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第6回
質問とコメント
- 前回「ナトリウムランプの光を使って黒色の炎を見ることが…」の質問をした者です。食塩に可燃性の液をかけ、火をつけた炎に、ナトリウムランプの光をあてた際に黒い炎が見れるらしいです。もし本当なら原理を教えて頂きたいです。
→本当にできるかどうかまでは私にもわからないし、見た事はないが、条件次第で可能かも。食塩は、塩素とナトリウムを含んでいる。液を燃やすと食塩の温度が高くなって、食塩からナトリウムや塩素が出てきて炎に混じる可能性がある。一方、ナトリウムランプは、ナトリウムから出てくるオレンジ色の光を利用している。この光はナトリウム原子が吸収することができる(放射できる波長は吸収できる波長でもある)。炎の中に含まれるナトリウムが光っていない状態で、ナトリウムランプの光をあてると、炎の中のナトリウムがオレンジ色の光を吸収することで、炎の部分だけが黒く見えることは起こりうる。
- 活性酸素は最近、テレビ等でよく騒がれているが、それは酸素ラジカルやオゾンのことだと分かって、これからは気をつけていきたい。
→濃度が高ければ劇物の活性酸素も、人間には必要。感染症の病原体を殺すために、必要に応じて体内で作っていたりする。
- 「マイナスイオンでよくなった」という人はたいていウソだと言えますか?本当に健康になったという人は、思い込みか、自分が実践していた他のものの結果という可能性の方が高いことになりますか?
→いろんなケースがあるので何とも言えないが、マイナスイオンに顕著な効果は無いはず。ただ、何もしなくても人間は病気になったり治ったりするので……。
- 家にあるドライヤー、エアコン、石油ファンヒーター、扇風機はマイナスイオンが出る機能がついていてなんだか恥ずかしいです。
→マイナスイオン無しのものを買うのはほぼ不可能だった時期がある。
- ”マイナスイオン=静電気防止”、としか知らなかった。免疫システムがどうとかっていう話もあったんですね(笑)。企業に勤める事になったら、しっかり裏をとりたいと思う。マイナスイオンがあるならプラスイオン、ありますよね?プラスイオンも静電気の防止とかできるんですか?
→負に帯電しているものの静電気なら防止できそう。
- 今年の夏、マイナスイオンが発生する扇風機を買ってしまった。正直、買う前から”本当にこんなんでさわやかになれるわけないよな…?”と思っていたのに気付かなくて残念。でも、今日改めて分かったので悪い気はしなくなった。
- マイナスイオンの多い場所=空気のきれいな場所というイメージがあったので、マイナスイオンが埃の除去に効果があるとすれば、納得できる。確か鵜空気清浄機にもマイナスイオンをうたう製品がありましたが、これは正しいのでしょうか。
→放電方式で埃の付着を防ぐということはあり得るし、水破砕方式で湿度を変えたことによって静電気防止に役立つという可能性もある。ただ、体に良い云々は眉唾である。
- 私が毎日使っているヘアーアイロンも、マイナスイオン機能が付いていて「髪をダメージから守る」とある。こういった曖昧な表記もよく考えてみると、どこかインチキ臭いなと思った。メーカー名が有名かどうか以前に、科学的根拠があるかどうかを見抜く目を持たねばならないと感じた。
→マイナスイオンブームの時は大手メーカーまで乗っかり、マイナスイオン無しのエアコンや空気清浄機を手に入れる方が難しい状態だった。ただ、マイナスイオンは信用ならなくても、もともとのエアコンや空気清浄機としての性能はあるので、そちらで選べば問題ないはず。
- ドライヤーから出ているとされているマイナスイオンもにせものですか?
