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第9回

質問とコメント

  • テレビではやはり嘘が多いと思った。最近マイクロバブルが洗浄力が上がる等々筑波大学との共同研究等の話を聞いたのですが、どうなんでしょうか。
    マイクロバブルはだいぶ研究が進んで利用もされている。ただ、研究中なら慌てて手出しをする必要はない。きちんと成果が出てくるのを待てば良い。
  • 視覚と嗅覚を無くした(目隠しと鼻をつまんだ状態)では味がわかりにくいのは味覚の感度の閾値が関係していますか?
    むしろ、普段味覚だと思っているものに、嗅覚からの情報が含まれている可能性がある。食品会社の人に聞いた話だが、スープを調べるために、普通に作ったスープに乾燥窒素を吹き込んで、香りの成分を全部飛ばしてみたら、アミノ酸の試薬を調合して作った水溶液のような味になったらしい。味覚だけだとそういう味で、嗅覚も同時に働くとおいしいスープだと感じるということらしい。
  • ヒドロニウムイオンH3O+とあったんですが、高校化学でいう水素イオンのことですか?高校でオキソニウムイオンH3O+というのを習ったのですが、ヒドロニウムイオンH3O+との違いは何でしょうか?
    H3O+の固有の名称がヒドロニウムイオン。オキソニウムイオンはR3O+(R=H又はアルキル基)の総称。
  • 似たような健康器具をいろんなとこが売ってるのは、どこか特許とってても侵害にならない(効果がない?)からですか?
    インチキ健康器具だと、特許を出して、公開公報になっていても、その後の審査を受けずに放置されていて結局特許権を持っていなかったり。あるいは、特許取得と書いてあるので調べてみたら他社の全く関係のない特許で、そんなことを宣伝に書くのなら特許料は払ってるのかと突っ込みたくなる状態だったりする。
  • よく商品に「特許出願中」とあるが、なぜわざわざそんなことを書くのでしょうか?
    特許に権威があるという消費者の誤解を利用するためではないかと思われる。
  • 日本人はグルタミン酸のうま味が、西洋人はイノシン酸のうま味を好むという話を聞いたことがあるのですが、地域によってレセプター等に違いがあるのでしょうか?
    違いがあるかどうかは私は知らない。が、何を好むかは、普段の食生活も影響しているのではないか。
  • 遺体入りのタンクの水を飲んでも問題ないことはないでしょう。毒でも薄めれば飲めるということでしょうか。
    薄ければ効果がないということはあるかもしれない。報道では健康被害は無いとされているが、真相は不明。普通に考えれば食中毒くらいは発生しそうだが……。
  • 今日の授業は分かりやすく面白かった。水素や酸素の発生過程がまだはっきりとは解明されていないのが意外だった。白畑教授のいい加減さに驚きあきれた。ところでアメリカ人やイギリス人の味覚が日本人よりも良くないと言われるのはなぜですか。それは本当なのですか。
    なぜそういう話になっているのかがわからない。日本人がアメリカ人やイギリス人と同じものを食べてみて、味が合わなければそういうことを言い出しても不思議はないとは思うが、本当のところは知らない。
  • まだ味覚のメカニズムはわかっていないのでしょうか。
    細胞レベルの信号伝達はかなりわかっているけれど、複雑な味を限られた細胞でどう捉えているかは、まだ確定した話は無かったかと……。ただ、私もこの分野を離れて久しいので、図書館等で新しい本や参考書をあたってみてほしい。
  • 物質は味の成分を持つものと感覚を与えるものがあるのですか?それともこれらは同じもとですか?グルタミン酸は「アジの素」だと聞いたコトがあります。
    味の素の化学物質はグルタミン酸ナトリウム。化学物質が感覚受容細胞の受容体(細胞表面に出ているタンパク質)にくっつくことが味覚の最初のステップ。
  • CH3OH溶液の中にPtを浸したら、CH3OHではなくなるのは分かったけど、その後水の電気分解みたいに水素分子同士がくっついて水素ができるのですか。
    白金表面でのメタノールの分解は起きる。ただ、水素が発生するのではなく、電極をうまく組み合わせて燃料電池に利用されている。
  • 九州大という「権威」がときとして社会にどのような影響を与えるのかを教えるような事例だと思う。思うに白畑教授は最初に何らかの手を打たなければならなかったと思う。確定してない情報を流すのは危険だと思った。特許については消費者としては別にどうでも良いことだとわかった。
  • 知っているようで知らなかった特許について詳しく話を聞けて驚いた。
  • 特許について詳しく分かったよかったです。
  • 『2H2O→4H++O2+4e-』というのは今まできっと一瞬でこのように反応するわけではないから『→』の部分にはいろんな段階を集約しているんだろうなと思っていたが、高校では教えるとキリがないのでこのように式だけ教えるのかなと思っていた。だから、まだはっきりわかっていないというのが驚きだった。
