にニセ科学やオカルトが持ち込まる方向で提言が出てきかねない。小言よりも別方面で被害がでかくなりそうな……。一体誰がこんな人を選んだのか見識を疑う。

 三日連続で新聞に出たアレな記事のネタになった。やっぱり、他社に剽窃されないために、誰が読んでも「剽窃する気にならないほど読むに耐えない文章」路線を狙って出しているのだろうか……。
 昔見た「ピラミッドパワー磁気活水器」(蛇口にやたら目立つピラミッドの模型みたいなのを取り付けるヤツ)の宣伝が頭に浮かんで仕方がない。「他社の追随を許さぬ」などと書いてあったが、外見だけでインパクトがありすぎて「恥ずかしいから誰も真似するわけないだろーっ!」と全力で突っ込むしかなかったなぁ。

見出しがアレ

Posted on 5月 6th, 2007 in 未分類 by apj

 京都新聞電子版より。

ネットの怖さ、児童も体験を
滋賀大院生 教材づくり進む

滋賀大大学院生の中谷有花さんが作成した教材「やってみよう!!インターネット」
 インターネット上のマナーや利用する際の怖さを体験できる小学校低学年向けの教材づくりを、滋賀大大学院教育研究科の中谷有花さん(23)が進めている。

 教材は「やってみよう!!インターネット」。賞品がもらえるアンケートに答える、掲示板に書き込みをする-など7つの場面が設定。児童がパソコンを使って体験すると、個人情報が漏えいしたり掲示板に児童へのひぼう中傷が書き込まれる仕掛けになっている。

 幼いころから情報の取り扱いを身に付けることで、掲示板の書き込みによるトラブルや料金の架空請求などの犯罪に巻き込まれない力を養ってもらうのが狙いだ。

 この教材は、県内の小学校で効果を検証したあと、今秋めどにインターネットで公開する予定にしている。

 「恐いのはネットではなくてそういう行動をする人間の方だ」と教えないとダメなのでは。まあ、トラブルに対処するための教育は必要だとは思うが。

突っ込みたくなる論説文

Posted on 5月 4th, 2007 in 未分類 by apj

 SankeiWebの記事より。

【主張】高校生意識調査 若者の意欲低下が心配だ

 日米中韓4カ国の高校生の意識調査で、「偉くなりたい」と思う生徒の割合が、日本では格段に低いという気がかりな結果がでた。

 平成生まれの今の高校生たちは、父親のリストラや、官僚、企業のトップが不祥事で辞任する姿を知っている。未来に不安を感じ、「偉くなることは損だ」と思っているとしたら残念な調査結果だ。

 調査は、「高校生の意欲」をテーマに、財団法人「日本青少年研究所」が昨年10~12月に行った。「偉くなりたいか」の質問で、「強く思う」は、中国の34%、米韓の各22%に対し、日本は8%にとどまった。「まあそう思う」を含めても日本は40%台で、60~80%台の米中韓より20ポイント以上低い。

 国情や国民性の違いもあり、「偉くなる」ことの具体像はさまざまだろうが、調査では日本の高校生は、偉くなることを「責任が重くなる」「自分の時間がなくなる」と見る割合が高く、「自分の能力をより発揮できる」「周りに尊敬される」と肯定的にとらえる回答は4カ国中で最も低かった。

 将来の職業についても、医師、会社経営・管理職、プロスポーツ選手など専門、花形の職を選ぶ生徒は他国と比べ意外に少ない。「のんびり暮らしたい」という傾向がでたという。

 調査対象の高校生たちは、小学校時代から「ゆとり教育」を受けてきた世代だ。社会が変化しても自分で考え、活躍できる個性や意欲を引き出そうというねらいだったが、調査結果からは、そうした成果はうかがえない。

 20~30代では定職に就かないフリーターやニート、インターネット喫茶で寝泊まりする「ネットカフェ難民」などの存在が社会問題化している。

 高校などでは就業体験や奉仕活動を通じ、社会に役立つ実感や自信を持たせようという取り組みも始まったが、企業や大学など受け入れ側も、活力や魅力を高める努力が必要だ。

 安倍晋三首相は著書「美しい国へ」(文春新書)で、平成16年の同じ調査では「国に誇りを持っている」と答えた高校生が米国や中国に比べ少なかったことにふれ、「志ある国民を育て、品格ある国家をつくる」必要性を訴えた。高校生たちが「偉くなる」ことの真の価値や誇りを見いだし、頑張れる社会づくりが求められている。

(2007/05/04 05:02)

