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第2回
質問とコメント
- 波長とは何ですか。
→波の山と山、谷と谷の間の長さ。
- 紀元前〜18世紀前後までの化学の話を聞いて、現代の科学水準の高さを改めて理解した。純水が存在しない!ということに驚いた。Q.純粋さの定義ってどんなものですか?
→定義は、他の物質が入っていないこと。現実には、定義というよりは精度。純度何%といった表現をする。99.99……の桁数が増えるほど純度が高い。
- 湖の底は4℃くらいあるから生物が生きられるのでしょうか。
→3℃や2℃でも生きられるだろうけど、凍ってしまうと生きられなくなる。
- なぜ「マイナスイオン」という言葉がうまれたのか。今だにマイナスイオン製品があるのはなぜか。
- マイナスイオン流行の原因とは何だったのでしょうか?
→よくわからないが、科学っぽければいい、という理由で、受け入れる人が多かったからでは。テレビのバラエティ番組が根拠もないのにあるかのように放送したということも大きな原因の1つでは。
- 『ファン・デル・ワールス』というのは人の名前ですか?
→人の名前。オランダの物理学者で、1837-1923
- アルコールや他の液体に氷を入れると沈むという話で、ビールに氷を入れているのを見たことがないのでやってみたいです。Sの電子の雲って何ですか?
→ちょっと誤解している。「アルコールとアルコールの氷(つまりアルコールの固体)が共存しているときに氷(=固体)は沈んでいる」という話で、アルコールに水の氷を入れる話ではない。
電子の雲は、前回簡単に説明したように、原子核の回りに電子は拡がっているので、その広がりを指して電子雲と呼んでいる。
- 今日の講義は、水の科学史や研究史などについての話があったが、細々とした名前や知らない言葉が出てきたので、試験にも出題されたら答えられるかが心配だった。やはり試験には〜史のような人名や研究成果をを答えさせる問題もあるのでしょうか?
→レポートで評価するのでそれはない。
- 完全な結晶ができないのに、中学・高校の教科書の結晶はどうやってできているのか不思議。すりガラスをぞうきんでふくと、よく見えるという現象は、小学生の頃から疑問だったので、理由がわかってよかった。
→ミクロに見てところどころ欠陥があっても、全体としてはそれなりのサイズまで結晶成長することは可能なので、手にとってさわれるサイズのものを作ることができる。
- 水や食品にクラシック音楽を聞かせるとおいしくなると聞きましたが、実際どうなのでしょうか。うさんくさいのですが??
→精度の高い検証が行われた話はないのでうさんくさいままである。今のところは。
- コンピューターの発展は工学であり、それに頼らざるをえない科学が何か不思議に思えた。
→しかし、生化学の成果だって分析機器の進歩に負うところが大きいわけで、科学のある分野とか工学のある分野だけが突出して進歩するということは起こらなさそうだ。
- 水の組成は重量比で水素:酸素=1:6、酸素1原子は水素1原子の6倍の重さってどういうこと?
→もちろん、今の知識では、水素の原子量は1、酸素は16。
歴史的経緯を調べ直したら、当時の実験の精度をもとにダルトンは1対7と推定していたらしい(「水の伝記」)。別の資料によると、1.5対8(1803年、これは1対5に近い)、1.1対8(1810)年というのが見つかった(「化学のドレミファ」)。同種原子が分子を作るということがまだ確立していなかった時代の話で、ドルトンの原子量表は今から見ると違っているものが多い。1対6は、時とともに変わった推定値の範囲内にあるので、どこかの時点での値と思われるがソースが見当たらなかった。さらに探してみて、はっきりしなければ、来年から「1対5から1対8と推定された」といった記述に改める。
- 牛乳に光の粒があるってびっくりしました。機会があったら見てみたいです。
→光の粒じゃなくてタンパク質の粒。ほどよいサイズなので、光を散乱する結果、白く濁って見える。
- 氷水の下の温度が4℃なのはびっくりした!!
→勿論容器のサイズによって違ってくる。うんと背の高い容器で室温で実験したら、4℃の水が下に降りてくるまでに温められてしまうかもしれない。適切なサイズと実験条件があるはずだが、そんなに難しくはないはず。
- 18世紀頃まで”水が木になる”とか”水が土になる”などと考え、実験している人がいたなんて、とても不思議な感じがします。私たちは当たり前のように小さい頃から知っているから……。
→実は目で見たままじゃなかった、なんてことはよくあること。自然をただ観察しているだけではなかなか正解にはたどり着かない。蓄積が大事。
- 柳の実験はショボい実験だと思う。
→今の基準で昔の実験を評価すれば、ショボく見えるのは当たり前では。
- 教科書の内容はめったに覆らないとのことで思い出したのですが、一時期、舌の部位によって感じる味覚が分かれているとあったものが、最近では削除されたと聞きました。結局これは間違っていたのでしょうか。(関係なくて済みません)
→高校までの教科書だと、文部科学省が定める指導要領が変わるとどこまで何を載せるかが変わるので、教科書に出てこなくなったからといって間違っていたとは限らない。
- 水の分子はすばやく運動してるらしいですが、その分子を氷にせずに分子の運動を止めることはできないんですか?というよりなぜ水の中で分子は運動する必要があるんですか?