  • 2H2O→4H++O2+4e-の式はずっと見てきたが、今さらになってすっきり理解した。高校の時は何回みても納得しない式だったのに不思議だった。
  • 今回の授業はそんなに身構えて聞く感じではなかったので、おもしろかった。
  • 活性水素は存在しないということがよく分かりました。
  • 最後に紹介された本、面白そうなので読んでみたいです。
  • 本当にだまされないためには、半年この講義をうけるだけでなく、日々疑いの目をもつ必要があると思った。
  • 昔、メタノールをお酒として飲んでいたとか、聞いたことがあります。体に害があるとは知っていたが、失明するとは驚きだった。
  • 脳科学の実験の話はとても興味深かった。専門家は用語の不適切な使用に気付くが、やはり一般の人がそこに気付くことができるかどうかは難しいと思った。
  • 水、水道水がなぜおいしくないのか?ということをよく考えていたが、もしかしたらその考え自体が化学的ではないと感じた。心理的影響があるだろうし、どんなのが原因でおいしい水なのかということを考えもしなくて自分は無知だった。
    次亜塩素酸による殺菌が行われているので、どうしてもカルキ臭くなる。カルキを感じなくするコツは、レモンを一切れ浮かべ、氷を入れて冷やして飲むことである。
  • 権威がある人が言ったからと、よく調べもせずに飛びついてしまった企業も悪いと思ったが、なぜ九州大学の教授は止めなかったのかよく分からない。
    産学連携をどんどんやれという圧力がかかっているので……。
  • 特許法と似ているもので(確か…)商品とうろくというのがあったと思うのですが(言葉が違っていたらすみません)何が違うのですか。
    商標登録。商品の名前やロゴなどを登録する制度。  特許に似ているとしたら、実用新案というのがある。物品の形状や考案を新しく考えた人を保護する制度。
  • 白畑教授のような軽率な教授がいるのだとがっかりした。それと、エアコンで「活性水素」が出ているとしたら空気中に微小な金属粒子をばらまいてないとおかしいのはなぜですか。
    白畑説だと、活性水素は金属微粒子表面に結合したり、金属内部に入り込んだ水素、ということになっている。これをエアコンから発生させたとしたら、金属微粒子ごと風に乗せて部屋中にばらまく結果になる。これは、どう考えても、肺に金属微粒子を吸い込む結果になって、体に悪影響がありそうである。宣伝通りのものができていれば健康被害発生の可能性が高いし、宣伝通りでなければ安全だが詐欺である。  なお、白畑教授についていえば、軽率なのではなくて意図的にやっているようにしか見えない。
  • また「あるある」大事典にダマされた、という本が出版されているのに驚いた。読んでみたい。今、バナナダイエットは本当にやせるのか、科学的に言って体に害はないのか疑問に思って、パソコンなどで調べようと思った。前回の授業が難しかったので、まとめがあってわかりやすくてよかったです。
    調べるなら、ac.jpやgo.jp限定で。普通にネットで調べると、効果があるという宣伝ページが引っ掛かる。あとhttp://blog.goo.ne.jp/wakilab/e/204ff5513653093071e8b58e34daf01f もどうぞ。朝バナナダイエットの提唱者と、以前食中毒による入院患者を続出させた白インゲン豆大ダイエットの提唱者は同じ人。なお、この人、次はキウイダイエットを提唱してるらしい。普通はこういう行動を無節操という。  なお、最近流行った何とかダイエットについては http://mainichi.jp/area/aichi/news/20081207ddlk23040260000c.html が詳しい。一部を引用すると、 ◇ダイエット効果がある として流行した主な食品    (年代はブームのピーク時) 1975年 紅茶キノコ   85年 バナナ   88年 ゆで卵   92年 リンゴ   99年 唐辛子   00年 キノコ、おから、黒酢   02年 低インシュリン食品、ビール酵母   03年 アミノ酸   04年 にがり   05年 寒天   06年 キャベツ、杜仲茶   07年 納豆、ココア   08年 朝バナナ  (このほかにも、03年以降、コンニャク、豆腐、豆乳、バナナ酢などがはやった)  どう考えても、次に出てくるのは○○ダイエット、の○○を予想して賭でもして遊ぶ対象であって、信じる対象ではない。特に最近は毎年担がれ続けているわけで、これで欺されていると気付かないとすると、ちょっと問題がある。
  • 活性酸素が専門の授業で出てきたので、活性水素もあるのかもと思っていたので、驚きました。九州大の農学部の教授が言えば、本当だろうと考えてしまっても仕方がないと思いました。大学の教授のことも疑ってかからなければならないと思うと、気が重いです。