 またまた悪文(論理性のない文章)が新聞の論説に載ったケースかと。
 「偉くなる」ことを肯定的に捉えないって指摘されても、「偉く」なると、責任が重くなったり忙しくて自分の時間が持てなくなったりするのは事実ではないのか。だとしたら、メリットとデメリットを比べて魅力を判断することになるが、「今の日本ではデメリットの方が多い」と高校生に見られてしまっているということではないのか。
 「医師、会社経営・管理職、プロスポーツ選手など」って言われてもだ、医師は医療費削減の影響をかぶって労働基準法って何?という状態になった上、訴訟のリスクが急上昇中で、自信をもって「魅力ある仕事」だと高校生に勧められる状態ではない。起業したところで、銀行のめちゃくちゃな貸しはがしで会社がつぶされた話なんかが出回ってるから、やっぱり魅力に乏しいと思われても仕方がない。ちょっと前に管理職になろうかという人達を大量にリストラの名目で首切りしたのが散々報道されていたのだから、頑張った末路がそれじゃあ、そりゃ誰もそんなもの目指さなくなるわな。プロスポーツ選手は……高校生にもなって夢見るもんじゃないでしょ。一握りの運と才能に恵まれた人達の世界です、あれは。ってか高校位になれば、プロスポーツ選手でやれる立場の人とそうでない人は大体分かっちゃうものではないかと。
 で、ゆとり教育批判をしているが、この文章を書いた人は、社会が変化しているときに自分できちんと考えたからこそ「そうそう活躍しやすい社会ではなくなっている」ことが高校生に見抜かれてしまった結果である、とは考えなかったのだろうか。
 「ネットカフェ難民」が出たのは、派遣法を改悪しまくり偽装請負やりまくりで、若者から搾取する社会構造を作ったことが第一の原因であって、やる気云々の問題ではないのでは。さらに、部屋を借りるときの保証人制度・敷金礼金徴収制度が追い打ちをかけて、ホームレスからの脱出を困難にしている。部屋を借りるにはまともな職が必要ーまともな職につくには定まった住居が必要、という「鍵が鍵のかかった箱の中にある」ような状態では、個人ではどうにもならんでしょう。若者のせいにする前に、部屋を借りるハードルを下げて、雇用制度をまともにする方が先ではないか。
 ところで、「衣食足りて礼節を知る」って昔から言われているけど、安倍首相は知ってるのかしら。「品格」「志」「美しさ」じゃ国民は食えないんですが。政治家の仕事は、普通の人が普通に働いて食べていける国を維持することではないの?経団連の言いなりになって普通の国民(特に若者)の衣食住を破壊しておいて、品格や美しさを主張するのは無理がありすぎると思う。

そんなこと教員に訊くな

Posted on 5月 2nd, 2007 in 未分類 by apj

 教養の講義をしていたら、学生からの質問に次のようなものがあった。

テストはどんな感じのものになるのですか?むずかしいですか?☆☆☆☆☆だったら、星いくつ分のレベルですか?

 まず、大学の講義はテーマも展開も様々だから、テスト(やレポート)の難易度を共通の尺度で評価できるはずがない。だから、「共通の評価が可能である」という考え方というか思いこみの方をまず捨てろと言ってみた。限られた範囲の中でいろんな問題を作る大学受験のような場合は、A大学は難易度☆5つ、Bは☆2つで楽勝、などという比較もできるが、そんな分かりやすい尺度がいつもあるとは限らない。
 次に、仮に私が「私の講義の難易度は☆3つだ」と言ったとして、それに一体どれほどの意味があるのか?と問うてみた。私が想定する☆3つと、学生が考える☆3つが一致していることを確認する手段などどこにもない。さらに、自分の講義の☆がいくつかは、他の先生の講義の内容とテストの内容を知らないと、amazonの書評レベルであっても決めようがないわけだが、私は他の講義を受講しているわけではないから、☆の数など出しようがない。
 それでも昔から「教員の鬼仏表」というのが学生の間で作られていたし(私も2年生の時しっかり作って後輩の新入生に配ってたし^^;)、amazon.com方式で☆で評価するなら、それができるのはあなたたち学生じゃないの、と。これは分かりやすかった、これは退屈だった、とんでもない問題が出た、楽勝だった、などを総合的に勘案して、いろんな講義について☆を付けたものを集めることはできるし、たくさん集めれば、これから受講を考える学生にとっては意味があるかもしれない。
 まあ、その質問は訊く相手を間違えてるぞ、という結論で締めくくった。

