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第6回
質問とコメント
- 空気中の水分が一瞬で凍るとダイヤモンドダストという現象がみれるらしいのですが、一瞬で凍るのにはどういった条件が必要ですか?
→ 一瞬で凍るというのではなく、雲になる前に氷になるという現象。湿度がそこそこある状態で気温が急激に下がると起きる。
- 「フェムトグラム(10-12g)のオーダー」の「オーダー」とは何ですか?英語の「order」と同じですか?
→ 英語のorderと同じ意味。「次数」。何桁程度の量か、といった意味で使われる。
- 空気中のマイナスイオン濃度を高い状態に維持し続けると、生物(動物、植物など)にどのような変化があらわれるのか?
→ 予測できないが、大きな変化は無いと思われる。予測できない理由は、マイナスイオンが物質として何かがわからないため、効果の評価ができないからである。高い濃度といっても市販された程度だと、講義中に示したような濃度でしかないので、大きな効果は期待できない。静電気防止効果だけは確実にあるはず。
- マイナスイオン同様に銀イオンがにおいを消すというのはウソなのか?
→ 銀の抗菌作用はあるので、微生物の繁殖を抑えて臭いを防ぐということはあるかもしれないが、効果は接触している部分に限られる。
- 血液は採取する部位によっても流動性は変化するのか?
→ 普通に循環している状態なら部分的に変わってもすぐ混じって同じ状態になりそうだが……。
- マイナスイオンが和製英語だったという事実ははじめて知りました。マイナスイオンというのはストレスの減少につながるんですか?
→ わずかなリラックス効果はありそうだが、ストレスの減少が何を意味するかがわからないので何とも言えない。ストレスといっても千差万別だろうし……。試験をするときは、被験者に特定の作業をさせてスコアがどうなるか、といったやり方をするので、「ストレスの減少」といった曖昧な内容について結論を出すのは難しいのではにか。
- ゲルマニウムが体にいいというのはニセ科学ですか。
→ ニセ科学というよりも危険なニセ情報。以前健康食品として出回った無機ゲルマニウム(二酸化ゲルマニウム)は中毒による死亡事故が発生した。最近、業者が安全だと主張している有機ゲルマニウムは、肝臓病の治療薬と似たような化学物質で、治療薬の方では肝臓病の患者に死亡例が出ていることを考えると、医者が細かく検査をしながら投与するものであって、素人が健康食品として勝手に飲んで良いものではなさそう。
- 今、雑誌や新聞などで、薬を飲むだけで背が伸びる!!や肌が再生する!!などが大きく出ていますが、あれも8割方、信用できないということになりますか?
→ お手軽な効果を謳っているものは全部却下でいい。乱暴なようだが、実際に背を薬で背を伸ばすとなると、細胞の成長を変えなければならず、そういう薬はどんな副作用があるかわからない、というのが常識的な考え方では。単に効果が信用できないというだけではなく、安易な売り方をすること自体が危険ではないか。。
- 私はマイナスイオンドライヤーの愛用者なので、今回の講義はとても興味をそそるものでした。個人的に、普通のドライヤーよりは明らかに髪がサラサラになると思うのですが、これは、マイナスイオンの効果ではないのでしょうか?
→ マイナスイオンドライヤーとして販売されているドライヤーは、確かにドライヤーとしての性能も良く、ユーザーも快適に使えると言う人が多い。しかし、その快適さがドライヤーの性能向上によるものか、マイナスイオンによるものかをはっきりさせた実験はない。つまり、快適さの理由のうち、マイナスイオンによる効果のみを分離して評価したものは無い。
- マイナスイオンの出るドライヤーを買いました。静電気防止になっているかはわかりませんが、ぱさぱさを防いでくれます。
- 自分のドライヤーもマイナスイオンが出る。あやしいと思っていたが、今回の授業は分かりやすかった。
→ 100円ショップで売ってる安い(さすがに100円ではないが)マイナスイオンドライヤーを分解してみたら、中に怪しいシートが入っていただけだったということがあった。まともなメーカーのなら放電くらいはしているだろうが、あんまり安いのを買うと、マイナスイオンの発生自体がそもそも怪しかったりする。
- マイナスイオンがこんなにもよくわからないものだったことに驚いた。うちのエアコンはまだ「マイナスイオン放出」ランプがついている。ムダな機能にがっかりです。
- マイナスイオンは雨が振った時にでも発生しているなんて知らなかった。わざわざ滝つぼに行かなくてもいいんですね。
- 血液サラサラがウソだったのははじめて知った。ていうか、気にしてなかったけど。
- 疑似科学広告の4条件は、揃うと逆に安心してしまっていた。本当はウソだと知らずに。だまされていた場面もあったかも知れません。授業の前に私語をしている人が多いのは残念です(授業の最初です)。前回の授業より内容が理解しやすかったです。
- マイナスイオンについては面白いと思う。
→ 現実には損失が発生しているので、手放しで面白がっている場合でもない。
- マイナスイオン効果といつわって他社をだますという方法は感心した。
- 今学習しているおとがレポート作成時に役立つのでしょうか。
→ 多分。しかし、今やっていることはこれから生きていくのに役立つのであって、目先のレポートは単位を出すためのチェックの手段に過ぎない。
- 香川県の「セルミ医療器」のときのように、厚労省は科学的根拠のない売り文句をつける大手メーカーなどに注意や警告をしたほうがよいと思った。疑似科学広告の4条件は非常に興味深かったです。4つの条件を見たしている広告は意外にも多いと思う。実績などは科学的根拠とは何も関係ないのだから鵜呑みにしないようにしようと思う。ニセ科学を見抜く様々なチェックポイント、為になりました!冷静に考えれば高校の知識でも太刀打ちできるんですね。