→ドライヤーによる。分解してみたらどう見ても雲母みたいなシートが貼ってあっただだけで、何だかよくわからないものもあった。放電装置を組み込んでいるものもあり、この場合は何らかの電荷を持ったものが出ているだろう。ただ、「マイナスイオン」の実体ははっきりしないので、何が出ているかは不明のままである。
- マイナスイオンドライヤーは静電気防止の効果があると知り、ほっとしました。しかし、これから何かを購入する上で、科学的裏付けの有無はしっかり確かめなければならないと思いました。
→残念だが、物による。分解してみたらどう見てもインチキというマイナスイオンドライヤーだって売っていることがあるので。きちんとイオンが出るように作られていれば、静電気防止効果くらいは期待しても良いが、それも、どの程度イオンが出ているかによる。一方、ドライヤー自体の性能が良いことで使って快適だということもあるので、一概に間違った買い物とは言えない。
- マイナスイオンは嘘だと思っていたけれど、ドライヤーには一応の効果があったなんで知らなかった。特許は時間がたつと効果がきれるから申請せずに企業秘密にするという話をきいたことがあったけど、そのためにマイナスイオンを利用していたなんで知らなかった。
→ドライヤーでの効果としては、あるとしたら静電気防止効果くらいだが、ドライヤーの性能自体が良くなっているため、マイナスイオンの効果なのかドライヤーの性能による効果なのかがなかなかはっきりしない。
- マイナスイオンと類似したもので「ナノイオン」というものを広告で見たのですが、これもやはり怪しいですか?ヘアアイロンに使われてるらしく、今日のマイナスイオンに関する授業で”イオン化した空気は静電気防止効果有り”ということを知り、一概に嘘とは言い切れないのですが、「ナノイオン」という言葉自体初めて聞いたので、どうにも信用できません。
→パナソニックのナノイーイオンではないかと。信憑性についてはマイナスイオンと似たり寄ったり。製品そのものの良さと、それがナノイーイオンによるものかどうかは別問題。今のところ、製品そのものは良いが、良いことの原因がナノイーイオンによるということの実証はなされていない。
- 「マイナスイオン」という言葉にひかれてドライヤー等を買っていたが、確かに髪の状態は良くなると思う。イオン化しているかいないかで与える影響が違ってくることを改めて考えさせられた。
→ドライヤー自体の性能が良くなったことと、イオンの効果を分けて考えないと判断を間違える。
- 滝壺付近がさわやかなのはマイナスイオンのおかげだからマイナスイオンが発生しているところはさわやかだろうというレナードの推論にはあきれてしまった。さわやかさの加減や感じ方は人によって違うし、滝壺という特別な自然空間に身を置いたことで、日頃の忙しさを忘れ、心が解放されたからさわやかになったと考えるのが普通ではないか。マイナスイオン機能付きの製品が売れてしまうせいで技術者や不本意にもマイナスイオンを搭載しなければならなくなるのだから、やはり消費者ももっと疑いをもってかからなければならない。
→レナードは測定をしただけ。後になって、別の誰かがさわやか云々の理屈をこじつけた。
- ”マイナスイオンがでる”と書かれているとつい買ってします。最近では同じ値段だったが、やはり’マイナスイオン’が出るというコトが書いてあった報のドライヤーを買った。説明によると『髪が傷まない』らしい。これは本当なのか?と思った。昔、化学の先生に水を使えばマイナスイオンなんか簡単に作れるんだと教わった。それはどういうことなんでしょうか。
→マイナスイオンの実体はともかく、滝壺の近くと似たようにするには、水を細かく砕いて空気中に飛ばせばいいだけなので……。
- 世の中の人間がいかに愚かか分かった。
→良く知らない分野であれば、別の分野の専門家でも簡単に欺されるので、慌てて飛びつかないといった慎重さが必要かと。
- チタンが嘘だと初めて知りました。中学のときに大流行したのに。このようなものを製造・販売するときに許可がいると思うのですが、科学的根拠がないことは問題にならにのですか。「医療用」でなければOKなんですか。
→効果効能を謳うと薬事法違反になるが、変な業者が増えすぎてなかなか摘発も追いつかないのが現状である。
- 他の企業を失敗させるために流行のマイナスイオンなどとふれまわったなんて、ひどすぎると思いました。
→双方とも技術開発のプロなので、この場合は、同業他社の猿まねをしようとする方が間抜けでは。自分のところで技術を押さえている会社であればひっかかるはずのない話だし。
- マイナスイオンのリラックス効果等は人によって効果の出る人と出ない人がいるんですか?