ネットストーカー認定

Posted on 5月 2nd, 2007 in 未分類 by apj

 「apj_yamagataの日記」というはてなダイアリーができたようだが、ここからのトラックバックは禁止にした。
「菊池誠、稲葉振一郎」というダイアリーからのトラックバックも同様。
 特定個人の日記だけを取り上げてウォッチするという行為は、ネットストーカーがやっていることと変わらないので、そういう行為を勝手にやるのは仕方がないとしても、手を貸すつもりも助長するつもりもない、というのがその理由である。
 まあ、他人の名前、それも芸能人や作家等でもない人の名前をタイトルにしたダイアリーを作る時点で何だかヘンだと思う。一体何に執着しているのだろう。意見があるなら、私が書いたモノ(他の誰かが書いたモノについても同じだけど)に依存せず、自分の経験と主張として独立に出せばよい。同じ意見が一時期kikulogでも出ていたが、kikulogで描き込まなくなった(描き込めなくなった?)後、できたダイアリーはきくちさんの個人名をタイトルにしたものだった。特定の他人の書いた内容に依存したコンテンツを作る、それもタイトルに持ってくるというのは、やっぱりどっかおかしい。ここだけじゃなく、kikulog他の書き込みや、はてなの方の内容も見ていたのだけど、どうも、うっま~さん(他ではうまと名乗っていたこともあるが、が多分同一人物と思われる)は、他人に依存してでないと意見の表明ができないように見える。さらに、書き込むなと何度かコメントしたが、それでも書き込みが止まらなかった(普通なら、自分のblogをさっさと立ち上げてそっちでやるだろうと)。世の中にはこれに違和感を持たない人も居るのかもしれないが、私は、新しく作られたダイアリーのタイトルを見て、書き込み禁止にしたのはやはり正解だったと改めて思った。

 今回のは、粘着さんといつまでも関わるつもりはない、という意思表示である。kikulogで追い出されたからといってウチで粘着されても迷惑なだけ。
なお、今回の書き込み&トラックバック禁止は、反対の意見の人を排除するという意図で行ったものではない。私と全く反対の意見の人のコメントも、削除も書き込み禁止にもせずにそっくり残していることは、別エントリのコメントを見れば明らかである。

【追記】
次のようなメールが来た。
内容はともかく、勝手に私の名前と勘違いされそうなメールアドレスを使うという行為は放置できない。このアドレスがfromフィールドに入っているメールを受け取った他の人が、私からのメールだと誤解する可能性があるからである。そういえば、kikulogに出入りしていたうまさんも、他所のblogにコメントするときに、内容がコピペの上、きくちさんと誤認されるような名前で書き込みを行っていた。この行動と共通するものを感じるのだが……。
 精進云々以前に大変迷惑なので止めるように、というか精進の方向を根本的に間違っていますよ……といってもどこまで効果があるかわからないので、ここで公開しておきます。私のオフィシャルなメールアドレスは、apj@何チャラ、で、yamagata-u.ac.jpか、phys.ocha.ac.jpかのどちらかからの送信になります。これ以外のものは一切使っていません。From:フィールドは騙れますが、メールの配送経路を全部表示していただければ、上記ac.jpドメイン内のメールサーバからの送信になっているはずです。類似のメールアドレスからメールが届くことがあったとしても、それは私ではありませんのでご注意ください。
 さらに、この人物がこのような行動に出たということは、私を騙った書き込みが、他の掲示板やウェブサイトで行われる可能性も出てきたと思います。
 なお、他人にメールを送るときは、自分の名前くらいは名乗るものです。他人を装うメールアドレスをわざわざ作った上、匿名性に隠れてメールを送りつける行為は、本文に何が書かれていようと、失礼な上に信用ならない行為であるということを、ここで指摘しておきます。
——————————————–(ここから)
X-Original-To: apj@atom.phys.ocha.ac.jp
Delivered-To: apj@atom.phys.ocha.ac.jp
DomainKey-Signature: a=rsa-sha1; q=dns; c=nofws;s=yj20050223; d=yahoo.co.jp;h=Message-ID:Received:Date:From:Subject:To:MIME-Version:Content-Type;
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Cqem0qOC97ytp757c5ujfi9zDJV7wlR9+HRK1VaJE1IJE7Ocj6e
E1os22XZxgWSZflUMEf92+I4iPPe3 ;
Date: Wed, 2 May 2007 21:39:14 +0900 (JST)
From:
Subject: 水商売ウォッチングなど。
To: apj_yamagata@yahoo.co.jp

山形大学 天羽優子先生

初めまして(でいいのかな?)、apj_yamagataと申します。

先生の活動は素晴らしいと思います。上のように尊敬する
先生のハンドルにちなんだメールアドレスを使っています。

山形大学のサーバー上で公開されている掲示板は大変な
公共性があります。ウェッブでの先生のご発言にはいつも
私は感服しているばかりです。今後とも、先生の様々なご
発言を参考に精進してまりたい、と思います。それでは…
——————————————–(ここまで)