  • 5.参考図書に載っていた本を読んでみたいと思った。やっぱりテレビで放映されていること全てを信じてはいけないんだと改めて思う。
    NHK以外のテレビは視聴者のためにあるのではなく、スポンサーのためにあるということを忘れてはいけない。スポンサーとしては、商品を買ってもらうためにCMを見て欲しいが、CMだけ流したって人は見ないから、番組を見せることで人集めをしているだけ。だから、表だって問題にならないかぎり、人が集まれば内容は何だって良い。逆に言うと、CMの内容を見れば、どういう客層をターゲットにしているかがわかる。例えば、旅行会社が海外旅行のCMを出すなら、番組のターゲットは、休暇をとって海外旅行に行ってくれそうな層、ということになる。CMを出しているのがパチンコ屋とサラ金だったら、バクチは胴元しか儲からないという自明な事実にも気付かず無制限に借金してまで目先の楽しみを追いかける層、ということになる。じゃあ、そういう層を相手にウケる政治やニュースの番組内容はどういう質のものになるか……。あとは皆さんで考えていただきたい。
  • 前半は難しかった。後半は特許のことなど、ためになる話だった。
  • 水中に住んでいる生物に嗅覚と味覚の区別がないということを初めて知りました。
  • 活性水素の例では、「教授によって証明された」というだけで私も信じてしまうと思った。たとえ本当に証明されたのかどうかを確かめようとしても、難しい用語や式がでてくると、専門的な知識がない人たちは「そういうものなんだろうなあ」と納得するしかできないし、業者が信じてしまうのもしかたないと思った。特許も、自分が思っていたものとは全く違って驚いた。
  • 辛みは味覚で感じるのではなく痛さで感じるときいたことがあります。あってます?光(視覚)と音(聴覚)はTVやラジオで離れたところへ情報を飛ばせるが、味(味覚)や臭い(嗅覚)は情報を飛ばせない。それがなんとなく不思議である(ただの感想です)。
  • 活性水素と水と生物の話はおもしろかった。偽の宣伝には気を付けたいと思う。
  • あるある大事典が復活するとか聞いたことがあります。
  • 特許申請のしくみがわかりました。
  • うま味は日本人が発見したというのは知らなかった。特許の話が面白かった。
  • うま味は日本人が発見したということを知らなかった。
  • うま味を発見したのは日本人だったというのがすごいと思った。
  • 活性水素などの例のような話が面白かった。
  • 特許がそんな物だったとは知らなかったです。特許とるのには時間がかかると聞いていたのでもっとすごいものだと思ってました。
    すごい特許もあるしどうしようもない特許もある。また、大きな企業になると、1つの製品について何百件という特許を取得し、同業他社とバーター取引することで、巨額の特許料の支払いによる共倒れを防いでいる。
  • 酸素が発生するのは理科の実験で見たことがあるが、「どうやって」発生しているかわからないというのは意外だった。
  • 電気分解でどうやって発生しているかははっきりとわかっていないことに驚いた。
  • 特許制度が全くわからなかったので、今日の授業でわかりました。ただ消費者である自分にはあまり関係ないと思った。
  • 特許はいいものばかりだと思っていて、為になりました。
  • 教授にもなる人なのに間違ったものを堂々と言う人もいるのかと思った。
  • 特許というとすごいもののような気がしてきました。きちんと勉強しないといけないですね。
  • 特許については詳しく知りたいと思っていたので、説明してもらえてよかった。
  • 今回の内容はけっこう理解できた。特許の話がおもしろかったです。
  • 反応の途中で物質がどうなっているかは高校では学ばなかったので興味深かったです。
  • 前回よりも簡単でわかりやすかった。また、特許の話もおもしろかった。
  • 特許について、初めて知ることばかりだった。私は硬水より軟水がおいしく感じます。
  • 研究者は情報を公開する際に責任を持つべきだと強く思った。何が正しいのかを見極めるためにも、この授業で科学の基本を学ぶ意義があると感じた。
  • テレビも講義の内容のものを放映してくれればいいのに。
  • 今回の内容は理解しやすかったです。活性水素がどうして怪しいのかもよく分かりました。
  • あるある大事典の事は知っていたが、本まで出ているとは思わなかった。興味深いので見てみたい。
  • 前に比べて興味深い内容だった。
  • 図があるとわかりやすかったです。前回のまとめも復習にとても役立ちそうです。ありがとうございます。
  • バクテリアが、糖やアミノ酸には集まるが、酸や苦み物質からは遠ざかる反応をするなんて知らなかった。
  • 自分は理系であるのに話がわからなかった。レポートが不安…。
  • 難しかった。
  • 特になし。