→個人差はあったはず。
- 祖母や祖父にいくらマイナスイオンやその他のインチキを証明してもそれを信じてくれない。どうすればいいでしょうか?そろそろ口論する気力もうせてしまい困っています。どうして、いい事は簡単に信じ、否定されると受け入ようとはしないのでしょうか?負であることがあるからこそ、正の意味があるのでは、ないでしょうか。インチキばかりだ。
→いっそ、情に訴えかけて「孫がこんなに言うのに信じないなんて、孫のことなんかどうでもいいと思ってるからでしょ。そんなに孫が信用できないの?」等と言ってみるとか……。
- やはり、世の中にでまわっている情報をうのみにしてはいけないと思った。何を信じたらいいのかわからない。
- この授業に出る度、自分がものすごいだまされている事を知ります。「特許取得」とか「○○病院」「○○大学」で使われていると聞いたら信じてしまうし、そういうのを頼りに商品を選んでいました。だけど、正しい知識や正しい目を持つ事は何と難しいのでしょう。まあ、やたらと信じないことが大切ですね。赤血球の話も言われて初めて分かりました。情報をうのみにする事がどれほど無知でおろかなことか分かりました。水分のせいでこのようにできるとは…化学って奥が深く、それを利用する人間は何とおそろしいものなのか…。
→この場合、利用ではなくて悪用。
- 昔マイナスイオンプラグというのがコマーシャルでやっていたのを思い出した。ウチにはなkったけど、買わないでよかった。
- 自分はマイナスイオンについて何もわかっていないのにドライヤーをマイナスイオンがでるドライヤーに買い換えてしまった。もっとよく考えるべきであった。
- マイナスイオンの商品は私もいいのかなあと思ってヘアドライヤーやヘアアイロンを買った。その時、とても話題になっていたし、大人気だったからという安易な理由で買ってしまったが、そういえば、マイナスイオンが髪にいい根拠は知らないと思った。メディアで嘘を言ったりしたり、まるでだますような商売をしている業者は、法律で規制できないのですか?報道の自由とはいえ、だますのも自由というのは、自由の意味がちがう気がした。
- 「マイナスイオン=体によい」という考えが消えた。今まではマイナスイオンという言葉にだまされて物を買っていた。
- 高校で学んだことでも見破れることもあるのに、それがあやしいと感じることもなかったので、今度からはもっと注意して見てみたいと思った。
- 実家のヘアドライヤーにマイナスイオン機能があろうことを思い出した。
- 怪しい業者と問い詰める行動力に感動しました。
- マイナスイオンは身近でよく聞くので、それについての講義が聴けて興味深かった。
- とても勉強になった。知らないということはこわいことだと思った。だまされないために知識は必要だと感じた。
- イオンは意味がないときがあるんだと思った。
- マイナスイオン、トルマリン、チタンはどれも健康に良いと信じていたけど、根拠がないと知り、世の中はオカルトでいっぱいだと怖くなりました。マイナスイオンドライヤーは効く気がするんですけど……。
- マイナスイオンは体(健康)にいいとばかり思っていたが、未科学であり、正体(効果)は分からないものだと知って、なんだかだまされた気持ちになった。また、肩書きやマスコミ、実績が書いてあるとついつい買ってしまうので気を付けたい。
- 「マイナスイオン」と聞くとなんとなく「イコール体に良い」とか「イコールいやし効果」というイメージが自分の中にあったことに気づきました。うちにある「マイナスイオンが出るドライヤー」からは、果たしてマイナスイオンが出ているのか…?