水が沸とうするときにでる気体はなんですか?純水の味は?軟水と硬水も化学的に説明できるのですか。
→問いの立て方が逆。分子がかなり自由に動き回れて、かつ、ばらばらにはならない状態が液体である。運動を止めたら固体になってしまう。
沸騰の最初は水に溶けていた気体と水蒸気が出てくる。後の方はほとんど水蒸気が出てくるはず。
純水の味は……なんとも表現しがたい。
軟水と硬水は、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの合計で分類している。
- FedyakinとDeriaguinが間違った発表をした、というのに興味を持った。どうして失敗したのか。あた、他にもそういうことをした人がいるのかどうか知りたい。
→この講義の11回目に詳しくやる予定。
- 純水が存在しない、と知って、言われてみればそうだと思った。ところで、高校の化学の資料集で、純度のものすごく高い鉄は、私たちの知る鉄とは性質が違うと書いてあった。もし、純粋に水素と酸素だけから成る水があったら、やはり、私たちが知る水とは性質が異なるか、ふと疑問に思った。
→これまで知られている範囲では特に性質が変わるという話は無いが、この先はわからない。
- 分子の構造などについてもっと知りたい。
→この講義では、たぶん、他の化学の講義に比べて出てくる物質の種類が少ない。いろんな分子について知りたければ、後期に別の講義を探してみると満足できるかも。
- 今まで、ファンデルワールス力がいまいちどんな物かわからなかったけれど、今日の講義で少しわかった気がしてよかった。
- 人間の存在にとって必要不可欠な水の研究がはるか昔から行われていたことは興味深かった。他の物質とは違い、固体が水に浮いたり、固体が液体より体積が大きいなど、身近にある水がそれほど異常な物質であったとは思いもしなかった。
- 水素、水のことについてけっこう詳しくなれました。結合のことは、細かい知識があいまいだったたので、良く理解できてよかったです。
- 純粋な水がないことは知っていたが、水素・酸素にも純粋なものが存在しないことには驚いた。定説は中々変わらないが、かつて宗教が科学に影響していた頃に親切を説いた人も、すごいかもしれないと思った。
- 牛乳をフィルターに通すとタンパク質と水溶液に分離できるということを初めて知って驚いた。
- 牛乳はもともと白いものだと思ってたけれど、タンパク質によって白く見えることを知り驚いた。光と波長もものの見え方に関係していることが分かった。これからもっと身の回りの科学に興味をもちたい。
- 牛乳が白く見えるのは、たんぱく質がたくさん入っているからだと分かって驚きました。
- 水という、身近なというか、当たり前の液体についてだったので、非常に面白かったし、勉強になりました。高校時代、一年時に科学をやったきりで数字が出てくると頭が痛くなりますが、頑張ってついていこうと思います。
- 氷が水にうくというのは当たりまえのように思っていたが、確かに他の物質ではあり得ない現象だった。地球上の生物が生き残るためのしくみだと知って、うまくいっているなと思った。
→むしろ、水がたまたまそういう性質を持っていたから生物が助かったのか。どちらが先かはよくわからないが、うまくいっていることは確か。
- 今日も、高校で習ったようなことがちょくちょくでてきました。1番驚いたのは、氷が水に浮くのは実は異常なことだということです。
- 水の密度が一番大きいのが4℃だとわかった。ぜひ、一度試してみたい。
- 水の密度が一番大きいのが4℃というのははじめてきいた。
- 前回の授業ではまだわかることもたくさんありましたが、今回は難しくて、勉強していないなーと思った。
- 液体の水分子の動きや動き方をコンピューターでシミュレーションするということにおどろいた。
- 普段、何げなく利用している水だが、とても複雑な性質があるとわかった。元素がこんなに利用されているということがわからなかったので、この表はとてもためになった。
- 水素結合やファンデルワールス力など高校のときの知識の整理ができた。
- 水はとても不思議な存在だと思いました。なんで水が氷に浮くのかも分かってよかったです。
- 氷が水に浮くのは当たり前だと思っていたけど、よく考えたら不思議なことでおもしろいと思った。
- 水は4℃で密度が最大なのを初めて知ったので親せきの子にその実験を見せて化学のおもしろさを伝えたい。
- 周期表うれしいです。カラーで。
- 周期表がカラーでうれしかったです。
- むずかしい内容だなと思った。水のことについてもっと詳しく知っていきたいです。
- 普段接している水について知らないことがたくさんあるなぁと驚いた。これからは多くのことに興味を持って積極的に調べていきたい。
- 今回の講義は前回よりも水についてふれていて、なじみやすかった。純水な水は存在しないという話には驚いた。化学苦手を解しょうしたい。
- 水に関しての研究だけでこんなに歴史があることに驚いた。身近なものが科学によって成り立っているということに改めて気づかされた。
- 昔の人々は、いろんな実験をし、次々と新しいことを発見していてすごいなと思った。あと、水の研究ってかなり昔からされてることがわかった。
- 今まで身近な存在だった水について知ることによって、水とは何か?とあらためて考えさせられた。
- 高校の化学の授業で使っていた純水が、本当に純水ではなかったことに驚きました。牛乳を浄水器に通すとタンパク質がとらえられて透明になるという話も興味深かったです。
- 純粋な水を作ることがそれほど不可能だとは思わなかったのでおどろいた。専門用語がたくさん出てきてむずかしかった。
- 水についての研究の歴史がおもしろかった。
- だんだん難しくなってきた。
- 高校でやったことを思い出した。
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