- 高校時代に生物をとっていたんですが、血液の話をきくまで、あの写真に疑問をもつことはありませんでした。学んだことを日常生活で役立てることができるようになりたいです。
- 血液さらさらが嘘であるのが康応生物でわかるというのは驚きだった。
- 赤血球のサラサラにはすっかりだまされていました。
- マイナスイオンの効果をあまり実感できないので、あまり信用できないですよね。
- マイナスイオンがブームのときに、なんとなく体に良いものとしてとらえていたけど、確かに「マイナスイオンて結局何なんだろう?」という気持ちがずっとあったので今回の授業は参考になりました。「血液さらさら」の大嘘の話は納得です。言われてみれば確かに、といった感じです。高校生物の知識があっても、気付けるかどうかはまた別ものだと思った。疑問に思えるかということが重要ですね。
- 「マイナスイオン」というものが体に良いとテレビで放映されると、信ぴょう性がなくても、信じてしまうので、本当かウソか見極める必要があると思いました。
- 実家の家族がマイナスイオン商品をやたらと買っていて、今までも怪しく思っていたので、帰ったらはっきり教えてみようと思います。今日の講義は面白い内容でした。
- 技術者は付けたくもない機能を付けなければならないという話を聞いて、将来技術者になると描いていた夢に絶望した。
→ 技術者になるのをやめたって、今度はろくでもないものを買わされる側に回るだけなので、どうすれば変なものを流行らせずに済むか、流行らせた人達の責任をどう追求するかを考えた方が良さそうな……。
- マイナスイオンの事、すこし嫌いになりました。
- もうマイナスイオンにはひっかかりません。
- 「マイナスイオン」に関するウソの情報には気をつけなければいけないと思った。
- マイナスイオンのことは高校の化学の資料集にものっていた。今回改めてインチキだとわかった。
- 高校の先生に「マイナスイオンは意味がない」と聞いていたが、今日の授業でその理由が詳しくわかった気がした。
→ この手の話は次々に新しいものがでてくるので、モノが変わっても引っ掛からないようにしてほしい。
- ニセ科学に気を付けたいです。
- ミクロな世界は奥が深くておもしろいですね。とっても興味がわきました。
- 「特許取得中!」や「
- 大学の教授のお墨付き」とうたっている商品には、だいたいがインチキ商品だという事が分かり、商品を見分ける目安になると思った。
- 今日の話は面白かったです。
- テレビや雑誌などのメディアの影響力はとても大きいので、報道機関はきちんと調べてから伝える必要があると思います。
- インターネットにはニセ科学商品がたくさんあるのに、政府や行政機関は動かないのですか?
→ 取り締まる側の人手が少ないから、全部は無理でしょう。また、特に悪質なものだけ取り締まってあとは各自で注意せよ、というのも有りかと。
- マイナスイオンに関する色々な事実がわかって面白かった。やはり「体に良い」などと言われて売られていても簡単に信じてはならないと思った。「
- 賞受賞」と書かれた賞品をたくさん見かけるが、信頼できる賞はないのでしょうか?
→ 自分の目を信じた方がよいのでは。
- マイナスイオンブレスをつけていた時期があったが、やはり気休めだったのかなと講義を聞いて思った。
- 「マイナスイオン」はプラシーボ効果ということですね。「マイナスイオン」を世に広めたのは、故あるある大事典だったという、うわさをきいたことがあります。
→ 実際にあるある大事典が後押ししていた。
- 今までマイナスイオンは体に良いと信じてきたのでびっくりした。全く根拠がなくても広まってしまう社会だということがよく分かったので、そういうものを見分けられる目を養いたいと思った。
- インチキ宣伝の実態についての話がおもしろかった。先生の話を聞くと、どこがインチキなのかがすごくわかりやすいが、やはり自分で気が付くのは難しいと思った。
- インチキ宣伝というのは、TVのニュースなどで見るもので、現実には自分とは関係してないと思っていたが、すごく身近にあるということを知り驚いた。気付かないうちに生活に取り入れているかも……と思うと恐いな、と思った。
- 証拠のないイオンを使った製品を多く出しているという事実に驚かされました。
- 意味もなくマイナスイオンがついている製品があることを知ってショック。
- とくに後半が色々思いあたることがあって面白かった。
- 高校で習う知識で十分検証できる嘘もけっこうあることが分かった。
- マイナスイオンとか健康器具ってようは気持ちの問題だと思うんですけど……。
→ 気持ちの問題であることをわかった上で使うならよいが、実際には、科学的根拠があると信じる人が続出した。
- マイナスイオンにもわかってないことがたくさんあることに驚きました。間違った発生の仕方を信じていた。
→ 「マイナスイオン」とひとくくりにしている間は、正しい発生法も間違った発生法もそもそも検討のしようがない。
- サリンや核兵器などのように、科学を利用するのはさみしいことだと思う。
- サリンを辞書で調べたら、正式名称がイソプロピルメチルスルホン酸フルオリダードと出て、化学式がC4H10O2FPと出たのですが、構造式がどうしても分かりませんでした。
→ CH3P(O)FOCH(CH3)2。
- 「質問」の幅がとても大きいなあ、と思った。1つ1つ見てくれてるのが分かって、載るとうれしい。
- 前回にくらべて理解できることが多かった。
- 難しくてなかなかついていけませんでした。
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