- 「疑似科学広告の4条件」はとてもためになると思いました。特にダイエット関係の広告を見ると「特許申請中/済」の文句があり、一瞬信じてしまいそうになります。今日の内容はわかりやすくて楽しかったです。
- 疑似科学広告の4条件というものがあるなんて知らなかった。恐らく、これまでにだまされたことがあると思うので、今後は気を付けようと思った。
- うちの母もマイナスイオングッズを買ってしまった人の1人です。この資料を見る限りなんでこんなことを信じてしまったのだろう……と思う。
- この授業を受けるまでマイナスイオンは何にでも効果のある万能なものだと思っていましたが、実は物質が何なのかもよくわからないあやしいものだと思いました。自分の知らないことは疑いの目を向けることも大切だと感じました。
- マイナスイオンについて少し詳しくなった。
- TOSHIBAを応援しています。どこにも変な話があるんですね。流行ってコワいですね。
- マイナスイオンの出るグッズは店でよく見かけたが、全く根拠のないものだと分かった。健康に良いとかの売り文句も本当に信用していいかしっかり判断しなければいけないと思った。
- マイナスイオンは体に良いものだと信じていたが、実証されていないと知りおどろいた。
- マイナスイオンの流行を隠れみのにして自社の技術を隠すのは巧妙だと思った。
- マイナスイオンについて少し知ることができてよかった。
- パンフレット等に載っている実験の写真等も安易に信じず疑うべきだと思った。テレビショッピング等ではイメージ映像のみしかないものも多く、あやしいものばかりだと思います。
- マイナスイオンはあれだけ宣伝されていたのに、科学的には証明されていなかったということを聞いて驚いた。
- 今日の話でテレビの影響力の強さがわかった。情報を受け取るためには、いろいろな知識が必要だと思った。
- マイナスイオンについて自分が全く分かっていなかったんだと思った。テレビで言っていることが本当じゃないことを頭に入れて、テレビや雑誌などを見ていかなければならないんだと感じた。
- 本当に、テレビの影響力は恐ろしいですね。あるある大事典が放送中止になった原因の納豆ダイエット放送された直後には、視聴者はすっかり信じこんでしまった。こういう講義はこのようにすぐ流行に乗ってしまう人達にきいてもらいたいもんです。
- 最後に言っていたように、理科の知識って大事だなと思った。(理科の)知識がなかったというのが1番の理由だと思うけれど、こんなにだましだまされているという話をきくと、信じやすかったり、たくさんの人がいいと言うとそう思ってしまうのは日本人の気質のせいなのかしれないのか……?と感じた。
- マイナスイオンの話で、例え疑問を抱いていても、大企業でさえ流行を止められrないというのは、流行に流されやすい国民性のせいでもあるのだろうな、と思いました。
- マイナスイオンの効果は、自分も疑問に思っていた部分があって、本当に体にいいのか?それはどのようにいいのか?と思っていたものの調べるわけでもなく、ただ不思議に思っていただけでした。だから今回、あってもおかしくないのは「埃の除去」「静電気防止」しかないと聞いてな〜んだと言う気持ちです。
- チタンが体に良いという事を聞いていたので、デマだと知っておどろきました。自分の体の健康は自分で管理しなければと思いました。
- マイナスイオンの話がおもしろかった。マイナスイオンでひとくくりにしないように気をつけたい。インチキや虚偽の宣伝に注意していきたい。
- 今日の授業で、結局マイナスイオンは何なのだろうと思った。ドライヤーでも「マイナスイオン」と書いてあれば今でも自分は買ってしまいそうになるが、気を付けなければいけないと思った。
- 怪しいものを取り上げて流行させようとするマスコミには恥を知ってもらいちと思います。
- すごく興味深い話ばかりだった。疑似科学広告の4条件については、実際に新聞広告などで見るものばかりだったので、書かれていることのみを信用しないで自分で調べることも必要だと思った。
- テレビや企業でいいかげんなことを言っているのに、なにも罰せられないのがおかしいと思った。
- 先生の授業はおもしろいと物化の先生から聞いて受けることにしました。HPも見ました。今日の後半はとても興味深く感じました。
- 抽象的な表現や文章はまず疑うべきだと強く思った。
- 裏の道が以外とありおどろいた。同門かどうかはわからないがあの手この手でお金をかせとうごしている人が多いのがわかったが、もうちょっとまともな方向に生かせないかと思った。
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